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Googleの最初のサーバーは、HDDとケーブルの怪物みたいな物体

近代プログラマの夕4

Posted at 2007/01/16 00:53:23 by hortense

 サンフランシスコの3日目は、仕事を早々に片付け、マウンテンビュウの「Computer History Museum」(http://www.computerhistory.org/)に出かけることにする。サンフランシスコからカルトレインという2階建ての電車で1時間。車両が不思議な構造をしていて、つまり、普通の電車で通路にあたる部分が吹き抜けになっている。2階席は吹き抜けの横の席1つ分が通路になっており、つまり、2階席は窓側席左右1列ずつしかない。なぜ、こんな効率の悪い作りをしているのだろうと思ったら検札の車掌さんがやってきて分かった。1階を歩きながら手を伸ばして2階客の検札もしてしまう! これだと、車掌さんは1階、2階と上り降りしなくていいわけだが、吹き抜けの理由は労働環境が理由なのだろうか? あるいは、車掌さんを雇うときに「背の高い人」という条件があっりするのだろうか? なお、私の乗った車両は1階が自転車専用になっていて、いかにも西海岸な雰囲気でうらやましい。

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 Computer History Museumは、ボストンにあった時代に到着即閉館になったという苦い記憶がある。今回は、マウンテンビュウの駅から1キロほどなので歩く予定だったが、タクシーに乗ることにした。地図を示すためにノートパソコンを取り出すと、いきなりインド系の運転手に「それを売ってくれないか?」と言われる。私のLOOX Sが、あまりにボロボロなので安く譲ってくれると思ったのか? 「何に使うのか?」と聞くと「チャットだ」と言う。Computer History Museumでは、現物を見るのは初めてというマシンが多くてとても感動する。館内ツアーの時間に合わなかったのだが、学芸員(?)のオジサンが、なぜか私ひとりに付いてくれた。「Curtaはスイスでなくてリヒテンシュタインでは?」(濃い話恐縮)とか、オジサンの言い間違いを指摘していたりしたら、「学校で教えているのか?」と言われた。というか、ちょっと嫌がられたのか途中でいなくなってしまった。『計算機屋かく戦えり』や『コンピュータが計算機と呼ばれた時代』を持って行ってプレゼントすればよかったと思う。

 ボストンの時代にはなかったと思う展示品もあって、なるほどなーという気分になる。たぶん、いちばん新しめのが「グーグルの最初のプロダクション・サーバー」と書かれた、ラック一杯のハードディスクとケーブルの固まりの怪物。説明によると、このハードウェアそのものがグーグルの検索アルゴリズムを反映したものになっている。これで1秒間に数千件の検索要求に応えていたとある。ラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンが、最初にこのシステムを安く開発したのだった。

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 ボードごとにハードディスクが数個ずつ載っていて、放熱の問題が気になる。というか、私見ではそのジャンルの勃興期にあるハードウェアというのは、昔の真空管式の時代であろうが、大型機の初期であろうが、CRAY-1であろうが、ミニットマンミサイルの制御部であろうが、すべてゴチャゴチャで下手すりゃケーブルの固まりなのだ。それらに比べれば、ハードウェア屋さんが見れば「こんなものでしょう」というものなのかも知れないが……。後で聞いたらグーグルのオフィスにも同時期のものと思われるサーバーが置いてあるそうだ。グーグルが、ビジネスアイデアの産物ではなくて、技術的な試みだったことが目で見て分かる物体。

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 帰りは、とぼとぼとカルトレインの駅まで帰ろうと思っていたが、知らない人(某広告代理店勤務だという日本人)の車で、サンフランシスコ市内まで送ってもらった。
▼夜、ASCII24.COMのHくんやMacPeopleのAくんなんかと、ユニオンスクエア近くのインド料理店「New Delhi」(
http://www.newdelhirestaurant.com/)。タンドリーミックス、サグパニル、オニオンクルチャ、マトンビリアニなど普段アジャンタで食べているのと同じようなものをバクバク食べる。豪華な店構えに比してリーズナブルな価格。パパダムも旨い。
▼ライターのH氏が「地元の連中がみんなここに行けというんですよ」という24時までやっている本屋さんに付いていく。City Lights Bookseller & Publishing(
http://www.citylights.com/)というお店で、Zine(同人誌みたいなもんですね)がいっぱい置いてあり2冊ほど買う。

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