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12月5日の日記の続き。つまり、先週、A-mail.yomの#600で書いた「電脳網路三千里」の話。昔やっていた連載を読み返しているうちに1時間とかがあっという間に過ぎた。本当に、電脳網路(ネットワーク)を三千里ほど来てしまった気分ともいえる。A-mail.yomの配信を受けられている方には、先週お届けしたお話とダブるネタになってしまいますが、そこで紹介した過去原稿についてのお話を改めてしてみます。
【A-Mail.yom #6】1997年11月28日発行
1年前、アップルの前には次期OSの3つの扉が用意されていた。自社製OSのCopland、BeOS、NeXT。そこへ、ジョブズが帰ってきて、NeXTを買収して、アップルの次期は、NeXTの技術をもとにしたRhapsodyに決まった。マイクロソフトが、CHRP版のWindowsNTの開発を中止すると発表したのは2月。CHRPは、その後も生き続け、モトローラが高機能マッキントッシュ互換機なんて話も出てきた。ところが、9月には、ジョブズが、事実上それを認めないという方針を明らかにする。
1997年、アップルの最大のニュースといえば、8月6日のマイクロソフトとの提携だ。提携の内容は、マイクロソフトが、マッキントッシュ用のOfficeをちゃんと出すこと、IEをマッキントッシュにバンドルすること、著作権上のトラブルをちゃらにすること、マイクロソフトがアップルにお金を入れることの4つばかりだったと思うが、本当は、もっとあったのではないか? と勘ぐりたくなってくる。しかも、その話は8月6日の朝、ジョブズが携帯電話でビルと話したのではなくて、1996年の12月にはもう決まっていたんではないか?
ビル・ゲイツは、CHRPに世の中のパワーが向かうのを嫌ったと思う。だから、自分はまずCHRP用のWindowsNTをやめる。次に、独禁法なんかも横目で見ながらアップルに支援を持ちかける。その準備段階でマッキントッシュ互換機もやめて欲しいと言ったんではないか? かくして、これで、Windowsもいままでどおり、アップルも、かつての単独ハード、単独OSという業界図式に戻せた。このあたりのことって、きちんと書かれているのかもしれないけど、全然違う? 私は、当時そんなふうに読んだんだとA-mail.yomの当該号にあるんだけど、誰か教えてください。
しかし、この経過で重要なのは、1997年にはすでにネットやホームエンターテインメントのほうに時代はシフトしはじめていたということだ。CHRPに、日本メーカーが何社も参加していたことも関係していたかもしれない。マイクロソフトの敵は、アップルではなくソニーと理解されていた時代である。1990年代のお尻のほうのCESの基調講演の顔ぶれを思い返してみるとそのことが分かる。「WindowsとMacOSで勢力争いをしている場合ではない」ということだ。アップルは、いまもこの道を走っている。
長くなったので、今回は、このヘンにしますね。
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