2011年10月
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私もやや大きなお仕事でお世話になったこともある博報堂ケトルさんが作っている『ケトル』という雑誌。津田大介氏の連載があったり、仲俣暁生氏が書いていたり、今号は昔わたしの遠い部下(アルバイト)だったという説もある森永こへださんが登場したりしてる注目の雑誌です。その最新号(2011年10月号Vol.3)の特集が「文房具が大好き!」というものなのですね。 |
やっぱり、オレジンといえば「CROSS POLO」でしょう。ということで、こんな感じはどーかなーということなんですけどね。
CROSS POPLOのイメージカラーということで、公式サイトも当然なことながら、こんな具合にオレンジの一点張り(http://crosspolo.jp/)。一説には、フォルクスワーゲンが傘下におさめたランボルギーニの塗料を使っているのだそうな(MXのKさん情報)。車においてはカラーが最大のテーマであると言っても過言ではないんだそうです。はぁ、深いお言葉。
『すごい文具リターンズ』(CIRCUS MAX 11月号増刊、ベストセラーズ刊)が出ました。経産省にクールジャパン室というものが設置されているそうですが、文具という領域も日本ならではの物質文化爛熟期的な楽しい世界が繰り広げられておることを忘れてはなりませんね。日本のアイデア、チョコマカパワー、真面目気質なモノ作り、私の好きなプラスチックメカトロニクス系商品はじめ満載です。
その『すごい文具リターンズ』に、「アニメーションフローティングペン」(A Man in a Pen, Swimming)が紹介されているのでありました。「アニメの原点をペンの中に再現!」とうれしいことも書かれています。パイロットや三菱鉛筆、トンボ鉛筆、ステッドラーなど大手文具メーカーにまじって信頼文具舗の取り扱いで紹介。アニメーションフローティングペンに関しては公式サイトをご覧あれ(http://www.8-p.net)。
ところで、2011年10月22日、雑司ヶ谷でThinking Power Notebook 企画展『Thinking Power Factory』なるイベントが開催されます。2007年に、富山大学の竹村譲氏とツバメノート謹製の大学ノートを作ろうという話になったのですね。その後、リュウドさんから発売されることになった「Thinking Power Notebook」です(私は、最初の自腹バージョンしか意見も出せてないのですが)。
万年筆マニアなら必聴のツバメノート渡邊専務のお話も聞けたり、新製品の発表があったり、イラストレーターYOUCHAN(ユーチャン)のトークもあったり、なんとどら焼きも出てきたり盛りだくさんの内容となっております。私は、竹村先生と対談の予定(http://thinkingpower.jp/tpfactory/)。
大阪の「日本橋商店会」というのをご存じだろうか? あの電気の街で知られる「日本橋でんでんタウン」の大型の電気店やらパソコンショップやらが並ぶ堺筋そのものをさしているのではない。その西側の一角、グーグルマップで確認してみると100×120メートルのエリアに、小さなお店が密集している。
表通りの明るさや一本入ったあたりに拡大を続ける萌えを中心としたアキバ系(?)の店とも違う雰囲気を漂わせていてホッとさせられる。どこか懐かしさがあって、私は、大阪に来ると時間さえあればココに寄るようにしている。
日本橋という場所がら電気製品や工具を扱うお店が多いのだが、なぜか着物や骨董などのお店もまじっている。「日本橋商店会…ねぇ、なんで、こんなに安いの? それはね、昔からリサイクル品やメーカー処分品などの金融商品を取り扱っているお店が多いからだよ。珍しい物もいっぱいあるね? そう、いろんなお店がたくさん並んでいるから、掘り出しものもいっぱいあるよ!」(日本橋商店会看板より)。
どこか懐かしい感じがするのは骨董屋もまじっているからだろうが、こんなものがひょこんとお店の奥にあったりする(写真下)。
このミゼットで洗濯機なんかを売りまくっていたのだろう。そういえば、昔、部下に大阪の電気屋の息子がいて注文がくると日本橋まで軽トラで買いに行って売っていたと言っていた。このあたりで格安品を仕入れていたのかもしれない(マルナカ商店)。
日本橋商店会を北側から入る通りの1つ。右が工具屋、左にインスターントラーメン専門店がある。写真では見えないが左手前は、ちょっとオシャレな画廊になっていた。これって、このエリアの新しいムーブメントになると楽しいのだが。いまの日本橋にあって萌え色ゼロなのでアートの人たちの生息する地になりうると思うのだ。
いま急速に市場から姿を消しつつあるVHSデッキなんかは、ここらで買うのがよいのではないでしょうか? つい先日までVHS+DVDの複合機が1万円くらいであったのに、いまやVHSデッキはネットで探しても数万円の高級機しか売っていませんからね。
テレビの修理店がいくつもあって、店内いっぱいにうずたかくブラウン管テレビを積み上げていたりしたのですが、さすがにそんな風景は見かけませんでした。それでも、テレビ修理店は健在(?)。地デジへの移行は、ここ日本橋商店会のエリアだけはまだ実施されていないかのような雰囲気です。
真空管や古いラジオをぎっしり集めたお店の名前は「スーパービデオ」(?)。真空管オーディオマニアというのもあるんでしょうけど、何か古いものに対するアプローチが、関東とは違うものがあると思います。
いちばん有名なのは、「五階百貨店」という雑居ビル(?)で、この商店会を知ったのも関西の取引先から教えてもらったのが最初だった。「五階」といってもご覧のような建物で、すでに語り尽くされているかもしれないが、「五階」というのは地名。明治21年に作られた、本当に5階建ての「眺望閣」というものに由来するらしい(詳しくはWikipediaなどご覧あれ)。
ちなみに日本橋商店会の南側には「日本橋五階百貨店」という名前の建物もある。こちらも百貨店といっても、大きなビルではなく手前のトタン張りの建物。これの味わいは、前述の五階百貨店の比ではない。
この中だけで数軒のお店(主として電気店)が営まれており、半畳ほどの領域で、店主が1日中座っている。とても静かでゆるやかな悠久の時間とでもいうべきものが流れている。これだけのスペースもなくトンネルのような領域に、ほとんど横になっている店主もいたが、「撮影させてください」という勇気がなかった。私は、とてもこの哲学を理解するところまで来ていないからだ。
日本橋商店会の南西側のあたりは、定休日の木曜でもないのにシャッターが降りていて、ちょっと心配な感じでありました。テナント募集中と書いてあるところもあり。リタイヤした電脳マニアの方は、ここでお店を開いちゃうのはちょっと楽しくないですかね?
ところで、このエリアで比較的大きな店舗をかまえているのがナカイデンキ。一見、ただの電気店に見えるのですが、やられてしまいました。数年前、私は松下のES367というシェーバーを使っていたのですが、その充電器を引っ越しかなにかのときになくしてしまったのですね。だいぶ古い機種なので補修部品の保有期間(6年)も過ぎてしまって困っていました。ところが、当時、このお店に来たら普通のお店の店頭ではとっくに姿を消している商品が堂々とショウウィンドウに飾って売っているではありませんか。そこで、ES3001という同じ充電器が使える製品を買ったのがはや4~5年前。
実は、その後、このES3001で使っていた充電器も大掃除なんかのときに、なんと再び無くしてしまったのでした(その後は会社で置きっぱの髭剃りだけですませていた)。ところが、今回、再びナカイデンキに出かけると、なんと前回買ったときと同じ感じで同じシェーバーが、いまも店頭のかなりよい位置に展示販売されているではないですか!! つまり、このショウウィンドウのこの部分、4~5年間も時間が止まっていたことになります。10年以上前のモデルが新機種であるかのように売られている不思議。実は、つい先日1年以上もヤフーオークションでアラート設定していて、この充電器、手に入ったのですがここは1台買い物求めてしまったしだい。
ちなみに、「いい買い物をしたぁ~」という気分で、お店を出て横のほうにあるショウウィンドウをのぞいたら、なんと2009年3月に放送サービスを終了したモバイル放送の「モバHO!」の端末が、これまた堂々と売られていました。これ買っても、何も見れないはずなのですが……。地デジは終了したのにアナログテレビの修理屋さんはやっているは、10年以上前のシェーバーがここでは新品扱い、モバHO!はあるは、私はタイムスリップしていたのかもしれないと本気で思いそうになりました。
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