2009年03月24日 14時52分
JISキーボードという喜劇
鳴り物入りで登場の世界最薄ノートPC、DELL「Adamo」の日本向けモデルは、やっぱりJISキーボード仕様なんだそうである。
なんでこうも日本仕様にこだわるのか不思議なのだが、学校の先生から興味深い話を聞いた。今小学校では、文科省の学習指導要領に基づいて、パソコンを取り入れた授業が展開されている。だいたい中学年から、早いところでは低学年から、キーボードを使っての入力を授業の一環として行なうことになる。
ところが、「ローマ字」を学習するのは小学校高学年なので、子供たちには日本語キーボードを使ったかな入力を教えざるを得ないんだそうである。そんなわけで、キーボードをJISにしないと学校案件が通らないので、日本で売られるPCはJISキーボードにしてしまうらしい。
しかし、だ。早くからIT教育は立派なことであるが、この子たちが大人になる頃は、ネット社会も成熟して国境がなくなることだろう。国際社会の一員ともなれば、英語でメールやメッセージのやりとりを行なう機会も、今よりもっと多くなる。
そうなったとき、その子供たちは英文をタイプするために、もう一度キーボードの英語配列を覚え直すことになるのだろうか。欧米に留学するときに、日本からキーボードだけ持って行くのだろうか。なんかそれって、すげえ無駄なハードルを作っているだけのような気がするのだが。
元々ローマ字入力の人は、英語キーボードかJISキーボードかは、記号の位置が多少違うぐらいで、慣れればそれですんでしまう。しかしかな入力しかできない人は、英語キーボードでの入力は難しい。
何をもってバイリンガルとするのか。僕は英語環境でも普通にやっていけるやり方のほうが、メリットがあるんじゃないかと思うんだけど。下の子もたぶん、JISキーボードの洗礼を受けることになると思うが、小学校のうちにローマ字入力を覚えさせようと思っている。
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