2009年06月11日 00時19分
My Music Style本
これまで何度か取り上げてきたオーディオのイベント「My Music Stye」が、本になった。
中身を読んだのだけど、いやあよくもこれだけのオーディオセットを揃え、写真をきっちり撮り、解説を詰め込んだものである。とにかくその労力には、凄まじいものがある。
これまでのオーディオ評と違うのは、スペックを全く載せていないことである。周波数特性だとか、そういうことからの性能予測というのは、旧来のオーディオマニアのやり方だ。しかしその手法を取らず、音の分離や低音・高音のバランス、張りといった、「聴いた感じ」の評に徹している。
こういう評は、聞き手の主観に支配されるとして、旧来のオーディオ評ではなかなか受け入れられないものだが、これからオーディオに興味を持つ人からすれば、カタログスペックの読み方よりも、この機材はこういうタイプ、といったラベリングのほうが、受け入れやすいのだろう。要はコーディネータのお薦め、というわけである。
価格にはこだわらず、高いからいいという方針を最初から捨ててかかっている。リーズナブルなセットあり、iPod再生前提のシステムアップあり、ロック魂専用セットありと、現代のリスニングシーンを代表するチョイスが面白い。
次回のイベントは7月26日、場所は以前取材した場所と同じ、恵比寿である。
夏のイベントということで、また涼しげな浴衣姿のスタッフがお出迎えしてくれるのだろう。本で紹介されたオーディオセットが、実際に聴けるかもしれない。
オーディオは、静かに復権しつつある。
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