2008年12月26日 23時44分
ウェットなアメリカ
ITmediaに載っていたウォールストリートジャーナル発の記事が、なかなか興味深かった。
米国でSNSの友達削除が問題になっているというが、それが今ごろ記事になる点がいかにもである。友達が何百人いるというのがある種のステータスになるというのは、人間関係のポジティブ面だけ見ればそうだろう。
しかし、友達削除がいずれナーバスな問題に発展するだろうということは、日本ではSNSなるものが輸入された時点からすでに多くの人が想像していたことだ。狭い環境での限られた人間関係のリスクというものは、日本で暮らすうちに自然に身につくものである。
メリットとデメリットを天秤にかけて、メリットが大きければ突っ込んでいくという能力は、現状打破に必要とされる。一方メリットとデメリットがあることを認識して、デメリットを極力回避しようとする能力は、現状維持に必要である。
僕もMixiやFacebookにアカウントがあるが、疎遠になった人をわざわざ削除したりしない。その代わりに、僕自身はほとんど日記などを書き込まなくなっている。ただ、気の利いたことを書く友人の日記を読むのは楽しいし、そこにコメントを残すというのは日常的におこなっている。どちらかといえば、こちらの気の向いたときにちょっかいを出すツールとして、折り合いを付けている。
デメリットがあるのに気づかなかったり、知っていても見えないフリをして無視する楽天性は、のちに行き詰まったときがキツい。この問題をメンタルな成長の糧とするのであれば、今後米国発のコミュニティサービスは、変化していくかもしれない。
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