2008年11月28日 23時08分
NHKオンデマンド開始に思う
NHKのオンデマンドサービスが、12月1日にスタートするそうである。
放送局自身が始めるオンデマンドは、新しいビジネスモデルとして総務省でも検討が進んできた。まず試策としてNHKからある程度強制的にスタートさせることで、民放へのテコ入れを図る。
ただ民放とNHKの両方で仕事してきた立場からすれば、NHKの今回の試みは、民放にはあまり参考にならないだろう。というのもまず、制作に関わる会社の数が全然違うため、権利処理の性質が違う。もう一つは、視聴者層が全然違うので、求められるコンテンツのタイプや質が違う。
ただのテレビ番組だろ、というくくりとして一緒くたにされてしまうのだが、実際には相違点が多すぎるのである。
民放で権利処理が簡単なのは、報道番組ぐらいだ。過去報道番組をネットに載せる取り組みは、結構早い時期から実験されてきたが、収益モデルが作れないで居た。それは、本当に単にストリーミングとして存在するだけだったからだ。
報道番組がネットに出る意味とは、検索で引っかかるかどうかである。したがって詳細なメタデータの埋め込みが必須だ。テキスト検索の中でメタデータをひっかけ、クリックするとそれが映像として出現した時間に直接ジャンプできる。
そこまでの検索性があってこそ、ニュースには意味がある。いち早く伝えるという意味で存在することへのコダワリを辞めることから始まるのだと思う。
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