旅三昧 岐阜県恵那市編 老舗和菓子の恵那川上屋の菓子類は、実に実に旨い~!
2007年12月26日 16時47分 | 岐阜県恵那市

現在、週アスで掲載中の恵那編。
先先回も岐阜の飛騨高山だったわけだけど、その地域の文化は全く違う!なんといっても恵那の人たちはよくしゃべる喋る、、、おもしろいことに、昔から恵那に居た人は当然そうなんだけど、岐阜や名古屋などの外からやってきた人たちも、コミュニケーション能力が高いひとが多い。これが土地のパワーなんだろうか。
さて
この恵那編、老舗和菓子メーカーである「恵那川上屋」さんの手引きによって実現した。農林水産関連のイベントに出席した際に、小石川さんという方が僕をみて声をかけてくれたのだ。
「やまけんさん!やまけんさん! ダンチュウに種子島の黒糖を書いた記事、読みましたよ!じつはうちは岐阜県で栗きんとんを造っている会社なんですけど、、、なんと種子島に黒糖工場を建てて、粗糖を何割か自家生産してるんです。」
ええええええええええええ
世に菓子メーカーは多々あれども、粗糖を自前で生産しているところなんてあったのか!
もう一つのビックリは栗。
関東で「栗きんとん」といえば、正月のおせちに入ってくる、ねっとりとしたアレを連想する。しかし岐阜では栗きんとんとは、和栗を炊いて、裏ごししたものを茶巾にキュッと絞った上品なお菓子を言う。恵那はこのきんとんに使う和栗の産地として有名なのだが、その恵那栗のなかでも超特選栗部会というのがあって、ものすごいハイクオリティな栗の生産農家から厳選して原料を仕入れているというのだ。
その二つにびっくりして、いつかは恵那に行ってみたいと思うようになったのだ。それが実現した。行ってみてびっくり、最高におもしろい土地だった、、、
で、今週号に載っているとおり、これが恵那川上屋の本店だ。

うずたかくお菓子が販売されている。
和菓子だけではなく、洋菓子も含め様々なアイテムが並んでいるのだ!

ちなみに主力商品である「栗きんとん」がこれだ!

なんとも潔くシンプルに美しいたたずまいではないか。
炊いた栗を裏ごししたものに、砂糖をほんの少し加えて茶巾にしただけ。だから、原料となる栗のよさがかなりの部分を占める。それを、生産者にまかせてしまうのではなく、生産技術の普及も含めて一体になって取り組んでいるのが、恵那川上屋のすごいところだ。
で、この栗きんとんのほかに感動した菓子がある。一つはこれだ。

「天日果喜(てんぴかき)」と名付けられたこの和菓子、もう、甘いものがそんなに好きじゃない僕がいちころに参ってしまったほどに旨い!オレンジ色の皮部は、なんと干し柿をペースト状にしたものに白インゲンの餡を混ぜたものだ。これで先のきんとんを包んでいるという、手の込んだ菓子なのだ。
実は、丸のままの干し柿にきんとんを包んだ菓子は、伝統的に昔からあるのだそうだ。でもこの菓子は、干し柿が干し柿以上のおいしさになっており、かつ皮のしっとり感と香り、そして中のきんとん部に至って舌が驚く様が、実に佳い!
これ、大傑作和菓子ではないかと思う。この味のベースがやはりきんとんだと思うのだ。ここがすべての価値の源泉だろう。
そしてもう一つ、、、

洋菓子コーナーで人気ナンバー1,2を争っているのが、モンブランならぬ「栗山」だ!

みよ、この堂々たる威風。
しかしこれはモンブランではないのだ!
フォークを刺そうとしても、軟弱なモンブランのように簡単には刺さっていかない!ずしんと重い感触のマロンクリーム、、、いや、クリームっていってはいけない。

なんとこれ、栗きんとんベースのモンブランなのである。
通常はなめらかに柔らかな食感にするために、クリーム含有量の方が多くなるはずだが、この「栗山」は、その真逆。しっかりと厳選された恵那栗の良さを引き出すため、栗含有量がやたらと高いモンブランに仕立て上げているのである!
実はこの朝、きんとんに天日果喜、そしてこの栗山ともう一種のモンブランを食べたのだけど、腹一杯。だって、徹頭徹尾・栗なんだもん!ヨーロッパでは栗をひいた粉をパンにしたという話をどこかで聴いたことがあるが、なるほど栗とは穀物だなと得心したのであった。
この傑作洋菓子を作り上げたのが、恵那川上屋が誇る職人、安藤さんである。

和菓子部門で商品開発をしてにらみを利かしているのはこちら、桑島さんだ。

いやー 超・絶品ですよ!
甘いものそんなに食べない俺なのに、、、
ちなみに同社のWebからは、栗山は冷凍品になるが、天日果喜や栗きんとんは普通に全国オーダー可能だ。
■恵那川上屋
http://www.mitsukaru.net/enakawakamiya/home/
僕もさっそく甘党の友人に送ったら、「すげー あんなの初めて食べたよ、旨い!」と絶賛だったゾ。
そんなわけで恵那の旅が始まったのでありました。





