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私もライフハック--HEINZのトマトケチャップ続報

カレー中心主義の食生活 , 近代プログラマの夕4

Posted at 2007/01/12 17:58:28 by hortense

 3日前のHEINZのトマトケチャップの正しい出し方について、ASCII24のKQくんの協力を得てホテルのカフェで実験におよんだのでご報告しておきたい。KQくんは、米国らしくオムレツ料理、念のため私もフレンチトーストのスクランブルエッグ添えを注文したら出てきました、HEINZのトマトケチャップ。で、さっそくビンを縦に振るKQくん。今回、ある程度ケチャップが消費されていて、前回のように振り回そうが、尻をテンテンと叩こうが微動だにしないという状況ではなかった。しかし、なんというか投げ上げて天井に張り付いたピザが落ちてくるのを待つようなもどかしさがある。

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 次に私がトライ。前回このお店で隣り合わせたオジサンから教えてもらった方法でやってみる。ただし、お手本が目の前にいるわけではないのでなんとなくおぼつかない。あのときに言われたのは、

(1)ビンをほぼ水平にする、
(2)手をお皿の前に置きビンの“57”と浮き彫りされたところをトントンと当ててやる、
(3)泡を作る要領で軽くやる

……の3点だった。実は、ちょっと忘れてしまったのがビンの持ち方。たぶん重心のあたりを持ってトントンとやるのだが、どうしてもビンのお尻のほうを持って振る感じになってしまう。

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 それから、ブログで書かれていた方の方法もやってみる。たしか、

(1)ビンを45度くらいに傾けて持つ、
(2)ビンの“57”と浮き彫りされたあたりを叩く、
(3)ゲンコツでコツコツとやる

……だった。今回は、結論としてどちらの方法でもストレスなくケチャップは出てきたのだが、実は、どうも釈然としない。というのは、先日のオジサンがやったときにはケチャップは、本当に、ペロンと舌を出すようにかわいらしくビンから垂れる状態になったのだ。それに対して、私の今回のやり方ではダラダラとだらしなくお皿の上に注がれる感じで、どうも美しくない。オムレツの上に描かれるトマトケチャップというのは、ちょっと丸みがあってある種独特の筆さばきのようなものがないといけないと思うのだ。

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 そこで、ラスベガスから今度はMacWorldのためにサンフランシスコに移動する飛行機の中で、いろいろと考察を試みてみた。それによると、私がラスベガスで教わった方法(いま仮に「水平トントン型」と呼ぶことにしましょう)と、ブログで書かれていた方法(いま仮に「45度コツコツ型」と呼ぶことにしましょう)、物理的には、まるで違う原理で実現しているのではないかということだ。

 水平トントン型のときはトマトケチャップのいちばん口に近い側は重力の影響で少し斜めに垂れるはずである、そこでトンと来た瞬間にビンの奥側に引っ張られる感じになる。ビンの重心を軸にして回転モーメントが働くからだ。ちょうど中華鍋でチャーハンを手前に混ぜっ返してパラパラにする感じになるのではないか? おいおい、それはないぜと流体力学の先生から指摘されそうだが、あのオジサンの「泡を作る」という表現がどうしてもひっかかってこう考えたくなるのだ。対して、コンコツはあくまでトマトケチャップが崩れるようにして垂れていくのを促していくだけだ。断然、水平トントン型のほうがカッコよく正しいという気分になってくる。

 サンフランシスコでは、実証実験をするためにHEINZのトマトケチャップを購入しようとスーパー(RITE AID)に駆け込んでみる。ぐるぐると売り場を回って、店員さんに聞くとありました。やっぱり、HEINZ! ところが、なんとあのハインツ日本株式会社のホームページで紹介されていた「逆さボトル」しかないのだ(あれって日本独自じゃなかったのね)。ガラスのボトルじゃないと実験にならない……。

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 実は、その夜、アップルさんとマイクロソフトさんに日本のメディア関係者が食事に誘っていただいた。大変においしいベトナム蟹料理をご馳走になってしまったのだが(サンフランシスコでベトナム蟹料理といえばのアノお店ではありません。Tさん、Nさん、Hさんお世話になりました)、そこに、いらしたのが数ヶ月前に、アップルに入社されたことがニュースにもなったMさん。このユーザーインターフェイスの大家に、「HEINZのトマトケチャップの出し方なんですが……」とふってみた。すると、返ってきた答えは、「HEINZはペンシルバニアの会社なんですよ。ボクはペンシルバニアに住んでたんだけど、そういう話は聞いたことがないなぁ」というのだ。Mさんは1989年~1991年にかけてカーネギーメロン大学の客員研究員をされていたらしい。逆に、「HEINZのラベルの形はペンシルベニア州のマークの形なんですね」ということを教えてもらった。

 それにしても、あのラスベガスのオジサンの手にかかるとペロンと本当にテレビコマーシャルならこう映すだろうというような案配で出てきた。ラスベガスだからって、あのオジサン、CESにやってきたデジタル業界関係者とかではなくてホテルのショウに出ている手品師だったりしないでしょうねぇ……なんていう子供じみた妄想までもたげてくる。“57”のあたりを叩くというのは、ある種の民衆操作というか、とにかく危ないから縦に振ったりだけはするなというおまじないのようなものなのか? その先、トントンやコツコツは、ちょっとしたコツの世界の領域か。ま、でもこれって、いま流行のライフハックですかね?

▼アップルが発表したiPhoneを見る。iPodみたいな周辺がどんなものがありうるかと考えたくなる。初代Macintoshソックリなカバーとキーボードなんか出ないか?

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