秋葉原・Hong Kong・神保町

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 カレー激戦区といわれる神保町でカレーといえば、共栄堂のスマトラカレーが元祖だろう。『辛ミシュラン 東京うまい店・からい店』(辛ミシュラン編集委員会著、アスペクト刊)という本で、二代目の石原芳雄さんの奥さん淑子さんにお話を伺ったことがあった。そのときから、なんとなく気づいていたのは、

「共栄堂は日本のエスニック系カレーの草分けではないか?」

ということだった。共栄堂といえば、私が知ったのは1970年代の終わり頃だが、当時は一階にあって「元祖スマトラカレー」という看板も目立っていたが、いまよりも辛かったと思う。店内には大学野球のペナントが貼られ、いかにも学生街のカレー店という雰囲気があった(島岡監督で有名な明大野球部の方々が来ていたのですね・・・たしか)。

 ところが、創業が大正13年となると、日本でも最初期にエスニック系のカレーを出したお店の1つの可能性があると思う。明治時代に入ってきたカレーは、英国を経由してきた欧風のカレーが中心だった。昭和2年に中村屋が、初めて「純インド式カリーライス」を出したとされているからだ。

 南方系のカレーも、夏目漱石が、ヨーロッパへの行き来の途中にコロンボでスリランカのカレーを食したなどの記録もある。ロンドンでは漱石はインド料理を食べたといわれてもいる。しかし、S&Bの創業者である山崎峯次郎氏も、カレーの材料がインド産であることを知って籐の家具を輸入する人物から香辛料を手に入れるが、めざすのはあくまで英国式のカレー粉だった。

 共栄堂の歴史は、お店の案内に詳しく書かれている(同店ホームページにもある)。以下、引用させていただく。

 明治の末、行き詰まった日本から脱出して南方雄飛を志した長野県伊那の伊藤友治郎は、広く東南アジアに遊び知見を広めて、南洋年鑑を著わす等、南方の風俗 を紹介、通商貿易に大いに貢献しました。彼の地の風物を愛した氏は、大正の末、京橋南槇町今の東京駅近くに 「カフェ南国」という、当時としては斬新なカレー、コーヒーの店を開きましたが、関東大震災のため瓦解しました。氏よりスマトラ島のカレーの作り方を教わり、私共の口に 合う様アレンジしたものが、共栄堂のカレーでございます。

 メニューには、スマトラカレーを伝えた伊藤雄二郎画になる大正初年のスマトラ島風景。同店には、氏による風景画など由来の品が何点かあるという。関東大震災が大正12年なので、創業者の石原真治は、伊藤の意志を引き継ぐように共栄堂をオープンしたわけだ。この時代、台湾バナナに代表されるフルーツは南方から来ていたかもしれない。しかし、エスニック系料理店としては、神田神保町の共栄堂が早いのではないか(このあたり詳しい方がいらっしゃればお知らせあれ)。

 ところで、1つだけ共栄堂さんにお願いがある。15年ほど前に取材させていただいたときにも、開店当初はいまよりずっと辛かったと言われた。当時ほどではないかもしれないが、1970年代の後半もいまより辛かった。ということで、図々しいお願いかもしれないが、共栄堂のカレーを辛くしてほしいのである。

 「東京カレーニュース」というFacebookページを作って、お勧めのカレーのアンケートなんかをやっているのだが、共栄堂は、あまたある東京のカレーの中で堂々の5位に入っている。ランキングを見ると歴史があり、人々を引きつけるその店固有の味とインパクトを持つお店が上位を占めている。共栄堂にもほかのどの店にも似ていない味がある。

 共栄堂がスマトラカレーを出しはじめた頃の神保町のことを想像するのも楽しい。誰かの本で、昔、チンピラにからまれた学生が三省堂書店に逃げ込んだら、あまりのアカデミックな雰囲気にチンピラが気圧されて退散したという話を読んだことがある。本の中身に刺激を受けて、辛いカレーでまた刺激されて、というのが神田神保町ならではなのである。

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※共栄堂のもう1つの人気メニューの焼きリンゴ(10月~4月の季節限定)。

共栄堂
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東京カレーニュース
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 よく「神保町はカレー激戦区」と言われる。私も、神保町を中心にして、西へは飯田橋、麹町、東へは秋葉原、御徒町あたりまでが生活圏なので、このあたりのカレー店でよく食べることになる。そこで、ちょっとだけ気になっていたのが「本当に神保町はカレー激戦区なのか?」ということだ。今回、「東京カレーニュース」というFacebookページを始めたのを機会に、東京カレー地図というものを作ってみた(クリックすると大きくなる)。



 実は、何年か前にもこれを検証しようとして「タウンページ」のサイトで調べたりしていた。いまやってみても、東京都だけで「カレーハウス」が807件、「インド料理店」が594件も出てくる。そこで、東京都のカレー店のデータをここからすべてダウンロード、専用のソフトを書いてデータを変換、Google Fusion Tableでマッピングという作戦を考えた(マニアックな話ですいません)。

 ところが、それをやりかけて気が付いたのが、「スリランカ料理店」というのが、全国で23件あると出るのだが、東京都では1件も出てこない。タウンページは申告制なので、現地度の高いお店ほど登録されていない可能性があるとも考えられる。それなら、グーグルマップで「カレー」と検索して出てきたマッピングもあまり変わらないかもしれない。ということで、テレビを見ながらポチポチ検索、画像ソフトで繋いでみたのが冒頭の画像というわけだ。

 これを見ると当然のことながら新宿や渋谷など乗降客の多い駅周辺は、「カレー」に関連するスポット(ほとんどが料理店と考えられる)が多いのは一目瞭然。しかし、スポットが重なり合うほど密集している地域を1つずつ見ていくと、かならずしも乗降客数とは比例しないように見える。たとえば、中央線の中野、高円寺、阿佐ヶ谷、荻窪、西荻窪、吉祥寺に「カレー」スポットが多い。興味深いのは、店の位置にそぞれの町の構造があわられていたりする。

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 かつて「三寺革命」といわれた、高円寺、吉祥寺、国分寺の中央線沿線の若者カルチャー健在といってもよいだろう。「JR中央線カレー途中下車の旅」という企画とかどうですかね? ほかに密集が確認できるのが、小田急線と井の頭線がクロスするやはり下北沢、高田馬場をあげることができるでしょう。この密集度を駅の乗降客数で割ったら、その町の「若者度」というのが求められそうである(若者度=年齢だけでなく70~80年代を引きずっている人が街にいついているかも含む)。

 ちなみに、私は横浜方面は不案内で、山下町(中華街)にピンポイントで出かけるお店がいくつかある程度なのだが、この地図を見ると、横浜駅周辺よりも関内を中心にカレースポットの集中が見られる。横濱カレーミュージアムは、こうしたマーケティング調査の結果作られたのだろうか? で、問題の神保町だが、以下の地図の黄色い楕円は東京メトロと都営地下鉄の神保町駅を中心に描いたものだ。こうやってみると、この地域が、新宿や渋谷、池袋あたりに匹敵するくらいのカレーパワーを持っていることが分かる。

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 やはり、神保町はカレー激戦区なのではないでしょうか?


東京カレーニュース

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 大阪の「日本橋商店会」というのをご存じだろうか? あの電気の街で知られる「日本橋でんでんタウン」の大型の電気店やらパソコンショップやらが並ぶ堺筋そのものをさしているのではない。その西側の一角、グーグルマップで確認してみると100×120メートルのエリアに、小さなお店が密集している。

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 表通りの明るさや一本入ったあたりに拡大を続ける萌えを中心としたアキバ系(?)の店とも違う雰囲気を漂わせていてホッとさせられる。どこか懐かしさがあって、私は、大阪に来ると時間さえあればココに寄るようにしている。

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 日本橋という場所がら電気製品や工具を扱うお店が多いのだが、なぜか着物や骨董などのお店もまじっている。「日本橋商店会…ねぇ、なんで、こんなに安いの? それはね、昔からリサイクル品やメーカー処分品などの金融商品を取り扱っているお店が多いからだよ。珍しい物もいっぱいあるね? そう、いろんなお店がたくさん並んでいるから、掘り出しものもいっぱいあるよ!」(日本橋商店会看板より)。

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 どこか懐かしい感じがするのは骨董屋もまじっているからだろうが、こんなものがひょこんとお店の奥にあったりする(写真下)。

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 このミゼットで洗濯機なんかを売りまくっていたのだろう。そういえば、昔、部下に大阪の電気屋の息子がいて注文がくると日本橋まで軽トラで買いに行って売っていたと言っていた。このあたりで格安品を仕入れていたのかもしれない(マルナカ商店)。

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 日本橋商店会を北側から入る通りの1つ。右が工具屋、左にインスターントラーメン専門店がある。写真では見えないが左手前は、ちょっとオシャレな画廊になっていた。これって、このエリアの新しいムーブメントになると楽しいのだが。いまの日本橋にあって萌え色ゼロなのでアートの人たちの生息する地になりうると思うのだ。

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 いま急速に市場から姿を消しつつあるVHSデッキなんかは、ここらで買うのがよいのではないでしょうか? つい先日までVHS+DVDの複合機が1万円くらいであったのに、いまやVHSデッキはネットで探しても数万円の高級機しか売っていませんからね。

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 テレビの修理店がいくつもあって、店内いっぱいにうずたかくブラウン管テレビを積み上げていたりしたのですが、さすがにそんな風景は見かけませんでした。それでも、テレビ修理店は健在(?)。地デジへの移行は、ここ日本橋商店会のエリアだけはまだ実施されていないかのような雰囲気です。

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 真空管や古いラジオをぎっしり集めたお店の名前は「スーパービデオ」(?)。真空管オーディオマニアというのもあるんでしょうけど、何か古いものに対するアプローチが、関東とは違うものがあると思います。

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 いちばん有名なのは、「五階百貨店」という雑居ビル(?)で、この商店会を知ったのも関西の取引先から教えてもらったのが最初だった。「五階」といってもご覧のような建物で、すでに語り尽くされているかもしれないが、「五階」というのは地名。明治21年に作られた、本当に5階建ての「眺望閣」というものに由来するらしい(詳しくはWikipediaなどご覧あれ)。

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 ちなみに日本橋商店会の南側には「日本橋五階百貨店」という名前の建物もある。こちらも百貨店といっても、大きなビルではなく手前のトタン張りの建物。これの味わいは、前述の五階百貨店の比ではない。

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 この中だけで数軒のお店(主として電気店)が営まれており、半畳ほどの領域で、店主が1日中座っている。とても静かでゆるやかな悠久の時間とでもいうべきものが流れている。これだけのスペースもなくトンネルのような領域に、ほとんど横になっている店主もいたが、「撮影させてください」という勇気がなかった。私は、とてもこの哲学を理解するところまで来ていないからだ。

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 日本橋商店会の南西側のあたりは、定休日の木曜でもないのにシャッターが降りていて、ちょっと心配な感じでありました。テナント募集中と書いてあるところもあり。リタイヤした電脳マニアの方は、ここでお店を開いちゃうのはちょっと楽しくないですかね?

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 ところで、このエリアで比較的大きな店舗をかまえているのがナカイデンキ。一見、ただの電気店に見えるのですが、やられてしまいました。数年前、私は松下のES367というシェーバーを使っていたのですが、その充電器を引っ越しかなにかのときになくしてしまったのですね。だいぶ古い機種なので補修部品の保有期間(6年)も過ぎてしまって困っていました。ところが、当時、このお店に来たら普通のお店の店頭ではとっくに姿を消している商品が堂々とショウウィンドウに飾って売っているではありませんか。そこで、ES3001という同じ充電器が使える製品を買ったのがはや4~5年前。

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 実は、その後、このES3001で使っていた充電器も大掃除なんかのときに、なんと再び無くしてしまったのでした(その後は会社で置きっぱの髭剃りだけですませていた)。ところが、今回、再びナカイデンキに出かけると、なんと前回買ったときと同じ感じで同じシェーバーが、いまも店頭のかなりよい位置に展示販売されているではないですか!! つまり、このショウウィンドウのこの部分、4~5年間も時間が止まっていたことになります。10年以上前のモデルが新機種であるかのように売られている不思議。実は、つい先日1年以上もヤフーオークションでアラート設定していて、この充電器、手に入ったのですがここは1台買い物求めてしまったしだい。

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 ちなみに、「いい買い物をしたぁ~」という気分で、お店を出て横のほうにあるショウウィンドウをのぞいたら、なんと2009年3月に放送サービスを終了したモバイル放送の「モバHO!」の端末が、これまた堂々と売られていました。これ買っても、何も見れないはずなのですが……。地デジは終了したのにアナログテレビの修理屋さんはやっているは、10年以上前のシェーバーがここでは新品扱い、モバHO!はあるは、私はタイムスリップしていたのかもしれないと本気で思いそうになりました。

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 今年の「中秋節」(日本の十五夜)は、明日(2011年9月12日)だそうですね。そんな中、待ってましたという感じで登場していたのが、アングリー・バードの「中秋節」(Moon cake Festival)のためのスペシャル・シーズン版です(すでにご存知の方もおられるかとは思いますが)。アジア圏での人気が半端ではないですからね「憤怒的小鳥」(アングリー・バード)。

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 さすがアングリー・バード、ぬいぐるみで稼ぐことも重要なビジネスモデルということもあって、このお月見さんバージョンのグラフィックがなんともいい感じで練れている。グラフィックの中国風の茶器や提灯など……本当に細かい。サウンドもいかにも中国な感じながらどことなくモダンな要素も入って、面クリのときの音がなんともうれしい。これが、例によってAndroid版は無料、iPhone版は有料なのでありますが。

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 上のような画面なのだが、ソーシャルゲームのおかげで、ゲームが友だちとの冗談関係の道具になり下がろうとしていたところに、彗星のように現れただけのことはあります。アングリー・バードは、ときどきこうした「シーズン・エディション」を出すというあたりも本当に旨いですね。これが、ラスボスが巨大月餅ということだったりすると、もう中国の人たちは絶対に最後までプレイしてしまうなんてことになりかねないですからね。学ぶところの多いソフトウェアです。

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 本日、2011年9月9日(金)に台湾Ustreamやるんですが、ちょっと準備をしようかなと思ったら、『本の雑誌』(2006年4月号)で、青木さんの本を紹介した原稿が出てきた。

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台湾で日本人女子の書いた本がベストセラーになっている

遠藤諭

 「ずっとばかで、良かった。と思ってる今日この頃」という便りが届いたのは、昨年の一二月下旬のことだった。
 その一週間くらい前、『奇怪ね/一個日本女生眼中的台湾』(布克文化刊)という本を台湾で出した青木由香さんからのメールである。彼女の本を紹介した台湾の新聞記事が添付されていて、誠品書店という台湾中に四○店もある書店で売上げ一位になったとある。毎日のように新聞、雑誌やラジオ、テレビの取材が入っていて、ウンコをする暇もないとも書いてある。
 海外で日本人の書き下ろした本が売れることはめずらしいと思う。
 台湾の本屋さんに行けば、日本の作家の翻訳本がたくさん並んでいる。いま推理小説の人気があって、東野圭吾や土屋隆夫など日本の作家が目立っている。夢枕獏の『陰陽師』が一○万部以上売れているかと思えば、幾米(ジミー)を生んだ国だけあって、『こげぱん』(たかはしみき)や『150cmライフ』(たかぎなおこ)など、ハートフルな本も人気がある。しかし、台湾に住んでいる日本人の書いた本が、これだけ売れたことはないらしい。ちなみに、『奇怪ね』が、いきなりベストワンになった誠品書店は、この一月、地上六階・地下二階の「信義旗艦店」をオープンして、アジアの活字マニアのニュースになっている。その誠品書店が、ちょっと変わった日本人の書き下ろし本を面白がって、プッシュしてくれているようにも見える。
 年が明けて一月初旬、ふたたび青木さんからのメールが届く。「今週は、三位。ネット書店で四位。鼻くその本が出て来たら負けた」とある。鼻くその本? このメールと前後して、『奇怪ね』が、私の手元に届いた。
 パラリとめくると、「朝晩の公園や運動場が大好きだ」とある。

 場所はいくらでもあるのに、わざわざ公衆便所の前に場所をかまえ、至近距離でバトミントンをする老人二人。
 毎晩決まった時間に、スーツ姿で皮の鞄を持ち、後ろ歩きで学校のグランドに登場し、後ろ歩きのままトラックに入り、後ろ歩きでトラックをグルグル回り、後ろ歩きで退場していくサラリーマン。
 気功でもヨガでも太極拳でもない、不思議なクニャクニャの動きをするクラゲ体操(仮名)をする軍団。
 公園で、道路に向かってずっと気を送ってる集団。
 買い物袋片手にミュール姿でグランドをグルグル歩く明らかにショッピング帰りのギャル。
 チュウをしながらグランドをグルグル歩くカップル。
 痴話げんかをしながらグランドをグルグル歩くカップル。
 夜中なのに走る三、四歳の子供。
……(以下略)

 私が、いちばん気に入ったのは、ゴミ収集車が音楽を鳴らしながらやってくるという話である。
 その音楽にあわて、家々からゴミの袋を持った人たちが、ぞろぞろと出てくる。ドカンと戦車のようにデカイ(ただし黄色い)ゴミ収集車と、ゴミ袋をぶら下げて出てきた人たちの写真がちりばめられている。それぞれの普段着で、それぞれの見えない吹き出し(だってかなり面倒なはずである)または、ゾンビ状態で、大小のゴミ収集袋をぶら下げている。これには、

ゴミの音楽を聴くと「みんな踊ればいいのに」と私は思う。

などと書いてある。この際、ゴミ収集音楽ダンスコンテストとかやったら? というのだ(たぶんあり得ないと思うが)。
 「大同電鍋」という電気炊飯器の話は、台湾の面目躍如(?)と言うべきなのだろうか? 日本の昔の電気釜みたいなデザインで、なぜか赤バージョンと緑バージョンがある(著者は赤バージョンが好きだとか)。この大同電鍋の使用説明があまりにいいかげんなので、心配になる。まずは炊飯ということで、台湾人に水の量を質問するが、口を揃えて「テキトー」と答えるだけ。ところが、たしかに出来上がりには大差なかった。それからは、テキトーに使うことを覚えたそうだ。面倒くさい大豆も柔らかく煮え、ポトフも焦げずにできる、

「ビバ・テキトー台湾! 大同電鍋!」

とか。
 一月下旬、またまた青木さんからのメールが届く。『奇怪ね』をネタに、テレビの一時間番組をやって、本人も出演したとある。つまり、台湾の世論をちょっぴり騒がせている。「台湾をバカにしている」という意見もあるが、「外国しか見ない若者を台湾に振り向かせた」など、好意的な反応のほうが断然多い。別のテレビ番組には、私に青木さんを紹介してくれたLさんも一緒に出演したと書いてある。
 Lさんは、私が、仕事で台湾に行くと通訳をお願いする人で、ナイジェリアにも工場があるトイレットペーパー会社の社長の娘。通訳の仕事もどこまで本気なのか、N製粉の会長さんや日本を代表する作曲家のH氏が台湾に来るとアテンドする。そんなLさんに、二年くらい前、“ヘンタイ同士で気が合うのでは?”(たぶん)と語学留学生の青木さんを紹介されたのだ。そのLさんが、テレビ局に付き添って行ったら、一緒にトーク番組に出ることになった。話が、トイレットペーパーにおよんだら、めちゃくちゃ詳しい話をしてくれて楽しかったそうだ。
 さて、私は知らなかったのだが、こんな台湾が好きで、台湾留学する日本人は、結構、たくさんいるらしい。台湾観光協会やJAAがいうように、台湾は、食べ物は旨いしめちゃ楽しいところである。まだまだ、まるで魅力が伝わっていないとも言える。しかし、そのちょっと先にある誰もが知っていて、台湾人自身もあまり語らない“魅力の核心”に触れたところに、この本のヒミツがあると思う。サイコーの台湾ラブコール本なのではないか。そして、著者は、こうも書いている。「日本人たちよ。もしも人生つらいなら、台湾へおいでなさい。私たちに笑顔をもたらす素敵な島、台湾へ」と。


{欄外?}
(注:鼻くその本=『Nosepicking for Pleasure』“鼻ほじの快楽”Roland Flicket著、Time Warner Books UKの翻訳)


{写真/表紙}
『奇怪ね』(奇怪=中国語で「おかしい」とか「変わった」の意味らしい)。「ろへー」は、台湾独自の発音記号(ボポモフォ)で「ね」。アジア一帯で定着した平仮名「の」に続いて、台湾では「ね」が使われている。


{写真/108ページ}
尿、血、尿、血……と書かれたイラストは、病院の待合室のど真ん中に、尿検査と採血された血液が一緒に並べられているという話。ちなみに、著者は、付き添いの知人(一般人)に「チュゥーッ」と採血されることに。


{写真/136~137ページ}
これが「大同電鍋」。イラスト、写真、装丁とも著者。本文は、中国語と日本語で書かれている。

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 本文の{写真}とかは入校テキストのまま。
 写真のところにある~ページというのは本のこのページを図版として使用の意味。

2011年9月9日(金) 夜22時~
9月9日午後10時、緊急生放送!ASCII.jp×Ustream 台湾スペシャル
業界人なら絶対知っておくべき、ここでしか聞けない話
http://ascii.jp/elem/000/000/632/632544/

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 日本からとても近くて、食べ物がおいしくて、デジタル系の人たちにもたまらなくて、街の雰囲気も住んでいる人たちもいい感じなのが台湾ですね。でもこれは結局、実際に行ってみないとその魅力は分からない。ということで、その練習問題として、台湾に関して青木由香さんとUstreamをやっちゃいます。

Q1.なぜ台湾なのか?
Q2.台湾の人たち(若人から老人まで)と友だちになるには?
Q3.「奇怪ね」な理由
Q4.いまおオススメの絶対「旨い」スポット
Q5.仕事として会社の金で台湾に行く方法
Q6.いままで書いてなかった秘密の話
Q7.台湾はなにがすばらしいのか?

 彼女は、私が台湾に出かけたときにいろいろお世話になったり、弊社の媒体でも書いてくれたりしてきたんだけど、いまじゃ台湾の有名人。台湾で書いた本が人気で、日本でも台湾について本やラジオで活躍している。そして、2005年に台湾人の生態をクールな目で語り物議をかもしながらも超人気となった本『奇怪ね』が、ついに日本版として登場したのだった。そんな彼女に聞くサイコーの台湾攻略法。


2011年9月9日(金) 夜22時~
9月9日午後10時、緊急生放送!ASCII.jp×Ustream 台湾スペシャル
業界人なら絶対知っておくべき、ここでしか聞けない話
http://ascii.jp/elem/000/000/632/632544/


台湾一人観光局
http://www.aokiyuka.com/
『奇怪ね 台湾』
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4809676471?ie=UTF8&tag=ascii-trend-22
在台湾旅遊的一百個理由
http://blogmag.ascii.jp/tokyocurrydiary/2010/08/post_173.html
「萌え」を最も吸収している台湾
http://research.ascii.jp/elem/000/000/010/10572/
@hortense667 http://twitter.com/#!/hortense667

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 実は、香港のマクドナルドに貼られていたビジュアルでした。

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 マクドナルドとか米国流のファストフードってどこか大国的人民マニュアル主義みたいなところがありますよねとういことで妙にシックリ。よく見るとジグソーになっていたり、どんなメッセージの広告なのでしょう? それにしても、笑顔がいい。

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 7月下旬から8月の頭まで香港に出かけたという話を前々回書きました。街に出かけてすぐに気が付いたのがiPhoneのiPadの人気が高いこと。写真は、トラムの駅(バス停留所みたいな感じなんですが)の上の「iPad2」の看板が、2階席から見えたことろ。

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 2階席の客向けには駅の表示もこんな形で出ています。いい感じだなぁ。

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 香港のiPhone事情を見ようということで、香港の渋谷ともいわれる旺角(モンコック)までやってきました。写真は、携帯ショップがたくさん入った「先達広場」というビル。世界中のケータイが堪能できるといっても大げさではない楽しいビルなのですが……。

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 ビルの中はこな感じで、アジアの雑居ビルらしく小さなお店がたくさん入っています。やはり、iPhone、iPad関連、そのケースなんかがたくさんありました。

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 ちょっと気に入ったのは、こんなカメラっぽく見せるiPhone4ケースたち。個人的には、Instagramのアイコンにもなっていてボクも何台か持っているポラロイド「One Step」の奴(このあたり日本に入ってきていますかね?)。

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 これはデザイン的には問題なんだけど、なにしろこれで育った人たちがいまスマートフォン買ってるということですね。ゲームボーイ型は、他にもネット系のメディアで紹介されていますが、これの場合はカラバリが凄い。オリジナルのほか、赤、青、黄、緑、黒、パープル、ピンク、茶、オレンジと10色!

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 旺角といえば、ラオックスを買収した中国の大手家電量販の「蘇寧」のお店がありました。歩いていると「あ、ここにも」というのが何回もという感じで中型店舗をこのあたりだけで複数展開しているようです。すでに中国から進出済みの「国美電器」、香港に昔からある「豊澤電器」、「BROADWAY」が、日本の3カメな感じでしょうか?



 ところで、夜の香港といえば繁華街に夕方から深夜にかけて立つ夜市ですよね。女人街とか廟街とか有名ですが、おかしな日本語のTシャツが昔からの名物というようなところ。こんな感じのところです。で、今回、香港で物色しようかなと思って先達広場や電脳ビルなんかで見つけられなかったものが、なんとここにありました!!

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 おもちゃやら、骨董やら、LED懐中電灯やら、衣類やカバンなんかにまじって、ご覧のように「中華Pad」が、夜市の屋台で売られている! いまどきの香港の人たちは中華Padなんか相手にしないんですね。買うのは、何かの間違いで勢いで買ってしまう観光客ということでしょうか?(それはお前のことだと突っ込まれそうですがw)。

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 これは屋台なのにガラスケースで展示しているお店(やはり屋台の中ではケータイはハイテク機器なんですね)。こんな車型などのヘンタイケータイも、あるはずの先達広場では見なかったのですが、ここには生きておりました! iPhoneを中心にすごい勢いで広がっているスマートフォン攻勢にあって絶滅寸前種といえるかもしれません。

※お気づきのことなどあればコチラ……。
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 「香港動漫電玩節」(Ani-com=ACGHK 2011)に出かけてきました。「動漫」というのは「アニメ」のこと(ここではアニメやマンガですかね)で、「電玩」というのは「コンピュータゲーム」のことなのですね。私は、2003年から何度か来てるんだけど、どんどんエスカレートしてきていて、13回を数える今年は、5日間で65万人以上を動員したそうな。会場は、1997年の返還式典も行われた香港会議展覧中心ということで、左に曲がればつくというところで目撃したのがコレ。

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 たぶん動漫節とは関係ないと思うんだけど、西九龍中心というショッピングセンターにあるというAKB48のオフィシャルショップのラッピングバスでした(2階建てバスにバシッと決まってますよね。これがAKB48の子たちが移動するバスとかいうんじゃなくてただの路線バスというのがいいでしょう)。シャンシュイポという香港系電脳マニアで知らない人は「モグリ」といわれるところがあるのですが、そこから近いところに西九龍中心はあります。

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 香港ではバスの模型が人気ジャンルで「80M」という有名店もあるんだけど、さすがにこのバスはないか? ところで、香港でショッピングセンターといえば、こんな話があるのを思い出した。『本の雑誌』(2005年4月号)に書いたんだけど、香港にはスポーツ新聞みたいな新聞しかないという話の最後の部分で紹介しているエピソード。その部分を引用しておこう。

 ある人物のところに一通のメールが舞い込んだそうだ。それは、「香港でちょっとした仕事をしてくれないか?」というオファーだった。彼は、ホームページ上で自分の“太さ”をネタにしていたらしい。20万円のギャラを目あてに香港まで行くと、大きなショッピングセンターのオープニングイベントで「日本から相撲取りが来た!」という催しだった。フンドシ姿でシコを踏んだり、地元のチビっ子と相撲を取ったりのパフォーマンスが終わると、新聞記者たちがやってきて「あなたは相撲取りなのになぜチョンマゲを結ってないのか?」と鋭い質問をしてくる(さすが新聞記者)。すると、隣に座っていた関係者が「彼は、日本で唯ひとりサラリーマンでありながら相撲取りでもある。だからチョンマゲを結わないことが許されている」と真顔でサラリと言ってのけたのだそうだ。これはそのまま某有名新聞のトップ記事として掲載されたという噂である。

 ちょっと話戻ると、香港はトラムもバスもラッピングが実に決まっているんですよね。これは、何の映画の広告か分かりますかね? よくみると、窓まで塗ってありますが大丈夫ですかね?

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 話がヨコ道にそれでしまいました。香港動漫電玩節で、おさえてきたスナップをいくつか紹介したいと思います。

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 入り口すぐのところに控えているのは、毎回なのですがマイクロソフトと香港でいちばん売れてるマンガ誌『Co-Co』を出している正文社出版です。マイクロソフトは、もちろんXbox360でキネクトをデモ中。

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 このイベントの名物、ガンプラのコンテンストのノミネート作品がずらりと展示されています。たしか、『電撃HOBBY』の編集部も表彰式のために来ているはずなのですが……。

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 日本の会社もバンダイなどオモチャ系から角川など出版社系、ワコムの展示も常連化しています。変わったところでは「豆しば」の展示ブース。今年、香港進出をはたしたヤマト運輸もコミケみたいに「買ったもの送ります」とブースを出していました。

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 仮面ライダーと右は中国のTwitterといわれるweibo.comのブース(3~4年前からマンガ系の出版社を中心に中国企業の出展が目立ってきています)。


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 イベントは、企業ブースでも買い物ができますが、この「女僕書房」はメイドさんが店員をしている本の販売コーナー。

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 なかなかいい感じでしょう。

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 世界の三大モデルメーカー「ドラゴンモデルズ」の関連企業UMLのブースでは、香港のリカちゃん(?)こと「mimo」が、絶好調な感じです。実在する高校の制服を着たモデルから、町の屋台の看板娘、日系の某有名レストランチェーンの店員まで再現度のほどよく高い膨大なファッションのコレクションが用意されているので、ご興味のある方はご覧あれ。

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 今回いちばん気になった展示。台湾のオンラインゲーム企業Gamaniaがマンガの配信事業を準備中。アジアの主要国とスペインの6カ国向けとのことでした。

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 やはり香港フィギュアの展示もありました。

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 香港独立系作家のブースといっても三聯書店などから出ている単行本です。若者向けの情報誌が結構こういうアートっぽいマンガを載せてますよね。手前の『PANDAMAN』は私の好きな作品。

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 いい感じではないですかね。

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 撮影中。ちょっとやる気ない?

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 いいでしょう。

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 楽しそう。

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 なかなか決まってます。

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 なぜかスポンジタワシを販売中。

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 物々しそう。

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会場の外は折からの台風ですがこんな風景。


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 美人時計香港もデモ中でした。モデルさんとツーショット!!

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 神保町からほど近い米沢嘉博記念図書館で、「吾妻ひでおマニアックス」という特別展示が行われています。とういことで、ちょっと前ですけど昼ごはんにパンチマハルに出かけた帰りに寄ってきました。記念図書館の1階奥を使った比較的コンパクトな展示ですが、有名なウロン文学選集の『へろ』や『ふるむまかおめら』、実験的な作品の展示があり見ごたえ十分です。

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 コミケ代表を長くつとめた故米沢嘉博氏ですが、その記念図書館の最初の企画展が「吾妻ひでお」をテーマとするのには意味があります。この2人には親交があり伝説となっている『吾妻ひでおに花束を!』(1979年)の編集人の阿島俊こそ、米沢嘉博氏なのです。

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 『吾妻ひでおCD-ROM WORLD』は、月刊アスキーの編集長をしていた時代に友人のM氏らが企画を持ち込んで作ったCD-ROMタイトル。この日は流れていませんでしたが、ビデオでその内容が紹介されることになっています。当時、ある取材でお会いした坂本龍一氏にこのCD-ROMを差し上げて喜ばれた記憶があります。

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 1982年のある日、私は、東中野のアパートで夜中に1人で『東京おとなクラブ』という雑誌を創刊しました。この本自体が、吾妻ひでお先生にマンガを描いてもらうことが刊行目的の1つだったのですね。ということで、その下に展示されている4枚の原稿は、創刊号に描いていただいた「陽はまた昇る」。大泉学園の仕事場に出かけてこの輪唱マンガを受け取ったときは驚きました。

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 受付には「のた魚」のぬいぐるみ。正しい色は右の薄汚れた黄色のはずです。「吾妻ひでおマニアックス」は、5月29日までにかけて展示内容を4回に分けて切り替えていくそうで、現在展示されているのは「吾妻ひでおのシュールな世界」と題したもの。ということで、「のた魚」の出てくる「るなてっく」の原画も展示されています。昭和のマンガ史上、最も記憶に残る1ページといってもよいと思います。

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 見ているうちに、赤田裕一氏と遭遇。吾妻作品や80年マンガシーンの話をいろいろとしたりして、私にはオマケ付きで楽しめたのでした。ちなみに、米沢嘉博記念図書館では、「吾妻ひでおマニアックス」と半分重なるスケジュールで「吾妻ひでお美少女実験室」という企画展示も開催予定とのこと。いまのマンガシーンに、ある角度では最も大きなインパクトを与えた作家の作品はいまでも刺激に満ちています。

吾妻ひでお展
http://www.meiji.ac.jp/manga/yonezawa_lib/exh-azuma.html

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http://twitter/hortense667

2010年4月20日(火)~24日(土)まで、神保町のダイバー(探求者)で開かれる「ふるぽん秘境めぐり」に出店。不忍池の1箱古書市みたいな感じで、ダンボールを持ち込んで、おままごと的古本屋さん気分になれるというもの。古本のレンタルショウケースといってよいかもしれません。で、「東京おとなブックス」という屋号でやることにしました。先週、今週と自分の持っている本をひっくり返して、ようやく数十冊の商品(!)を選びだした。以下、リストの一部です。

■80's ものサブカルチャー天国

▼『プレイガイドジャーナル』1979~1982年頃のもの27冊
 ご存じ大阪の情報誌。コラムや特集が充実してました(状態:中から下=ごく一部切り抜きあり)
▼『PERLICAN CLUB』1984年頃のもの5冊
 ご存じ京都の情報誌。ひさうちみちおさんとかも登場する。80年代的サブカル色たっぷりの本を不連続5冊(状態:中)。
▼『COMIX BOX』1982年9月号
 特集「長井勝一『ガロ』編集長」。
▼『漫画の手帳』1982年 7号
 森康二、福山慶子、高橋葉介などの名前が表紙に。値付けが本当に難しい。誰か教えてください。
など……。

■サイエンスもニューサイエンスも

▼『科学者と数学者が頭をかかえる8つの難問』私が大好きなA・K・デュードニー本をあえて売ってみる。
▼『数術師伝説』木村俊一著
▼『宇宙の定数』ジョン・D・バロウ著
▼『世界を欺いた科学10大理論』千代島雅著
▼『超常科学謎学事典』小学館
▼『ユリイカ』臨時増刊 特集「オカルティズム」
▼『奇景の図像学』中野美代子著

■レアもの系
▼『INVENTION』Rube Goldberg著。私の大好きなゴールドバーグの1冊。これは絶対お買い得になるはず。
▼『03』1991年6月号。麻原彰晃×荒俣宏対談など収録。
▼『The Google Book』V.C.Vickers著。検索エンジンのグーグルではありません。著者は、爆撃機なんか作ってたビッカース社ゆかりのビッカース氏。

 そのほかにも家に余っている自分で作った本、書いた本とかも持ってくるかもしれません。しかし、こうやって売る本を一応セレクトしてみると、いろいろと葛藤がありました。そのことは、この際『大人のおとなブックス』という新聞でも作って書くことにするか?  そんな余裕あんのか? 確立50% 名前の由来は、『彷書通信』(2009年12月号)に書いた私のコラム参照のこと。

 春節(中国のお正月)がそろそろということで、中国からたくさん日本に買い物客が来そうです。ところで、ちょっと楽しいのがこの季節の香港のラジオ放送。正直、何を言っているのかほとんど分からんのですが、喋りも音楽もめちゃ楽しい雰囲気いっぱいになります。で、どうやって香港のラジオ放送を聴くのかというと、もちろんネットです。香港のラジオ局は、ちゃんとネット用にストリーミングをやっているのですね。

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 香港電台、商業電台など、主要なラジオ局は、Windows MediaとRealPlayerでやっている。というわけで、イーモバイルのEM OMEをカーラジオ代わりにしていたのですが、その後、契約を解約して去年もできないままになっていた。で、今年はどーするかと思ってみたら、なんと商業電台が、iPhoneアプリをリリースしている! その名も「HK Toolbar」。

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 商業電台には、雷靂881とか叱咤903とかチャンネルがあるわけなんですが、上記のようにプログラムが出てきてLive放送が聴けちゃいます。以下の再生ボタンをタップすればOK。再生中は、その下の画面になって画面の写真をダウンロードしたり、FacebookやTwitterにシェアしたりできちゃうようになっています。

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 つーことで、思いっきりめでたい香港の春節ラジオ番組をぜひともお試しあれ。PCで聴く場合は、ラジオ局のサイト(http://www.881903.com/Page/ZH-TW/index.aspx)から再生できちゃうしブラウザ用のツールバーもダウンロードできます。

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 前回の日記で書いたけど、香港・深センに「Ophoneを買いに」と出かけたんだけど買ってきたのは「HTC TATTOO」だった。なぜ、みんなの注目がTATTOOに集まったのか考えてみた。なんでもない色と形なのだが、いざ手に持ってみるとちっこくて、ポニョっとして、アジア的なオタなテイストもある。SENSE(HTCのUI)もシンプルでわかりやすい画面(画面中央にデカデカと表示されるウィジェットを切り替えて使う)にあっている。

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 TATTOOは小さいと書いたけど、どれくらい小さいのか? Magicが、113×55.56×13.65mmで116g (電池込み)、HEROが、112×56.2×14.35mmで135g(同)、TATTOOは、106×55.2×14mmで113gしかない。ちなみに、iPhoneは、114.3×61.0×12.1mmで135g。こう書かれてもピンと来ないかもしれないけど、HT-03Aと重ねてみるとよく分かります。

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 裏ブタを開けてみたら、「OPEN」と書いた矢印が! HT-03Aでも「VOID」と書いたナゾのボタンがあったけど、これは、全面パネルから本体がカパッと外れる構造かもしれません(まだやってないけど)。メンテ性を重視しているんでしょうか? このスペックで「安い」というのがあるけど、全体的に目に見えにくい新しさを感じる端末です。ちなみに、OPENの手前のツメは、HT-03Aにもあったストラップを通すフック。

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 しかし、TATTOO人気のもう1つの理由は使い放題USIMかもしれません。今回も香港在住携帯ジャーナリストの山根康宏さんにお付き合いいただいたのだが、ハチソン「3」のデータ通信使い放題USIMを教えてもらった。数十HK$で、3日間~5日とかモバイル通信し放題というのは、地図や情報検索で旅行を変えてしまう可能性がある。下の写真は、鴨寮街の露天の電気街のSIM屋さん。

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 TATTOOを買って、早々にAndroidのGoogle Mapsを使ってみたのだが、香港の場合、ビルの名前まで漢字と英文で入っている。香港旅行マニアでは常識の『香港街道指南』まではいかないのだが、車や徒歩でのルート検索なんかもできちゃう便利さ(下の写真では分かりにくいんだけどQVGAでも文字はちゃんと読める)。まさに、グーグルがAndroidで用意した道にハマった感じなのだが。

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 Androidといえば、三井ベンチャーズ主催の「i*deal Competition」が今年も開催されます。関連の丸山不二夫さんと林信行さんの「iPhone × Android頂上対談」というやつの司会をやらせてもらいました(http://www.ideal-comp.jp/content/01_01.html)。「i*deal Competition」は、iPhoneやAndroidなど、次世代モバイルのソフトウェアやビジネスアイデアを競うコンテスト。どんな妄想ができるかが勝負どころなので、「オレは妄想している」という人こそ応募の価値あり。

i*deal Competition : http://www.ideal-comp.jp/

 今年も香港ツアーに出かけていたわけですが、今回、目的の1つが「深センに入ってOphoneを購入する」というものでした。残念ながら今回はdopodの2G端末「A6188」しか見つからず。私は、かなりダメな端末も2台ほど購入したんだけど、私も含めて、購入ツアー主要参加者の6人のうち5人が購入したのが、9月に発売されたばかりの台湾HTCの「TATTOO」。

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 旺角のケータイビル「先達広場」で、最初は、誰も「TATTOO」に注目せず。「HERO」の低価格モデルという印象しかなかった。ところが、実機を試用するうちに、そのコンパクトさ(Magicとはわずかな差なんですが)やセンターボタンの操作のしやすさ(これは出色)、動作速度も気にならないことが判明。唯一の難点は、画面がQVGAであることくらい。私は、先達広場で台湾版を250HK$(約2万8000円)で購入。ちゃんとした街のショップでも290HK$くらい。買い切りでこの値段は安いのでは?

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 一方、Ophoneは、Android的なウィジェットの便利さと、iPhoneのシンプルさを併せ持ったプラットフォーム。しかし、操作性という点では、「TATTOO」は、個人的にはかなり気に入りました。Androidの標準UIのかゆいところをこんな形でモディファイする作業というのは、ちょっとしたクエストだったのではないかと想像してしまいます。米国で評判のよいPalm PreのCardのような要領で、ウィジェットを横に送って切り替えることが可能です。ということで、使い込んだところで再レポート予定。

 ここ2~3年の秋葉原の売れ筋商品の1つが「電飾系」なのをご存知でしょうか? LEDの低価格化やそれによる消費電力の低下、不景気でキラキラしたものが求められているなんてのも理由としてあるかもしれません。クリスマスが、やかましいジングルベルではなくて、大人な気分になってきたのもあるかもしれません。
 というわけで、深夜の廟街(昨日から香港に来てます)で、レーザー式電飾装置を買ってしまいました。要するにミラーボールみたいな機能するものなんですが、これが、なぜか心が癒される。部屋全体がスクリーンセイバー気分になるというか、ある種のプラネタリウム効果というか、花火効果というか、そういうものがあります。これは、レーザーとか回折フィルムとかモーターを組み合わせたものですが、電脳化したら楽しそうです。秋葉原のベンガルの前の露天のLEDライト屋さんが売っていたらどうしよう? まー、でも、こういうものは一期一会ですよね。







 例年より早く香港に遊びに来ている。目的は、土鍋飯(こち風にいえば「ボーチャイファン=[保の下に火]仔飯」)。24時頃ホテルに到着したんだけど、その日のうちに廟街の路上店舗で食べました。写真は、中国ソーセージの土鍋飯に、タレ(中国醤油+ピーナツオイル)をかけているところ。ふたたびフタを閉めて1分まったらかき込むよにう食べる。

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 旨い土鍋飯を食べて帰り、コンビニの外のガチャポンに土鍋飯がありました。さっそく、2個ほど購入。1つは、鶏の足を乗せたご飯、もう1つは、椎茸鶏肉飯です。これが、例によって日本のガチャポンを輸入したように見せているんだけど、なんとも日本語がおかしい。「乗せ土鍋飯」という名前自体がちょっとヘン。

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 若松通商といえば、知らない人は「秋葉原はモグリ」といわれるお店ですよね。丹青通商、秋月電子通商、湘南通商、千石電商、日米商事、本多通商……秋葉原の電子部品屋さんです。最近のカタカナのお店の名前と違って、風情がありますよね。国際ラジオ、福永電業、信越電機、アキバ商会、私が、いちばん好きな名前といえば、東京抵抗社ですけどね。そうした中でも、若松通商といえばコンピュータ系の人たちにもなじみ深いお店。現在は、末広町の交差点の近くにあります。ところが、下の写真を見てください。

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 若松通商と看板にあるんですけど、これは秋葉原ではないんです。実は、昨日の日記で書いたパソコン甲子園で訪れた会津若松の駅からほど近いところにある「若松通商」。第一日目のプログラミング部門が終わって、『プログラムはなぜ動くのか?』の著者矢沢久雄さんやクリエイターの檜山巽さんや、取材のメディア系のYさんなど、「軽く行きますか?」となったわけですが、その道すがら発見したのが下の看板。

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 「ムムム、若松通商?」。しかも、よく考えると我々がいまいるのは「会津若松」! 会津若松といえば、「パソコン甲子園」の関係でももう7年もお付き合いがある。ほかの方々には、この存在をご存じの方もおられたようなのだが、私は、知らなかった。会津若松に若松通商。しかも、外から中をのぞくと、「パチンコ自作機! フルオート卓上マシン 1台限り(受注生産)¥25,000」なんて、「めちゃ、秋葉原っぽい品」まで売っているではないか?

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 ご当地料理(馬刺しなど)やおすすめの清酒「栄川」なんかをいい感じでいただいての帰り道、なんと明かりがついている。すでに22時を回っていたんですけど、会津若松の若松通商は営業はしていなんだけど、ドアがあいていたのですね。そこで、酔った勢いも手伝ってITproのYさんと一緒に「すいませ~ん」とおじゃましたところ。ちゃんと、我々酔っぱらいの相手を丁寧にしていただきました(ホント、すいません)。そして明らかになったのは、ここ会津若松の若松通商は、秋葉原にある若松通商の会津営業所なのでありました。営業所長の室井さんには、「見えマウス」の不良在庫まで出してきていただきました(アスキーが販売していたコロコロとボールが転がるのが見えるマウスです。ハイ)。

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 そして、さらに明らかになったのは、若松通商の創業者は、この地、会津若松の出身なのだとか。若松さんで若松通商ではなく、会津若松で若松通商とは! ちょっとよくないですか? しかも、パチンコ自作機も売っているけれど店内で売られているのは、電子立国日本を繁栄せしめたエレクトロニクス部品の数々。トラ技の世界がガッチリとベースになっている。なんだか、秋葉原の若松通商に出かけて、いま使っているThinkPadキーボードのトラックパッドの赤いボッチを買いたくなってきました(ちなみに、会津営業所にも在庫アリとのこと)。

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 裏神保町。というか、駿河台下。『東京人』のKさんに教えてもらった。富士見坂にある「HINATA-YA」というカフェである。「カレーもあるので行ってみてください」と言われたのだが、問題はエレベーターだった。

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 どうなっているかというと、トビラは手動の引き戸になっている。自動でないので「到着」のランプが点くのを待つ。めでたくランプが点いたらお腹に力を入れて開けましょう。カーゴ側は、XXXが並んだ折りたたみ式の格子戸になっている。ちょうど身の丈以上もあるウルトラハンドを扱う感覚で、斜めについたハンドルをグイっとやって開けて入る。

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 もっとも、この手のエレベーターは、香港では割りとよく見かけるタイプのものである。XX式の格子戸は、『Mr.BOO!』とかで見た人もいるでしょう。香港で私が体験したことがあるのは、ドアを開けたらカーゴが来てなくて奈落の底まで繋がっているという奴。

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 そんなちょっとした冒険をして店内に入ると、HINATA-YAという名前のとおりの日当たりのよさそうな空間。こんな映画『ぼくの伯父さん』の自宅みたいな、いい感じのカフェがあるのを知らなかったとは、なんたる不覚! で、カレーのほうは、まだ食べてないので近々またせめないといけません。

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 窓の下には駿河台下の風景。この界隈、むかしからちょっと不思議なところだと思っていました。1980年代にもなって、手回し式の「タイガー計算機」の店舗がやっていたり(戦前から永久保証を売りにしていからでしょうか)。その向かいあたりには、「兵林館」が“ワルサー代理店”という看板をかげていました(ちなみに、ワルサーは銃だけでなく手回し式計算機でも有名。 銃と機械式計算機は同じような合金で作られているためでしょう=日本の計算機屋さんと向かいあっていたのは偶然ですね)。

 平成13年3月に発表された「秋葉原開発街作りガイドライン」は、青物市場跡地を“24時間活動可能な世界的なIT関連拠点にする”とうたった。そして“秋葉原ITセンター”と仮称された現秋葉原クロスフィールドや秋葉原UDXに、最もふさわしいイベントが電脳空間カウボーイたちによる「天下一カウボーイ大会」である……と石原都知事に言いたい(http://onosendai.jp/championship2008/index.html)。今回は、今年1月に続いて第二回。いやー楽しかった。テーマは「暴れコンピューティング」。どれも盛り上がったのだが、“風流”を是とする私としては、小野和俊さんの「プログラマを怒らせるとどうなるか?」という話、近藤誠さんのポエムもよかった、それから稲見昌彦さんのラスベガス入場禁止メガネも唸らせるものがありました。電脳空間カウボーイズ(http://keith.weblogs.jp/cyberspace/)のみなさまお疲れさまでした。


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 プログラマたちを祝福する「alty party」でお土産に配られた「CyberSpaceCurryBoys」。 前回は、米国プログラマのソウルフード「REDVINES」が配られた。alty氏によると米マイクロソフト社ではみんなこれを食べながらコードを書いている。中空棒状ゴム質ゲロマズな食べ物だが、彼らはこれ1本で3行くらいの割合で摂取している。ある日、あるプログラマの部屋を覗いたらグルグルに巻いた長いコードのようなものを連続的に口に取り込みながらキーボードを叩いている奴がいる。よく見ると、それは工場出荷前の切り分けてパッケージングする前のREDVINESで、「これでは絶対にかなわない」と思ったそうだ。その点、今回のお土産は日本のプログラマのソウルフードとして定着しているカレー。私は一足先に試食させてもらいました(http://ameblo.jp/cscurryboys/entry-10130775519.html)。


 最後に出かけたのは20年くらい前なんだと思う。コミックマーケットこと「コミケ」に出かけてイカした本を何冊か買ってきた。『ぶるる香港』、『AMAZING スパえもん』、『AK-47 取扱説明書 日本語版』、『机上理論学会2008年前期論文集』、『NUMB3RS Fan fiction』×4冊、『漫画の手帖』(no.54、55)ほか17冊ほど。いやー、結構、楽しいー。『漫画の手帖』は、パラパラとやってみると、堀内満里子とか蛭児神健[元]とか楽書館とか、なつかしい文字が飛び込んでくる。ヘトヘトになりながら、りんかい線から有楽町線と乗り継いで読んでいると、なんと私の名前まで出てきた(どんなところで出てきたかはno.54をご覧アレ)。なんとなく時間が止まっている感じだが、実は、コミケ自体も20年前とはあまり変わっていない気がする。あまりに汗びっしょりになったので帰社前に自宅でシャワーをあびることにした。『漫画の手帖』が何冊かあったのを思い出して探してみるとありました。5号(1981年 AUTUMN)と9号(1982年 AUTUMN)。なんと、お値段が150円と変わっていないのにビックリ。それを、また読み込んでみる。ちなみに、体重を測ったら600グラムほど減っていました。


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編集者の本

Blogmag , 秋葉原・Hong Kong・神保町

2008/04/27 15:56:53 by hortense

 神田三省堂書店に出かけたら「編集者の本」のフェアをやっていた。そこで、大好きな『たくさんのふしぎ』2008年4月号「ことば観察入門」(米川明彦文 /祖父江慎絵)と、『デザインのひきだし(4)』(デザイン・印刷・紙・加工テクニック情報が満載!)を買う。前者は、タイトルのとおり「ことば」は生きているというお話。コンピュータを使った「ことば遊び」にはまっていた私としては、こういう本は、つい手にとってしまう(この日記でもこんなことを書いたりしていました)。後者の特集は「コストに優しい おもしろ印刷・アイデア加工」となっていて、なんとまるごと1冊が紙の加工のサンプルになっている。これは、なんともデジタルの本ではあり得ない実態感。これから、バリバリとボール紙やらをバラして組み立てるのが楽しみ……。


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 米国の音楽市場でアップルが第二位になったというニュースがある(昨日の日経とか)。私の場合は、インターネットラジオを割りと聴くほうで、サン電子の「Bibio」とか愛用している(販売終了となってしまったが、http://bibio.jp/ ですね)。最近、これで聴いているのが「Jazz Fiddle Wizard」(http://www.jazz fiddlewizard.com/)。要するにバイオリンジャズだけのラジオ局。この筋の音楽は、ステファン・グラッペリくらいしか知らなかったんだけど、いっちゃってるモダンな曲が脳みそグルグルにされる感じで気持ちいい。ところで、「のだめ~」の影響なのか、いま頃バイオリンを習い始めて、家で練習したらネコが吐いちゃったというお話を聞きました。バイオリン恐るべし。


 私が香港に行く最大の理由が香港風の土鍋飯こと「煲仔飯」(煲=保の下に火で、ボウチャイファンと読む)。ということで、去年の暮れも食べました土鍋飯。写真は、土鍋飯とは直接関係ないのだが太子(プリンスエドワード)の駅近くの楽器屋さんの前で見かけた「ズレちゃった」ビルがなかなかだったので。さて、土鍋飯だが……。


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 香港続き。現地在住の携帯研究家の山根康宏氏と飲茶したときに見せてもらった韓国製両面携帯。それぞれ電源が入り要するに2台を貼り合わせただけの作りになっているというモノ。



 2007年末は、香港と深センに行ってました。「高登電脳中心」や「東方188」、「298電脳特区」、「先達広場」など、それから「深セン通信市場」など、いい感じの電脳・雑居ビルをめぐっていると、温泉に来たような癒され方をします。ちなみに、今回は、いつもと顔ぶれがちょっと違って電脳空間カウボーイたち(?)と一緒。それと、現地では携帯評論家の山根さんにもろいろいと案内してもらったり。写真は、某所で見かけたiPhon風の携帯電話(パッケージもiPhoneのソレ風なのだが、電源を入れると起動画面はなぜかWindows○○と出る。案の定、中身はiPhoneとは似て非なるものになっている……まずい部分もあるのだが)。彼の地の電脳もあいかわらず深いのですが、カウボーイたちにいろいろと教えてもらった。コルグの「KAOSSILATOR」(携帯型ミニシンセ?)、「iPod」や「GAME BOY micro」にも使われているという「PSoC」(組み込み超小型コンピュータ?)、Macintosh用音楽ソフト「Logic」(現代版JAM SESSION的お気楽さ?)、外部デバイスとFlashやPythonを繋ぐ「Gainer」(i-SOBOTなんかを動かしたりしているとか)と、まだまだ楽しいものがある(単なる私の不勉強?)。ということで、とりあえず「KAOSSILATOR」を注文することにの2008年1月。


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▼スカパーで「Accepted」(トラブルカレッジ/大学を作ろう!)をやっていた。「Macをはじめよう!」のジャスティン・ロング主演の映画。やはり、ジャスティン・ロングは凄い役者。何カ所かある演説シーンはどうかだが、しょっぱな、自宅のリビングのソファから転げ落ちる演技とか。森繁久弥の「社長~」シリーズでの三木のり平や小林桂樹に匹敵するんではないか(以下、参照のことhttp://ascii.jp/elem/000/000/022/22308/)。


 Diana+ MEG Editionをもらった。「Diana」といえば、1960年代に香港で生まれたというプラスチック製のカメラ。私のまわりは、もともとこの香港製カメラに詳しくていろいろとうるさいのだが、一般の日本人はほとんど知らないカメラ(このカメラほど「買う」ではなく「もらう」の似合うカメラもないそうだ)。それを、ゆるいカメラの普及団体ともいうべきLomographyが復刻してしまったのだ。ちなみに、私が、「Lomo LC-A」をオーストリアのLomographyからファックスオーダーで取り寄せたのは、いま調べてみると10年前。たしか、会員登録もしたのだが……。日本円で約24000円(送料込み)。本体のほかに、小さな写真集とフィルムそれと「本体のネジがときどき緩むので」と書いてあって時計ドライバーが付いてきたのでした。Lomographyのゆるいカメラのばく進ぶりどこまでいくのか?


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「MEG Edition」は、写真を見てのとおりそのスペシャルバージョン。想像以上に行っちゃっていて楽しい。ピンホールカメラモードも気になる。


 『東京人』(2008年1月号)が神田神保町の特集をやっている。編集のKさんに「神保町といえばカレーですよね!」といったら、「神保町カレーベスト10」というのを書かせてもらった。小さいコラムになるのかと思ったら、なんと見開きのページになっている。「週5回×30年、カレーを食べ続ける男の神保町カレーベスト10」というタイトルなのだが、神保町方面に行くことのある人は、ご参考されたし。


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 神保町といえば……、

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▼秋葉原から御徒町に行く裏通りというか、末広町のちょっと先に「燕湯」というお風呂屋さんがあるんですねぇ。これって有名? 知らなかったのは私だけですかね? 営業時間が、朝6時~夜8時。早朝営業は都内では燕湯だけ……とのこと(http://www5e.biglobe.ne.jp/~tubameyu/)。


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▼秋葉原の過橋米線。1カ月くらい休んでいたと思ったら内装が新しくなりメニューも少し変わっていた。千張肉(豚バラと芽菜)、羊肉と春雨・野菜の煮付けが旨い。写真は、千張肉だが肉の下に敷かれた芽菜が梅菜みたいな感じでいい味がしみ出している。お試しアレ(http://www.kakyoubeisen.com/)。


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 駿河台下に、私がよくサボっていたりするハワイ料理屋さんがあるのですが、そこで出てきたハワイ醤油。ビンのデザインや大きさやキャップや印刷のカラーリングが、なんともいい感じにメタモルフォーゼしているところがよいでしょう。ちゃんと“Made In HAWAII”とあります。いわゆるロコモコ(ご飯にハンバーグの目玉焼きのせ=関西ならメンチエッグですか)に好みでかけると、ちょっぴり日本列島側にちょっぴり引っ張られる感じがよろしい。

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 アスキー新書で『スポーツ医師が教えるヒザ寿命の延ばし方』という本が出ました。著者は、小石川にある「こやまクリニック」というビルの4階にある整形外科の院長さんです。どの町にもある小さなクリニックなのですが、ここで油断してはいけません。ビルの前に立って視線をグルリと180度回すとそこには「講道館」があります。ごちゃごちいうより、本の裏表紙にある著者プロフィールを引用するほうがよいかもしれません。

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 香港の高登電脳中心(ゴールデンコンピュータセンター)で、iriverとディズニーのコラボによる音楽プレイヤーを買いました。1GBでブルーのモデル。黒や白などカラバリも有りましたが、このブルーがなかなか透明感があっていい感じではないでしょうか? 使用説明書は日本語がないのですが、保証書は共通のものだからか日本語がありました。

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 1年ぶりで香港に行ってきました。目的は、香港のコミックフェアと深センの電脳街。今回は、四畳半社長の清水亮氏やCNETの永井さんも一緒で、なかなか有意義かつ楽しい旅行でした(社長のブログはコチラ)。食べ物は、なぜか4泊を潮州料理と客家料理が2回ずつ。飲茶を2回、四川料理1回(深セン)など。

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 1年くらい前、錦華通りを自転車でプラプラしていたら半地下のお店が工事中だった。その後、1度行ってかなりの辛さ(私が激辛を希望したからか)にまいって半年以上行ってなかったのだが、ここのところやや通い気味になっている。駿河台下から神保町といえば、エチオピアじゃという人もいるけど、私のいちばんのお気に入りは「カーマ」だが、そこからも歩いて2分のところにできたのがパンチマハル。チキンカレー+温泉玉子は、トマトとキャベツの入ったちょっと酸味のあるスープ(液体)に、プンとインドの香辛料が漂う(空気)。店名は、店主がインド彷徨のとき立ち寄ったところの名前だが、料理がその地方のものというわけではなく、名前のインパクトをねらったものとか。そういえば、今年50周年の麹町のアジャンタもアンドラ・プラデーシュ州(スリランカの対岸)の出身で、店名は日本人の知っていそうな地名から付けたと聞いた。旨ければいいのだ。

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千代田区神田神保町1-64-2野間ビル
03-3292-6439
平日11:30~15:00、17:00~20:00
土曜11:30~15:00
日曜・祝日・年末年始休み

 台湾からAさんがやってきてスケジュールの関係で会わない予定だったんだけど、たまたま麹町の南インド料理店に行くことに。5人いたので、マサラドーサ、マサラカシュー、シシカバブ、フィッシュティカ、マトブリアニ、パラクパニール。マサラドーサは、豆の粉で作った衣でマサラなイモサラダをグルリとくるんだ食べ物。今日は、やけに直径が大きいなと思って写真を撮ったわけですよ。そしたら、ちょっと怖いものが撮れていました。よく見てください。右端に写っている。これって、ドクロ……?

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 旅行先で、本屋さんに入るのは楽しい。ことさら詳しいわけではないのだが、「香港の本屋さんってどーなってる?」という話があったので、知っている範囲で書いてみる。

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 ベトナムの話の続き。出発前『無敵のベトナム』(まのとのま著、アスペクト刊)を買って持っていきました。それを読んでいくとホーチミンにある旅行社「T&Tトラベル」が紹介されていて、アスペクトの社長さんと高校時代の同級生とある。そこで、現地から「アスペクトのT社長はよく知っているんですが」と電話を入れると、「ぜひぜひ、うちツアーに参加してください」とのこと。そこで、クチトンネル&メコンデルタツアーに参加。途中出題される問題15問中10問以上正解すると、なんとツアー費用がタダになる。しかし、これが難問ばかり。以下は、その問題の1つに関係する街角の風景。歩道に、白い紙を巻いたレンガとかが置いてある。

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 ベトナムで次に驚かされるのは、椅子の低さだ。

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 ベトナムに行ってきたと書きました。ホーチミン市でまず驚くのは、電線です。

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黄色い涙

Blogmag , 秋葉原・Hong Kong・神保町

2007/04/22 16:01:07 by hortense

▼長暇貧二じゃなかった永島慎二の『黄色い涙』が映画になっている(http://www.kiiroi-namida.com/main.html)。その昔(20年以上前)、新宿のTOPS(当時はサイコロみたいな二階建てだった)に行くと、何かの本で見たことのあるヒゲと丸メガネの人物が1人でコーヒーを飲んでいる。私はテーブルに近づいて「永島慎二さんですか?」というと、人物は「はい」と答えた。「新宿で永島慎二に出会うなんてラッキー!」といっても、分かる人は少ないでしょう。永島慎二のマンガでは、新宿で夜を明かした若者たちと電車の始発が「プァーーン」てな感じで走る、ハトが飛んでるなんて風景が象徴的なカットだからだ。永島慎二といえば、私が好きなのは『そのばしのぎ犯罪』という作品。丸井太郎という強盗が、あるときひとりで部屋で死のうとしていたそのばしのぎという男と出会う。二人はコンビを組んで仕事するようになるが、あるとき警察署長の娘カオリと丸井は結婚することになり、足を洗う。みんなで楽しい生活が始まるが、強盗をやっていたことを告白しそうになった丸井をしのぎが気絶させてしまう。丸井は、ほとんど口をきかなくなり病院で木彫を始める。その木彫が、有名美術評論家の五味川氏の目にとまり、丸井は先生、しのぎはその代理人となる。丸井は、小平の自然の中の一軒家に一人で住むようになるが、いろいろあって、しのぎは破産、実の妹捜しの旅に出る。丸井も、社会復帰してラーメン屋をはじめるが、さらにいろいろあって、登場人物たちがみんな集まって模型飛行機で遊んだりして過ごすようになる……というような話(http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=6418)。私ならこちらを映画にするが。ひょっとしたら、マンガの段階での完成度が高すぎるか。なにをタワゴトを書いているのかと思われるかもしれないが……、文字と絵と擬音とか動きや光の余韻というのか。『黄色い涙』の犬童一心監督は韓国テンジャン女子に人気だとか。はたして、どんな仕上がりになっているか気になる。新宿のTOPSで、永島慎二と遭遇してからしばらくして、私は、阿佐ヶ谷の永島さんの家に遊びに行った。いろいろと話をしたのだが、「いま何をやってんですか?」と聞くと、「サラリーマンとしてアニメを描きに会社に通っています」と言われたのだった。それは、『象のいない動物園』だったのだけれど。 ▼永島慎二で思い出したのは、『宇宙戦艦ヤマト』が、社会的にも注目されだした頃。どこかで、これに触れた文章を書いていた。宇宙戦艦ヤマトが軍国的だとかいう議論があるけど、この作品のおかげで自殺しないでいる子供もいるというような内容だったと思う。これは、いかにも平和主義的な永島慎二としては意外な発言で、それがかえって印象深かった。

▼アジャンタで仕事をしようと思って出かける。チキンカレー、インドコーヒー。社長のジャイ・ムールティさんがやってきて、「うちは、今年50周年なんですよ」という。阿佐ヶ谷で、創業したのが1957年。社長さんによると、いまとにかく東京にインド料理店が増えているそうだ。正確には分からないのだが500店はあるんじゃないかという。「なんで、そんなにあると分かるんですか?」と聞くと、出入りの業者の話を総合するとそうなるらしい。インターネットタウンページで、「インド料理店」とひいても200店にも満たないのだが、なにしろ出入りの業者というのが説得力がある。タンドールを納品する業者があるのだが、毎月、タンドールを納品しているそうだ。

 自宅からお茶の水に自転車で向かう途中、横断歩道のところで、ちょっとキレイな姉さん(!)が私のほうをジロジロ見ている。そのまま白山通りを水道橋の手前までさしかかったとき、斜め後ろから声をかけられた。「あの~」。「はあ」。「その自転車どこで買えますか?」と聞かれた。ジロジロ見ていたのは、私ではなく、私の自転車だった。彼女が乗っているのは、フツーのタイヤ経の大きめなスポーツタイプの自転車である。「たぶんどこでも売っていると思いますけど」と答えた。彼女は、続けた。「外国ブランドとか自転車ありますけど、中国の自転車らしいですよね」。

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▼小川町の龍水楼で北京しゃぶしゃぶ。D通のOさんと元上司の偉い方とか今同僚とかそういう人たちとすばらしい食事。私は、たぶん1993年以来(何かの単行本の打ち上げだったか)。ラムのとろけるような肉が旨い。ギョーザは少し形が変わったか? 主人の講釈も楽しい。途中、都市伝説の話になる。『みんなの意見は案外正しい』の翻訳者のOさんの卒論は、これに関係したジャンルだったらしい(もちろん、伝説集めとかそんなモンではないと思いますが)。私が、いちばん好きな都市伝説は、「グッド・ラック・ゴースキー!」という奴だ(http://www.yozawa.com/private/joke4.htm)。

▼会社に戻り、仕事などせねばと思うが、ついつい「SuperMag」に2時間ほどはまってしまう。イタリア製の磁石のオモチャ。飛行機できました。この写真じゃよく分からんか?

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▼『週刊朝日』の記事(2月5日の日記参照)。よく見ると欄外に「そういや休刊宣言したわけじゃなかった!? 東京おとなクラブの次回。東京おとなクラブの次回はいったいいつ出るんですか。遠藤編集長?」などと書いてある。そうだった、東京おとなクラブは6号が計画されたまま、私は、アスキーに入社してしまい(1985年)。そのまま放ったらかしになっていたのだ。1986年には出るはずだった東京おとなクラブ6号の特集は、往年のテレビ番組「コンバット」と決まっていた。私らの時代の遊びといえば「戦争ごっこ」。それに多大な影響を与えたのは、絶対にこのテレビ番組だと確信していて、なぜ、世の中はこの重大な作品を研究しないのだろうと真面目に考えていたからだ。これも源喜堂で買った米国のテレビ番組本を見ると、その視聴率の高さに驚かされる。そして、ご都合主義の戦争描写が、だんだんシリアスになっていき、ベトナム戦争の泥沼化の中で突如打ち切りになるというのも知らなんだ。ちなみに、この番組の影響を受けて『忍者部隊月光』が作られ、同じ原作のタツノコプロの吉田竜夫氏による『科学忍者隊ガッチャマン』が作られる。これが、その後の日本の「戦隊モノ」に発展することを考えるとことの重大性はいかばかりかと思うのだがどうだろう。米国でも『POWER RANGER』がヒットして久しいけど、そのルーツは「コンバット」。もっといえば、ノルマンジー上陸からパリをめざすサンダース軍曹の分隊だった。ああ、秋葉原を歩いている青い目のヲタクどもに教えてあげたい。これは、たぶん我らの世代の共通体験に違いないからだ。そして、いまの子供は、戦争ごっこやらないから組織に弱いのだ……なんてテキトーな発言までしたくなってくる。あー、チェックメイト・キング・ツー、チェックメイト・キング・ツー、どうぞ?

▼「ペコちゃんの真相」。某社のNくんが「こんにちは。ぺこちゃんの元ネタって、http://theimaginaryworld.com/rrrl07.jpg これでしょうか。確かに似てる……」とメールをくれた。そうなんだけど、ちょっと違うんだよなー。これがその広告です(『東京おとなクラブ』ではモノクロで掲載)。

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 中森明夫からメール。ファクスを送りたいので電話を教えてほしいという。家に帰って届いていたのを見たら、『週刊朝日』の連載「アタシ・ジャーナル」(第13回/1月30日発売号)だった。納豆ダイエットは、自分もおかしいと思っていた。なぜなら自分は1日3パックくらい食べたりするが、このメタボった体型とかなんとか書いてある……。で、途中から不二家のペコちゃんについて書いてある。納豆ダイエットの問題を指摘した『週刊朝日』の同じ号に「不二家・ペコちゃんトリビア20連発」とんうタイムリーなのか何なのか分からない記事が載っていた。しかし、彼が問題にしているのはペコちゃんの出自が明らかにされていな~い。で、ボクも話に出てくるから見てねとファックスしてきたというわけ。
 以下、引用。

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 香港の何が好きかというと、いちばんは「ご飯」だ。
 あとは、ゴチャゴチャしたところ。雑居ビル、電脳、80年代の半ばにはもうあったジャパニメ文化とか、フィギュアやアノマニスデザイン系の香港の造形そのものがいい。食べ物だと、街のふつうのレストランのご飯モノとか、冬季限定の土鍋飯とか、そういう食べ物のほうがいい。
 とここまで書いたのだが、今回、「香港に行くので教えて」と言ってきた人は、「行けないことになった」そうだ。私のほうは、7月28日からHong Kong Convention & Exhibition Centreで行われる「The Hong Kong Comics Festival」に行こうかなと思っている。

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 「7月に香港に行くのでいいとこ教えてよ」と、言われた。
 一昨年とか、13カ月に6回ほど香港と日本を往復してしまった私は、ふだんから香港ネタを喋っているからだ。
 ということで、たまに聞かれる「香港のいいところ」について、そのたび返事を書くのも大変なのでちょっいまとめてみることにする。といっても、香港の風景自体がもう私のお薦めなのでありますが(『パイナップルパン王子』の世界)。

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九龍王

秋葉原・Hong Kong・神保町

2006/03/16 14:49:36 by hortense

 『ARTiT』(http://www.artit.jp/)の小崎編集長から教えていただいた。
 香港の街頭書家「九龍王」(Kowloon King)が、ベネトンの『COLORS』#65の表紙を飾っている。香港に行ったことのある人は、写真を見てピクンと来たかもしれない。香港の街頭のありとあらゆるところに黒々とした文字が書き連ねられている。さっそく『COLORS』の当該号を購入しようとしたが、なぜか英語サイトの購入ボタンがうまく動かない。そこで、たまたま知り合ったばかりのベネトンのWさんに、その#65を送っていただいた。

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 本日は、カレーなり。
 ではなかった、本日は、カレーの話。
 アスキーが信濃町にあった時代、毎週1~2回は食べていた。メーヤウの大辛である。お値段は680円。色は、あまりカレーぶっていない、あのチキンとジャガイモが、ゴロンとご飯の上に乗った大辛。日本でも最もクセになるカレーの1つだと思う。あるとき、お店に入ろうとしたらドアを勢いよく開けて出てきた男とぶつかった。中森明夫だった。
 さて、会社が信濃町から九段下に引っ越して、神保町にメーヤウがあると聞いたときは、心ときめいた。しかし、両方のお店をご存じの方なら、同じことを漏らしたことだろう。「ちょっと違う」。大辛がないのだ。そんなある種の落胆気分で、それでも、カレーを愛する私は、あるときタイカレー屋としては邪道と思える「インドカレー」に挑戦してみた。そしたら、これが旨いのだ!
 タイ料理皿にインドカレー! お値段は、750円。
 東京都千代田区猿楽町2-2-6 TEL 03-3233-0034


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