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ひさしぶりに本を書かせてもらった(実は、ひさしぶりでもなく1月に『3日で作るPHP』を出していました。もっとも、これはプログラミング本)。今回のは、『ジェネラルパーパス・テクノロジー/日本の停滞を打破する究極手段』という本で、野口悠紀雄さんとの共著となっている。日本経済とITとの関係を問う内容である。
アスキー新書
『ジェネラルパーパス・テクノロジー/日本の停滞を打破する究極手段』
http://www.ascii.co.jp/books/books/detail/978-4-04-867240-5.shtml
野口悠紀雄、遠藤諭 著
定価:780円 (本体743円)
発売日:2008/07/11
形態:新書 (192ページ)
ISBN:978-4-04-867240-5
日本の経営者や中堅以上のビジネスマンは、ITといわいれると、「PCやサーバーを使った情報システムですよね」とか、「ネットや携帯などのデバイスを使って便利になる奴」とか、「光ファイバーが日本全国に行き渡って実現されるライフスタイル」とか、そんなふうに考えている人が多いのではなかろうか? それらも、ITなのは確かだろう。しかし、それがITの本質なのだろうか?
日本経済の不調の原因は、とかく80年代のバブル崩壊から立ち直っていないことだなどと言われるが、もっと本質的な理由がある。それは、80年代の後半から00年代にかけて起こった「IT」を、日本の企業や政府などの基幹系のシステムが生かしていないことにある。日本の情報システムが、80年代までの古典的な情報処理から抜け出せないでいることは、経済産業研究所が平成19年3月に報告した『IT 戦略と企業パフォーマンスに関する日米韓の国際比較』でも明確に指摘されている。日本は「IT革命」という言葉は受け止めたが、その本質を生かし切っていない。
私が、執筆を担当したのは、2章、3章、6章の一部。2章の「ITとは何か?」は、某競合社の知り合いが「ここだけ取り出してITの教科書にしたら?」と言ったくらいの入門書的な内容になっている。つまり、従来ならコンピュータ書籍売り場に行かないと、手に取ることが出来なかったようなテーマである。可能な限り情報をそぎ落として書いていて、自分でも厳密にはこうなのだがという部分もあるのだが。しかし、これによって(手前ミソだが)ITの本質のいくらかが見え、これから何が起こるかさえ、おぼろげながら見える気分になるはずである。だから、日本の経営者やビジネスマンにぜひとも読んで欲しいと思う。
東京カレーニュース
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