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自宅からお茶の水に自転車で向かう途中、横断歩道のところで、ちょっとキレイな姉さん(!)が私のほうをジロジロ見ている。そのまま白山通りを水道橋の手前までさしかかったとき、斜め後ろから声をかけられた。「あの~」。「はあ」。「その自転車どこで買えますか?」と聞かれた。ジロジロ見ていたのは、私ではなく、私の自転車だった。彼女が乗っているのは、フツーのタイヤ経の大きめなスポーツタイプの自転車である。「たぶんどこでも売っていると思いますけど」と答えた。彼女は、続けた。「外国ブランドとか自転車ありますけど、中国の自転車らしいですよね」。
パソコン業界で、中国製、台湾製になんの偏見もなくなっている私は、ちょっと不思議な顔をしていたと思う。さらに目を凝らすようにして、私の自転車のハンドルのあたりを子供のような人差し指でさして、「ここで折りたたむんですか?」と聞いてくる。「ええ、ここで2つに」。「後ろは?」。「後ろはサドルをひっこめるだけです」。なにやら腕を組むような感じで頷いている感じである。「でも、変速ないですよ」というと、今度は、ちょっとガッカリしたようすだった。私は、お茶の水に急いでいたので総武線のガードをくぐったところで左に折れて行かなければならなかった。「それでは、また」となんとなく言った。
どうも私は、隙(すき)があるのか、声をかけられる傾向が強い。今日のようなちょっとキレイなお姉さんならいいが、外国でも、同じように声をかけられる。まあ、外国人はエレベーターの中でも観光地の入場前の列でも気楽に声をかけてくるものだが、ペラペラとやられると返答に困ってしまう。「セカンドライフ」にハマリ気味のMさんから、「外国人が話かけてくるので怖くて秋葉原を出れません。セカンドライフ用の簡単会話集(女性向け、男性向け)を出してくれませんか?」と言われた。ひょっとしたら、セカンドライフの中で翻訳こんにゃくを開発して売ったらいいと思った。
で、私の自転車はパナソニックの「WILL BIKE」なのである。あの何社かが集まって作った「WILL」というブランドの自転車である。記事で借りて気に入って1カ月くらい乗せてもらって、それを覚えていて3年前に「まだあった!」と思って買ったのだった。特徴は、シンプル&軽い(当時は、あのクラスでアルミ中空構造は珍しかった)。つまり、「たぶんどこでも売っていると思いますけど」は、ちょっとウソだった。もうないかもしれない。申し訳ない。まさか、セカンドライフの中で自転車どうしで会うことはないか。
東京カレーニュース
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