ネット の記事
2009年06月30日 11時33分 [ Blogmag ] [ サービス ] [ ネット ]
ご愛読いただき、ありがとうございました。
2年間に渡ってここASCII.jpで続けてきたコデラノブログ3も、本日で終了である。
移転先をどうしようかいろいろ考えたのだが、やはりブログ形式で論を書ける場は必要だと思い、自前でコデラノブログ4を立ち上げた。盟友津田大介はTwitterに活路を見いだしたようだが、僕の場合はクドいと言われつつもやはりゆっくり考えて論をひねるのが好きなのだ。
3行でモノが言えるタイプの人もいて、世の中的にもそれを求めているという流れではあるのだけど。変な誤解を排除しつつ、複雑な話をわかるように人に話を伝えるためには、やはりそれなりの文字数を以て書くという方法も、なくならないのではないかと思っている。
もちろんTwitterのようなツールには、拡散力と瞬発力があり、うちの猫もつぶやいているぐらいだから、それはブログとはまた違う性質を持っているのであろう。それらの特徴をうまく捕まえながら、僕もTwitterでも発言して行きたいと思っている。
7月移行、ここがどうなるのかは、まだ聞いていない。このまま残しておくのか、それとも消えてしまうのか。編集部もいろいろ忙しいようだ。
これまでご愛読ありがとうございました。では、続きはコデラノブログ4で。またこれまで小寺信良を支えてくれたASCII.jpの皆さんに感謝します。
2009年06月26日 20時33分 [ Blogmag ] [ ネット ]
EtherPadはいまいちだった
以前、共同編集ができるWEBサービスとして紹介したことがあるEtherPad。
先日MIAUの中川君と共同でテキストを書く必要があったので、2人で使ってみたのだけど、日本語を同時に入力しようとすると、文字の入力ポイントがテキストの先頭に吹っ飛ばされてしまうという現象が起こるようだ。
誰が入力した部分なのかがわかるという点でのメリットはあるが、同時入力が出来ないのであれば、Google Docsで十分である。日本語が通るという点ではワールドワイド対応と言えるのかもしれないが、もうちょっと成長を待ちたい、といったところか。
2009年06月23日 22時18分 [ Blogmag ] [ ネット ]
文字コードの問題を考える
日本で発売される携帯電話に汎用OSが乗ると言うことは、PC並みに文字コードの問題が発生すると言うことでもある。Unicodeに絵文字を入れるという動きもある中、日本の漢字はいったいどうなっちゃうの? という問題を勉強する機会として、MIAUで勉強会を開催することになった。
来週の金曜日である。興味のある方は、ぜひご参加いただきたい。参加申し込みは、メールだけでなく、今回からフォームでも申し込みできるようになった。小さいことからコツコツと。
2009年06月02日 22時10分 [ Blogmag ] [ ネット ]
紆余曲折アリ
早いもので、コデラノブログがここASCII.JPに居を移したのが、07年6月末のことであった。最初はITmediaで商業ブログとしてスタートし、そこが終了して個人ブログに、そしてASCII.JPで再び商業ブログとして約2年続けてきたわけだが、この6月いっぱいで終了、ということになった。
ビューはそれほど悪くなかったとは聞いているが、やはりこの大不況の中、ブログエントリーのビューをビジネスに結びつけるところが難しかったようである。
とりあえずはどこかのブログサービスに移転先を作って、「コデラノブログ4」を立ち上げようかとも思っているが、まあまだわからない。日々発信したいことを、このままブログというスタイルでやっていくべきなのか、それともTwitterをもうちょっと活性化すべきなのか。あと1ヶ月でゆっくり考えてみたい。
ちなみにTwitterのユーザー名は nob_kodera なので、フォローよろしく。あとうちの猫も sorakichi でつぶやいているので、そっちもよろしく。
場所は変わっても、人は変わらない。どこに移転しても、同じようなギロ目で世の中睨んでいきたいと思っている。
2009年05月26日 22時09分 [ Blogmag ] [ ネット ]
ケンコーコムらが訴訟
商業ニュースサイトでは結構取り上げられているものの、ネットの住人のリアクションが薄い話題。
薬事法改正によって、医薬品がネット販売できなくなるというのはご存じだろうか。一部離島などに限って2年間の経過措置が執られるようだが、MIAUのメンバーがこの問題に貼り付いている。
議論の成り行きを見ていると、ネット販売禁止派も、そもそも自分たちが何を守ろうとしてるのかわからなくなっちゃって、振り上げた拳の落としどころがないうちに改正薬事法の実施が迫って来ちゃってるという具合のようだ。
これに対して、ケンコーコムとウェルネットが行政訴訟を起こした。楽天の三木谷氏が訴訟の構えを見せていることは知っていたが、それに先行するところがあったのは驚きである。
ネットでの医薬品販売は、ネットユーザーにとって、メリットとデメリットが見えにくい問題だ。持病を持っていない人なら、特にそうだろう。ネットで薬が買えるより、コンビニで夜遅くまで薬が買えた方がメリットがあると考える人もいる。
だがそれも落とし穴があって、コンビニの店員に薬品の知識まで求めるのは無理があるし、そもそも24時間交代で勤務してくれる薬剤師がそんなに沢山いるとも思えない。結局薬品入手の利便性は、日中に薬を買いに出かけられる人のみが享受するだけという、現在と大して変わらない事になるかもしれない。
さらに対面販売が原則となると、買いにくい医薬品も出ることだろう。例えば妊娠検査薬や、インキンタムシの薬、育毛剤、シワ取りクリームなど、性と美醜に関わるものは、誰かに対面することなく買える方法もあっていい。
MIAUの正会員に聾唖のメンバーがいるのだが、彼らにとって、薬局などで対面で薬を買うことの方が難しいということを初めて知った。それよりもネットで薬の詳細な説明がゆっくり読めて、他の薬品との比較もできて、評判なども含め自分でしっかり確認してから買える方が、よっぽど安全なのである。
既存事業者はあくまでも対面販売にこだわることでネットを排除するのだが、それが健常者のことしか想定していないというのは、医療に関わる者としてあまりにもバカ過ぎないか?
もうちょっと時間をかけて、ちゃんと考えたほうがいいよ、この問題。
2009年05月15日 20時43分 [ Blogmag ] [ ネット ]
ビジネスメールの勘所
週刊誌の「PRESIDENT」が最新刊で、文章の書き方特集をやっているようである。
ビジネス文章の書き方のようなものは、以前から企画書や報告書などいろいろな指南書が出ているわけだが、そこにメールが入ってきているというのがここ数年の特徴である。今の新入社員なら、メールの使い方は慣れたものだろうが、上司や取引先など、これまでには居なかった関係の相手に対してどういうメール文章が望ましいのか、悩むところであろう。
日本語には丁寧語、尊敬語、謙譲語など、身分の上下関係を厳しく定義する言葉があり、これらの使い分けはなかなか難しい。しかしまあ、ビジネスの現場にメールが入り込んできてもう10年余りが経過するが、未だに変な日本語のメールが送られてきたりもするので、そんなに緊張することもない。
もちろんうまくできるに越したことはないのだが、多少おかしくても、相手に失礼のないように最大限の努力した跡が見られれば、大抵の人は笑って許してくれるものである。許されないのは、敬意が感じられないことだ。
特に新人諸君が気をつけなければならないのは、君たちはビジネス社会というピラミッド構造の底辺のしかも端っこんところの一歩間違えば砂にめり込んじゃってる石に相当する立場であり、君たちよりも下は存在しない、ということである。
子会社の人間や雇用者に対するメールでも、まずは君たちから敬意を払わなければ、相手からも敬意は払われない。どんなに実力主義とか成果主義とか言っても、まだ君たちは何の成果も上げてないのだから、すべての人に敬意を払っておくというのが、筋というものである。あ、厳しい受験戦争に勝ち残ったとか、難関を突破して大企業に就職したとかいうのは、成果じゃないから。
コツとしては、あんまりくどくど書かないことである。挨拶部分などをあまり凝ってしまうと、それだけ墓穴を掘る危険性が増大する。丁寧に書くのは、ファーストコンタクトの時だけでいい。そこは先輩のメールなどを参考にしながら(最初はccとかされてきただろ?)、自分なりのテンプレートを見つけていくことだ。
しかし肝心の話の中身までは、はしょってはいけない。そこは丁寧に、相手に対していつまでに、何をして欲しいのか、つまりあなたのリクエストが何なのかをはっきりすることである。
相手とのやりとりが恒常化すれば、あまり挨拶にこだわる必要はない。要件だけシンプルに書き、最後に相手を気遣う一言を添える。
相手がやってくれるかどうかわからない時は、「検討依頼」である。「お忙しいところ大変恐縮ですが、よろしくご検討のほどお願い申し上げます。」ぐらいはさくっとひねり出せるといい。相手が定形で必ずやってくれるはずの要件の場合は、「以上宜しくお願いいたします。」ぐらいでいいだろう。
返事のタイミングは、未読メールを一通り確認した時点で、自分で決められる案件には即返事をする。上司・先輩に確認が必要な場合は、その場で相談のメールを投げておく。相手を待たせる案件の場合は、いつまでに結果が出そうかの予想を返信しておく。
ビジネスメールの要は、なるべく早めにタスクを誰かに投げておいて、自分が相手の処理待ちになることである。決して自分の方に返事が必要な案件を溜め込まないことだ。溜め込むと、必ずどれかを忘れる。
そして決定事項は、すぐTodoやスケジュールに落とし込むことだ。仮に忘れていても、処理できる現実的な時間を見越して、リマインダ設定も忘れないこと。
2009年05月13日 15時56分 [ Blogmag ] [ ネット ]
「携帯電話は自転車と同じ」論がしっくりこないわけ
「子供に自転車を買ってやるときに、親がその安全性を確認し、安全に乗れるよう指導するものだ。携帯も同じである。」という論調がある。ネットではあまり目立たないが、委員会やシンポジウムなどではよく聞く話である。
親がもっと関心を持つべきという意見としてはもっともだとは思うが、この比喩にはなにか違和感を感じていた。それがなんとなくわかったような気がするので、書いておく。
我々は、自転車事故の何を知っているのか、ということである。たとえば車と自転車の接触事故ということにフォーカスしてみよう。車の交通量の多い大通りと、車通りの少ない住宅地の路地を比較してみる。大通りの方が自転車にとって危険であると思われているが、本当にそういえるのだろうか。
1年間の接触事故発生件数でみれば、大通りのほうがたぶん多いだろう。だが、車の通過台数に対する事故発生の割合をみてみると、大通りは交通量が多い割には、事故発生の割合は下がるのではないか。たとえば10万台に1件といった具合に。これと同じ統計を路地でやってみると、実は500台に1件ぐらいになるのではないか、という話である。
つまり見方を変えるだけで、どっちが安全かということは比較できなくなってしまう。交通事故のようなものは比較的単純な事例であると我々は考えがちだが、実はもう一歩考察を深めるべき時期にさしかかっているのではないだろうか。
子供と携帯電話の問題は、まさに社会問題に対してもう一歩深く踏み出すための、いいテーマなのではないかという気がするのだ。つまり、親がしっかりしましょうとか、ケータイを取り上げましょうといった単純な話ではなく、社会デザインとして、トラブルが少なくなるような設計をしなければならないんですよね? これまでそういうことはやってこなかったんですけど、これを機会にそれをやっていきましょうよ、ということなんである。
だが子供と携帯電話の問題は、活動が大きくなるにしたがって、また大手メディアがこの問題を取り上げるようになって、手順をすっ飛ばして単純化しようとしているのがすごく危険というか、加速度的に馬鹿が集まってくるというか。
今までの議論をもう一回ちゃんと踏まえましょうってのを、再確認しながら進まなければならなくなっている気がする。
2009年04月06日 03時15分 [ Blogmag ] [ ネット ]
便乗チェーンメール
北朝鮮のロケット発射に便乗したチェーンメールが出回っているようだ。んなわきゃないので、もし受け取ったら転送などせずに放置すること。以下全文を掲載しておくので、参考にして欲しい。
日朝特殊防衛機関
緊急連絡事項
北朝鮮の
テポドン発射において、
日本軍がミサイルを
追撃した場合、
北朝鮮と開戦をする可能性が
出てきました。
4月4日〜8日に
日本上空もしくは、
本土にミサイルが
突撃した場合には、
憲法の一時改正及び
徴収兵を行い、
アメリカとの共闘声明を出し、
北朝鮮に対し
宣誓布告を示します。
非常に重要な連絡事項の為
早急かつ広い世代の方に
連絡のできる
チェーンメール式を
採らせていただきました
このメールを5人以上の方に
送信してください
尚、
非常に特殊なメールの為
本メール受信後
48時間以内に
送信されなかった場合
北朝鮮関係の方による
連絡妨害とみなし
端末情報より
住所等が本部に送信されます
その場合十分な
処置がとられますので
十分ご注意下さい
皆様のご協力ご理解
何卒よろしくお願いします
2009年04月01日 21時57分 [ Blogmag ] [ ネット ]
MIAUが一般社団法人に
今日これを書くとウソっぽいのだが、本日MIAUは無限責任中間法人から一般社団法人へ、法人登記申請を行なった。場所がら、僕と津田さん、事務局長の谷分さんの3人で東京法務局杉並出張所まで行ったのだが、なにかこう、窓口で重々しい登記作業があるわけでもなく、提出書類を出すと「あ、なんかあったら8日までに連絡します。なにもなければこれで終わりって事で…。」といったゆるゆる感で社団法人になったわけであった。
名刺の作り直しとか、サイトのリニューアルとかもぼちぼちやっていきますんで、今後ともよろしくお願い申し上げます。
2009年03月26日 23時05分 [ Blogmag ] [ ネット ]
考えることを放棄する学校、放棄しない学校
高知県の私立高校では、ケータイ持ち込み禁止から一転、教育への導入に転換したそうである。
「生徒の大半が持っているのに、使い方を教えず禁止するのは教育の放棄」という意見には説得力がある。そもそも禁止するという方針は、手の打ちようがわからないという思考停止状態であることを、自ら暴露するものでしかないのだ。そこを自力で切り開いた決断は、評価されてしかるべきであろう。
しかし逆に言えば、このような方針転換ができるのは、私立ならではとも言える。国公立は、文科省や地元教育委員会の方針に唯々諾々と従うしかないという現状が重くのしかかる。
事態を反転させるきっかけは、私立校から広めていくというのがいいかもしれんなぁ。
2009年03月03日 11時42分 [ Blogmag ] [ ネット ]
まだSafariには乗り切れない
数日間、Safari4βをテストして来た。FireFoxに比べて確かに表示は速いのだけど、細かいところで気になるところがある。
MacとWin版があるのは良いんだけど、機能拡張プラグイン「SafariStand」が付けるかどうかは結構大きな違いとなる。例えばブラウザを再起動したときに、以前のページを表示できる機能は個人的には必須なのだけど、これをSafariStandが提供してくれるわけだ。また、ページ内からリンクをたどったときに、別ウインドウではなく別タブに開くという機能も、SafariStandが実現する。ただ、リンクから開いたタブを閉じたときに、元のサイトに戻ってくれるとなお良かった。
これらの機能は、Macでは可能だが、Windowsでは使えないというのが痛い。フォント表示のなめらかさは、Windows版でも享受できるだけに、惜しいところだ。
あとは複数のマシンを使う身としては、複数のブラウザ間でのブックマークのオンライン連携・共有機能は欲しいところだ。
やっぱりこう、欲しい機能を自分でカスタマイズできる環境を持っているかどうかというのは、一端FireFoxを経験した人間にとっては気になるところである。正式版でどれぐらい機能が充実するのか、期待して待っていることにしよう。
2009年02月28日 00時30分 [ Blogmag ] [ ネット ]
ユルい
ネット系の媒体の編集者の間では、割とコデラノブヨシは知られているのである。名刺を交換すれば、よく記事を拝見してますとか挨拶されることが多いわけだが、ただ黙っていると気づかれないことが多い。
そこでやおら自己紹介すると、「あ、あああ、あああああ!」みたいな反応をされる。どうもサイトなどに載っている写真に比べて、飲み会に出没するコデラノブヨシは、顔がユルいので気づかないようなのである。
いやそりゃあサイトに載せるプロフィール写真は、きりっとした顔で写りますよ。どっちかてーと悩み多い感じで。
本人は右上の写真をぐっと緩くした感じなので、今後ともよろしくお願いいたします。
2009年02月25日 21時58分 [ Blogmag ] [ ネット ]
アメリカ人は世界を代表する?
ITmediaが報じるところによれば、米国の「Googleブック検索」に日本の書籍も強制的に載る可能性が出てきたようだ。
事の経緯は記事中に詳しいが、Googleは世界の「絶版」書籍をデータベース化して、全文検索できるようにしてきた。05年から著作権者らがGoogleを相手取って著作権侵害の訴訟を起こしてきたのだが、それがこのたび和解することになったという。
これが米国内だけの問題ならばそれで済むのだが、日本も加入しているベルヌ条約により、この和解条件には日本の出版物も含まれることになるということのようだ。
ベルヌ条約については、Wikipediaに以下のような記述がある。
内国民待遇
条約加盟国は、他の加盟国の著作物に国内の著作物と同等以上の権利保護を与える(5条1項など)。外国人の権利につき内国人の権利と異なる定めをすることがあるが(外人法、外国人法)、加盟国の著作物については同等に扱われることになる。ただし、著作権の保護期間については相互主義が許容されており、同盟国は、著作物の本国(country of origin)において定められる保護期間を超えて保護しなくてもよい(7条8項)。
詳しくは専門家に聞く必要があるが、どうも上記部分の文言が今回の条件に相当するのではないかと思われる。
これが利用できるのは米国民に限られると言うが、米国でのルールを平気で全世界に押しつけてくるあたりが気にいらんなぁ。
ただ、こういうドラスティックなシステムを考えて、データベースなどもGoogleのような巨大企業が全部自腹で作るというあたりは、今後ビジネスモデルとして参考になる部分が大きい。振り返ると日本では、国内作家のデータベース制作予算が200万円とか発言して場内の失笑を買った日本文芸家協会のエラい人が著作権保護期間延長に頑張っている状況なので、ダメだ早く何とかしないと。
とにかく今、日本だけではないと思うが、書籍が全然売れなくて、パソコン系の技術書などは新刊をほとんど作らなくなった。昨年は僕も、結局書籍の声は一つもかからず、1冊も本を出していないという状況だ。
絶版になった過去の資産を誰かが売ってくれて、幾ばくかのお金になるのならば、いいことではないか。僕のような零細文筆家にとっては、物販としての本が売れないのであれば、文章を販売してくれる新しいビジネスの出現は歓迎だ。
少なくとも現状WEB広告が伸びているからまだ出版社の首の皮が繋がっているような状況では、物書きとしての見通しは暗い。「Googleブック検索」がそれであるかはまだわからないが、Amazonではない新しい本の売り方が、無理矢理にでも尻を叩かれてスタートせざるを得ないということなのかもしれない。
2009年02月11日 00時16分 [ Blogmag ] [ ネット ]
FireFox最短セットアップ考
EeePCはしょっちゅうOSを入れ替えてるので、ネット環境もその都度構築し直しとなる。そうこうしているうちに、だんだんアドオンを入れる手順が定番化してきた。
まず最初に入れるのが、Googleツールバー。現在配布されているβ5では、ツールバー設定も他で使っているものと供用できるので、ほぼ持ってくるだけでブックマーク類のインポートも不要だ。ただレイアウトだけは覚えないようで、毎回Firefoxの検索ボックスを置き換える手順だけは必要となる。
次は「Fire」で検索してFireGestures、「Easy」で検索してEasy DragToGo、「Twitter」で検索してTwitterFox、「menu」で検索してPeasonal Menuをいれて再起動。Peasonal Menuを使ってメニューバーを折りたたむので、FireFoxのメニューバーは消してしまう。またブックマークはGoogleブックマークに一元化しているので、ブックマークツールバーも消してしまう。
そうすると2段ぐらい空くので、縦方向の解像度が低いネットブックでも、まずまず使える広さになる。あとはアイコンを小さくして、少しずつスペースを稼いでいく感じ。一時期は下のステータスバーも消していたこともあったが、ステータスが見えないとヤバいサイトもあるので復活させた。
以前はブラウザの乗り換えと言えばブックマークのインポートやらなにやらでずいぶん時間を要したものだが、上記のアドオンはカスタムなしで使えるので、再セットアップに10分もかからない。
ベテランのPCユーザーになるほど、ブックマークと言えども個人のデータをネット上に持つことに不安を覚えるようだが、僕的には逆に自分だけが持ってると壊したりなくしたりするので、保険としてネット上にもあったほうが安全と考えている。
ある意味自分の情報管理能力を信用できないと、クラウドコンピューティングに走りやすいと言えるのかもしれない。
2009年02月03日 23時58分 [ Blogmag ] [ ネット ]
Evernoteの衝撃
ネット上の記事のクリッピングサービスでEvernoteというのがある。クリップしておきたい記事が保存できるので、時間が経つと消えてしまうWEBニュース記事などをメモする際に便利に使っている。
基本的にはWEBサービスなのだが、これにローカルアプリケーションがあるのをご存じだろうか。ローカルとサイト上にクリップしたコンテンツをシンクロして、オフラインでも使えるようにするものである。
持ち歩くノートPCはWindows系なので、これまでWin版のEvernoteしか使ってないのだが、これがまた日本語の入力が厳しい。単にクリッピングだけではなくメモ書きなどもできるようにテキストエディタも付いているのだが、日本語入力だと画面のリフレッシュが上手く行かないのか、文字を入力していっても、入力位置を示す縦棒が先頭のままで移動してくれないのである。
一気に問答無用で書いているときはいいのだが、修正してBackspaceで消していきたいときに、わけがわからなくなる。使えねえなぁ、と思っていたのだが、気まぐれにMac版を落としてみると、Win版と全然違ってちゃんとテキストエディタも動く。
そのエディタ機能も、チェックボックスや表組みなども入れられて、Win版よりもイイ感じに仕上がっているのだ。
これは知らなかったなぁ。Evernoteの評価がWindowsユーザーとMacユーザーの間で分かれるとしたら、このローカルアプリケーションの出来の差に寄るものかもしれない。
2009年01月15日 19時55分 [ Blogmag ] [ ネット ]
MIAU的08年の総括
我々MIAUが発足したのは、07年10月のことである。なんとまだ1年とちょっとした経っていないにもかかわらず、やることなすこと常に賛否両論、話題を提供し続けてきたという点では、希有な存在となったように思う。とにかく今年は、「インターネット」を巡って様々な思惑が錯綜し、それに翻弄されてきた1年だった。今回は08年にMIAUが取り組んで来た事例をピックアップして、今後の展望を考えてみたい。
昨年1月に行なったのが、「ダビング10について考える」シンポジウムである。ダビング10は今年の7月にスタートしたが、そのルールに落ち着いた経緯、そして運用が開始されたらどういうことが起きるのか、といった点を総括した。さらにパネルディスカッションではB-CAS運用の問題点を指摘、のちに熱く語られることになる廃止論の火蓋を切った。
B-CASに関しては、現在も総務省の「デジタル・コンテンツの流通の促進等に関する検討委員会」で検討が続いている。昨年12月には技術検討ワーキンググループ(WG)から、B-CASカードの見直し案4案が報告されたが、これを受けてネット世論は「B-CASはまだやるつもりなのか」といった風潮になっているようだ。
しかしこれは9月の審議会で、技術と契約の観点から考えられ得る具体的な対応をあげるべし、ということのアンサーで、B-CAS廃止論が後退しているわけではないように思う。残念ながら我々はこの審議会に直接タッチすることはできないが、主婦連の河村氏をバックアップしながら、廃止論を進めていきたいと考えている。
4月にはいわゆる「青少年ネット規制法案」に対して反対の共同声明を発表し、5月にシンポジウムを開催した。当時入手した法案では、通信事業者やPCメーカー、個人に大きな責任を持たせており、 ネットにおける表現の自由を破壊しかねない内容であったことから、新聞・テレビなど大手メディアまでもが反対の立場を取った。残念ながら6月に法案は成立してしまったが、その多くは努力義務に落とすことができた。
そして9月には、我々がオリジナルで作成したインターネットリテラシー読本、「“ネット”と上手く付き合うために」を公開した。これは青少年ネット規制法案に反対する課程で生まれてきた、「規制よりも先に教育があるべき」という理念を我々自身で具現化するものである。まだ全体構想からすれば2割程度しかできていないが、その後11月には総務省の「インターネット上の違法・有害情報への対応に関する検討会」の下位WGで、活動経緯や調査・研究成果を発表する機会を得るなど、大きな意味があった。
この読本に関しては、今後も引き続きセクション3、4と制作を予定している。またこれをベースにテスト授業などを行なうことで、多くのノウハウと、学校の現実を学ぶことができた。さらにリテラシー教育に力を入れているネット企業との協業も、今後は検討していく計画がある。双方のリソースが足りない部分を補完しながら、よりよいネットのために貢献できればと思っている。
民間の取り組みということでは今年4月から、インターネット利用環境整備のための民間団体、「安心ネットづくり」促進協議会が活動を開始する。我々MIAUもこの協議会に参加し、活動していくことになる予定だ。
ネットがどうなればいいか、というのは、いろいろな思惑が錯綜するところだ。我々の考えは、8月に行なった「Google ストリートビュー"問題"を考える」シンポジウムでメンバーの八田真行が発言しているように、インターネットでは様々なトライアルが許されるべき場所だと思っている。誤解されては困るのだが、それは無法であるべきということを求めているわけではない。
我々の行動原理は、非常に単純だ。それは米100ドル札の図柄にもなっている、ベンジャミン・フランクリンの言葉に集約されている。
「ほんの少しの安心と引き換えにいちばん大切な自由を手放す人は、自由も安全も享受する資格がない。」
2008年12月26日 23時44分 [ Blogmag ] [ ネット ]
ウェットなアメリカ
ITmediaに載っていたウォールストリートジャーナル発の記事が、なかなか興味深かった。
米国でSNSの友達削除が問題になっているというが、それが今ごろ記事になる点がいかにもである。友達が何百人いるというのがある種のステータスになるというのは、人間関係のポジティブ面だけ見ればそうだろう。
しかし、友達削除がいずれナーバスな問題に発展するだろうということは、日本ではSNSなるものが輸入された時点からすでに多くの人が想像していたことだ。狭い環境での限られた人間関係のリスクというものは、日本で暮らすうちに自然に身につくものである。
メリットとデメリットを天秤にかけて、メリットが大きければ突っ込んでいくという能力は、現状打破に必要とされる。一方メリットとデメリットがあることを認識して、デメリットを極力回避しようとする能力は、現状維持に必要である。
僕もMixiやFacebookにアカウントがあるが、疎遠になった人をわざわざ削除したりしない。その代わりに、僕自身はほとんど日記などを書き込まなくなっている。ただ、気の利いたことを書く友人の日記を読むのは楽しいし、そこにコメントを残すというのは日常的におこなっている。どちらかといえば、こちらの気の向いたときにちょっかいを出すツールとして、折り合いを付けている。
デメリットがあるのに気づかなかったり、知っていても見えないフリをして無視する楽天性は、のちに行き詰まったときがキツい。この問題をメンタルな成長の糧とするのであれば、今後米国発のコミュニティサービスは、変化していくかもしれない。
2008年12月25日 20時59分 [ Blogmag ] [ ネット ]
Windows Liveは一体何がしたいのか
Microsoftのオンラインサービスとしてはほぼ唯一と言っていい使えるサービスであった「Folder Share」が、「Windows Live Sync」としてリニューアルした。これまでバラバラのストレージサービスを一緒に集めて、全体で容量が増えたのはいいんだけど、Mac用のクライアントソフトがいつまでたっても出てこない。
僕の使い方としては、Vista機にいろんなストレージを接続して写真や動画を吸い上げ、それをFolder ShareでMacと同期するという使い方をしていた。これでデータはVista、オンライン、Macと3カ所にバックアップされたことになる。ある程度期間が経過したものは、NASに移動、という感じだった。それができなくなったのは痛い。
いや言われるまでもなく、DropBoxは便利に使ってますよ。あたしゃ有料会員ですよ。これはこれで、仕事用の原稿や写真、請求書などのデータを全マシンで同期している。SDDのノートPCは容量が少ないので、仕事で必要かつ頻繁に更新するものだけに限定しているのだ。ノートPCにまで同期する必要のないものを、Floder Shareで同期していたのである。
そしてその一体化したWindows Liveだが、以前からオンラインストレージのSkyDriveも利用していた。しかしWindows Live Syncとは、一体化したように見えて中身は共通ではない。なんかこう、アップロードの仕方が違うだけで所詮はオンラインストレージなので、SkyDrive側からもWindows Live Syncのフォルダが見られればいいのに。
あと「知り合い」(英語名 People)機能に飛ぶと、それ以降メニューが英語になっちゃうんですけど、なんとかならないですかね、こういうの。それから「Windows Live スペース」ってなに? これはFlickrみたいなことをさせたいのだろうか。
なんかそれぞれが、どういう目的のものなのかよくわからないというか、棲み分けできないままに一緒くたになっていて、全体でなにがどうなってんのかさっぱり理解できない。
オレが歳とったんかなぁ。
2008年12月24日 21時06分 [ Blogmag ] [ ネット ]
メールのココロ
友人でもある林信行氏がメールで嘆いてる。愛が欲しいって嘆いてるぜ!(違います)
林さんはすごくイイヒトなので、メールの返信もたぶんすごく個別に丁寧なのだろう。かく言うオレはワルイヒトなので、メールの返事は大変素っ気ない。おそらく多くの人が面食らっているのは容易に想像できるが、僕にとってメールとは、内線電話のようなものとなっている。
内線電話とは、おなじ受話器を通して話をするものではあっても、時候の挨拶とかは入れず、名前を名乗って用件を伝えるのみである。切るときに素っ気なくても、特に問題になることはない。言い忘れたことがあったら、もう一回笑いながらかけ直すのみである。
このあたりの、もう細かい気持ちの問題はもはや共有していて、フレンドリーな雰囲気で素早く用件こなしていきましょう的雰囲気を文字で出せるかが、ポイントになるのであろう。それにはある程度いつもの挨拶っぽい個性的な書き出しや終わりの定型文があるというのは、強みになると思う。
今僕はいろんなOSで仕事をするので、メーラーは共通のThunderbirdを使っている。おおむね不満はないのだが、Becky!にあって良かったなと思う機能は、メールをすぐに送信しない機能である。送信ボタンを押すといったん送信待ちのフォルダに入り、次のメールを読み込むタイミングで送信される。
そうしておくことで、何か言葉が足りなかったと思ったたら、フォルダから掘り起こして追記できた。この機能は、いったん自分のタスクとしては終了したんだけど、ちょっとココロにひっかかるものがあった場合になんとかできる、という点で、大変優れた機能であった。まさに気を遣う人向けの機能であろう。
Thunderbirdにはそういうアドオンはないのだろうか。ちょっと探してみようか。
2008年12月22日 13時40分 [ Blogmag ] [ ネット ]
YouTubeという「技術」は上手く使えないのか
ロイター発のニュースなど複数のソースによれば、ワーナー・ミュージックとYouTubeとの交渉が決裂、数十万件の公式ビデオクリップを引き上げることになったそうである。どうも収益配分の金額が破格に低すぎたようだ。
元々YouTubeの収益性の低さは、Googleの中でも問題になっていたと聴いたことがある。そもそもただで盗みみられるよりはちっとはまし程度に収益があればいいという話ではなく、ちゃんとアーティストまで配分が測定できないぐらいまでに安い金額しか出てこなかったということだろう。権利者にとっては、元々積極的というよりは消極的理由で容認してきたYouTubeであるから、これを期に他のレコード会社の追従もあるかもしれない。
技術に罪があるわけではないが、P2PやYouTubeは、ビジネスとしてはなかなか上手く使えない技術のようだ。というより、広告による収益モデルとの組み合わせとして、その利用され具合とのバランスが取れなくなっているということだろう。
広告収益モデルは、それが発明された当初はなかなかいいアイデアだったが、それも実はどこかで使い方を間違えたのかもしれない。
2008年12月09日 23時41分 [ PC ] [ ネット ]
30年以上前からお騒がせ
テクノバーンの記事によれば、ドイツのバンド「スコーピオンズ」のジャケットを巡って、英国のWikipediaが揉めているそうである。問題のジャケットは76年発売の4枚目、「Virgin Killer」である。
実はこのアルバム発売当時の事を、筆者は記憶している。当時中学1年生で、Bay City Rollers旋風は未だ田舎町では吹き荒れ続け、Queen、Kiss、Aerosmithといったバンドが華やかに活動していた時期であった。スコーピオンズは、これらの産業ロックブームののちに台頭することになるH.Mバンドの一つで、ほぼ同時期にジューダス・プリーストやAC/DCらがデビューし、話題となっていた。アイアン・メイデンやメタリカのデビューは、それよりも少し後のことである。
「Virgin Killer」は、絵柄が冒涜的ということで、英国では別ジャケットで発売されたようである。しかし日本ではそのまま発売された。
当時はは「エロくて発売禁止」と聞いて、レコード店で一生懸命妄想を膨らましながら眺めていたものだが、所詮は子供の裸なので、何がエロいのかさっぱりわからなかった。中一のニキビ面の小僧にとっては、ガキの裸よりも大人の裸が見たかったわけである。
それ以降、結構スコーピオンズは目を付けられたようで、出るアルバムがことごとく難癖を付けられて、いろんな国でジャケット変更させられていた。5枚目の「Taken By Force」も、男が墓場で撃ち合いをしているジャケットが不謹慎だということで、これまたキリスト教圏の国で発禁を食らったのを覚えている。
その点日本が偉かったのは、すべてオリジナルジャケットで発売を続けたことだ。おそらく警察からいろいろ言われただろうが、ちゃんと文化・芸術を尊重する意識がレコード会社に強かったのだろう。その点を我々は、誇りに思っていい。オリジナルジャケットが見たい人は、スコーピオンズのオフィシャルサイトで確認できる。
70年代の名盤とされているので、おそらく現在CDでも再発されていると思われるが、ジャケットはオリジナルとメンバーの顔写真のものと、いろいろあるようだ。だが現役で70年代ロックを聴いてきたおっさんからすれば、「Virgin Killer」と言えばあのジャケットなので、30年以上たって今更アレはダメですと言われても、受け入れられるものではない。
日本ではそんなバカなことにならないように、誰かよろしく頼む。
2008年11月18日 10時55分 [ Blogmag ] [ ネット ]
ライフラインとしての光ファイバー
となりの家が売却されたとかいう話で、今週から解体工事が始まっている。そこそこの騒音などはある程度覚悟していたのだが、昨日はうちに来ているフレッツ光の光ファイバーのケーブルを誤って切断してしまったという。
よりによって光ファイバー、というのはまあ仕方がない。電柱の電線というのは、新しい線は下に張るというのが決まりのようで、一番最近引いた光ファイバーが一番下になるのである。
しかしそこはさすがにNTTで、電話連絡して1時間もしないうちにクレーン車両が到着、30分ほどで新しい線に張り替えていった。工事費の請求は当然うちには来るはずはないのだが、解体業者にも請求していないと思われる。
しかし今日また、例の解体業者が同じ線を切ったという。バカなの? ねえ、バカなの?
それまでは室内でイーモバイル接続という状態で仕事をしなければならない。NTTは今度は損害賠償を請求するんじゃないかな。これでも無償修理だったら、NTT神すぎる。
2008年11月12日 22時06分 [ Blogmag ] [ ネット ]
「ネット権」の勉強会
MIAUの第2回目の勉強会の詳細が決まった。2回目のテーマは、「デジタル・コンテンツの利用促進のための法制度等の検討について 」。
講師の岩倉弁護士は「ネット法」を立ち上げた「デジタル・コンテンツ法有識者フォーラム」の事務局長で、フェアユースのキーパーソンが中山会長だとしたら、ネット権のキーパーソンである。
角川グループの角川歴彦会長が構想をぶち上げて以来、水面下での調整フェーズに入っていると言われているネット権。著作権法によるデッドロックを解消するための切り札と言われているが、具体的な形が見えにくいというのも事実である。
今回の勉強会は、ネット権構想をとりまとめた立場から、コンテンツのネット流通に関わる根源的な問題を語っていただくことになるだろう。
2008年11月09日 23時21分 [ Blogmag ] [ ネット ]
保護利用小委のパブコメは出すべき
文化審議会著作権分科会の「過去の著作物等の保護と利用に関する小委員会」、いわゆる保護利用小委が、中間報告に関するパブリックコメントを募集している。
このパブコメ、できれば個人で出してほしい。
というのも、このパブコメを出した個人に対してのみ、著作権に関する国民意識調査のアンケートが送られるようになっているからである。ということは、MIAUのような団体には、送られてこないのである。意識調査へのエントリー権を手に入れるためには、個人でパブコメを提出する必要がある。
パブコメの内容に関しては、MIAUでも意見を公開しているので、参考になるだろう。
締め切りは明日月曜日である。締め切り時間は書いてないが、まあ役所の定時(17時)までには出しておくべきだろう。
アンケートの実施要項は、パブコメ参加者と一般宅への訪問ということになるようだ。しかしこの問題に興味のない一般の人に質問して、どうにかなるような問題とは思えない。設問の内容などには注意が必要であると思われる。
2008年10月28日 21時25分 [ Blogmag ] [ ネット ]
三洋 ALBOを見て思う
本日発表された三洋のALBO。無線LANを搭載した7インチディスプレイである。ハードウェアとしてはいわゆるフォトフレームに近い。しかしALBOは、フォトフレームとは違うものであるという。
そもそも日本において、フォトフレームはあまりブレイクの兆しがない。以前もiPodに写真表示機能がとき、おそらく写真機能はあまり使われないだろうと予測したことがある。その理由は、元々日本には写真を飾ったり、人に見せるという習慣がないからである。
もっとも最近では、ケータイの写真を見せ合うというケースも出てきているが、ケータイに溜まっているすべての写真を見せるわけではないだろう。日本人にとって写真とは、かなりプライベートな記念のものを残す傾向が強い。
ALBOは写真を表示する機能もあるが、メインはコミュニケータであると銘打っているように、メールとそれに添付された写真を表示するというのが、メイン機能である。例えば家族に対する連絡としてALBO宛にメールすると、それが表示されるわけである。
イメージとしては、冷蔵庫に張ったメモであるという。家庭内で使える掲示板というのが、主要な目的だ。
しかしそれならば、もう少し見せ方に工夫がいるだろう。最新のメールを表示するだけでなく、TODOとしてリスト表示ができたり、済んだものにチェックが付けられるといった機能も欲しい。また絵文字やデコメへの対応も課題だろう。そもそもこのようなスタンドに付けるより、もっと割り切って冷蔵庫に貼れるようにした方が良かったのではないか。
とまあいろいろ思うところはあるのだが、三洋がこのような製品を出してくること自体、会社として少し余裕が出てきたということだろう。
今後この手のミニディスプレイは、単に写真を表示するといった単純なものではなく、いろいろな切り口での製品が考えられる。特にコミュニケーションに注視するというのは、いいポイントだ。これまで一般家庭において、距離を隔てたコミュニケーションと言えば電話とFAXぐらいしかなかった時代から、大きな変革を迎えようとしている現れであるように思われる。
2008年10月21日 11時22分 [ Blogmag ] [ ネット ]
ダウンロード違法化はついに何かの引き金を引いた
すでに多くのメディアが報道しているように、昨日の文化庁 私的録音録画小委員会にて、ダウンロード違法化という結論が出されたようである。
そもそもこの委員会自体、かなり恣意的な生い立ちを持っている。05年の法制問題小委員会では、補償金は廃止を含めて検討という結論が出たにも関わらず、その結論をなきものにするために登場した。その懸念はすでに06年の段階で、委員となった津田大介も僕も懸念していたことである。
そもそも名前からする通り、本来ならば補償金の行く末を考える委員会であるのに、補償金に関することは何も決まらず、決めたことと言えばなんの実効性もないダウンロード違法化のみであるわけだから、結局この委員会は本来の機能を果たすことなく終わるわけである。
そのダウンロード違法化だが、そもそもMIAUが立ち上がったのは、この提案に反対するためであった。先日1年目のエントリーを書いたばかりだが、当初の目的が達成できなかったのは残念だ。
本丸とも言える補償金の拡大が決着しなかったのは、民意を汲んだわけではなく、メーカーが反発したからだ。この件に関してパブリックコメントという民意は、ことごとく無視されている。
ダウンロード違法化は、実行されれば状況を悪くするだろう。そもそもストリーミングがベースのサービスがお構いなしということで、反抗的なネットユーザーによってさらに違法アップロードが増えることが予想される。そうなればストリーミングも規制対象となり、罰則化も検討されて行くだろう。こういうことは、効果がないとわかると、必ず規制がエスカレートするものである。
その先には何があるか。権利者が狙うように、またみんなが一生懸命DVDやCDを買うようになるなどというのは、幻想だ。コンテンツは単純にメディア露出が減ることで、いいコンテンツと出会う機会損失が大きくなる。どんなにいい作品が市場に出ようとも、中身を知る機会がなければ買わない。中身を知らずに前評判だけで3000円4000円出すほど、今のネット慣れした若者はそれに価値を見出さないだろう。
この改正で萎縮するのは違法ダウンロードではなく、コンテンツセールスそのものである。ただでさえ今は、市販コンテンツよりもCGMのほうが面白いのではないかということに、多くの人が気づき始めている。「高いお金を出してプロ野球を見にいくより、自分たちで草野球やったほうが楽しい」ということである。何もプロが作ったコンテンツでなくても、アマチュアが無償で作るコンテンツで充分楽しめるという世の中は、もう一部では到来している。
日本特有の傾向として、コンテンツを自分自身で作ること自身も、コンテンツ化するだろう。自分で学ぶ楽しみ、作る楽しみは、何かにつけて器用な日本人なら、必ず見出せるものである。
この決定は今後の日本のプロコンテンツ産業にとって、いい結果はもたらさないだろう。これほどまでに人がプロパガンダで動かしにくくなった時代は、過去なかったのだ。
2008年10月18日 18時23分 [ Blogmag ] [ ネット ]
MIAUが1周年
今日、MIAUの1周年記念パーティが新宿で開かれる。今電車で向かっているところである。1年前、新宿の映画専門大学院大学のセミナールームで設立の記者会見を行ったのだ。木曜日だった。
正直、まだ1年ということに驚きを隠せない。この1年の間にどれだけのことに首を突っ込み、どれだけのことに巻き込まれてきたかを考えると、まさにドラマティックな1年であった。単なる一任意団体がこれほどまでに俎上に登り、学会、行政、各種団体から認知されたというのも、あまり例がないのではないかと思う。
MIAUが1年間、ほぼスタート時の勢いのままやってこられたのも、変に組織組織してない組織だったからだろう。コアメンバーとして動いてくれている人は、皆驚くほど優秀である。そして微妙に得意分野が被っていない。ここがポイントで、つまらないことで対立の構図がないのである。
もっともその代わり、その人のところでタスクが止まっても、誰も代わりになれないという弱点がある。バックアッププランがないのだ。だから割と我々の活動は、発表直前まで何も決まっていなかったりする。
具体的にどれがMIAUの成果かと言われると、もしかしたらあまりないのかもしれないが、少なくとも誰かが黙ってネットのことを決めちゃうようなことはなくなってきたのかなと思う。ネットユーザー、というよりも。もう社会インフラとして普通のものになりつつあるネットを使って、いかに実社会をいいものに変えていけるか、たぶんこれからはそういうフェーズに入っていくのだと思う。
2008年10月08日 23時23分 [ Blogmag ] [ ネット ]
安心ネットづくり促進協議会
今ネットリテラシー教育関係がものすごいイキオイであちこちから立ち上がってきている。今日立ち上がった「『安心 ネットづくり』促進協議会」は、総務省が7月15日に発表した「『安心ネットづくり』促進プログラム」に端を発したもののようだ。いわば総務省お墨付きの、民間主導ポータルということになる。
記者発表会ということで、僕もジャーナリストとして取材に行ったわけだが、これだけそうそうたるメンバーを集めた割には、報道陣の数は今ひとつ。15分前に会場に着いたのだが、「あれ? もう終わっちゃった?」と焦るほど人が居なかった。発表会中でも、全部で50人ぐらいだったのではないかと思われる。会場自体は200人ぐらい入りそうなホールだったのに、もったいない限りだ。
実際の活動開始は来年4月からで、これから会員を集めて活動の枠組みなどを決めていくということである。しかし活動を開始してすぐに成果が上がるわけでもないわけだし、4月まであと半年ある。それまでに、MIAUも含めてすでに活動に着手しているところが頑張っていくしかないだろう。
MIAUの活動も、政治的なものならばおおっぴらに公表できるのだが、ダイレクトに相手が学校や生徒となると、なかなか具体的な活動の公表が難しい。リテラシー読本を発表したあと何もしていないように見えるかもしれないが、メディアに出せない部分で徐々に成果を上げつつある。まあそのうち、公表できるものも出てくるだろう。
今回の協議会の面々を見て思うことがある。たぶん今後、リテラシー教育を突き詰めていくと、ある業者にとっては不利益になる方向というのが出てくるはずである。我々のプロジェクトでも様々な試考を行なっているが、多くのサービスが今のままの業態では居られなくなるだろう。
そのときに彼らは、自社の利益と青少年育成とどちらを取るのだろうか。自社の利益を優先するのであれば、それが内部で抵抗勢力になって骨抜きになる。結局「やりました」というポーズで役所と政治家を黙らせ、何も変わらず問題が水面下に潜るだけ、ということにならないだろうか。もしくはあまりにも窮屈で、未知の可能性がほとんどないネットが出来上がるか。
これは相当に舵取りが難しい話で、今の段階でものすごく単純なゴールが描けていないと、迷走するだろうという気がする。
2008年10月06日 22時45分 [ Blogmag ] [ ネット ]
負の遺産
僕は子供の頃から物言いが生意気だったためか、同級生によくいじめられたくちである。いったんいじめられキャラが定着すると、例え言動を改めたとしても、あるいは学年が上がってクラスが変わったとしても、なかなか改善されないものだ。
だから僕は、はやく大人になりたかった。大人の世界では、あからさまに無視されたり、物を隠されたりといった子供っぽいいじめはないだろうと思ったのだ。実際に社会人になってからは、大人げないいじめに合うこともなくなった。大人とは、大人なのである。東京は人付き合いが薄いと言われるが、僕にとっては逆にそれぐらい干渉されない方が、暮らしやすかった。
今いじめられキャラが定着している子供たちにも、「大人になるまで頑張れ」と励ましてやりたいところだが、ネットの登場でそうも言ってられなくなった。いい年をした大人のはずなのに、群れを成して大人げない中傷をする者が後を絶たない。そういう殺伐としたネット社会を、次の子供たちに渡すことになるというのは、なんとも心苦しい限りである。
一体これからの子供たちは、いつになったらいじめ構造から抜け出せるのだろうか。何をどう頑張れば、ネット社会は良識と秩序が勝る大人の世界になるのだろうか。ネットを変えるのは君たちだ、とはとても言えない。だってネットをこんなに殺伐とした世界にしてしまったのは、モロに我々の世代が吐き出した澱だからだ。
ネットがあることでプラスになることも、実際には沢山あるはずだ。プラス面があるからこそ、みんなが群がるわけで。だがそれらは報道されないし、まとめられてもいない。
しかし実際にまとめたところ、プラス面がちょっとしかなかったら、それはそれで怖い。皆が皆、いいことがあるだろうと思っていたのが、幻想だったということになるからだ。
少なくとも人の足を引っ張ってダメにしてしまうことだけでも、やらないような雰囲気にできないかなぁ。それは制度ではなく、「デザイン」できると思うのだがなぁ。





