▼気になるニュース:「サービス積極開発・強敵はグーグル」(日本経済新聞/2007年1月30日)。ビスタ発売に関して、ビル・ゲイツ氏へのインタビューが掲載されている。「ネット検索や広告ではグーグルに比べ出遅れ感がある」との問いに、ビルは「確かにグーグルは手ごわい。IBMが聞けばがっかりするかもしれないが、創業以来、グーグルが一番の強敵かもしれない」と答えているのだ。
この新聞記事を書いた記者も、この発言に「オヤッ?」と思ったのではないかと思う。マイクロソフトにとって、いままでで最大の強敵はIBMだったのか? いままで、マイクロソフトのライバルと思われてきた会社はたくさんある。
・デジタルリサーチ(1980年前半~中盤)
・サンマイクロシステムズ(1980年代後半~1990年代)
・オラクル(1990年代)
・ソニー(00年代前半)
・AOL(1990年代中盤)
・リナックス(1990年代後半~)
・グーグル(2003年~)
もちろん、アップルという会社が、30年間、同じ業界にいるのだが、これは別格だろう。それに、その関係は、なんとも微妙で私にはよく分からない。アップルの8ビット時代のヒット製品「Apple IIe」には「MICROSOFT」のロゴの入ったBASICのチップが入っている。
マイクロソフトが、IBMの初代「The PC」にMS-DOSを提供したことが、今日の成功に繋がっていると思う。当時のMS-DOSは、同社のBASICを動作させてるためのオマケのようなものだったが、これが、マイクロソフトの世界制覇に繋がったという話を疑う人は少ないだろう。マイクロソフトとIBMの関係は、その後、PS/2の時代までそれほど悪い関係ではなかったはずだ。
それでは、IBMは、いつマイクロソフトの強敵となったのか?つぶさに両社の歴史を並べて見たわけでもないし、私は、どちらの関係者でもないのだがどうも見あたらない。実は、私も、この新聞記事を読むまで気が付かなかった。それでも、過去のマイクロソフト関係者の発言やなにかを頭の中でたぐりながらやっと気が付いた。
それは、前コーポレート広報のY氏が言った「マイクロソフトは、どこまでいってもカウンター」なんですよという言葉である。マイクロソフトは、IBMが築き上げたメインフレームを頂点とするコンピューティング全体に対する、パソコンによるカウンターだったのだ! それは、いまから何年も前の発言であることに注意すべきなのだが……。
東京カレーニュース
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