コデラノブログ 3

がんばれ九十九電機

秋葉原に複数の店舗を構える九十九電機が、民事再生手続きの申し立てを行なったようである。店舗はまだ通常通り営業を続けているとのことだが、今の景気状況とPCのありようを見れば、自力での再建はなかなか難しいだろう。

九十九電機といえば、大型店の中でもパーツ販売は小さなショップと同水準の価格を維持しており、買い物には便利だった。ケース専門店など、これまでパーツ屋として一緒くたに扱っていたものをセグメント分けしたというのは、新しい試みだった。

また各種専門店も見所があった。映像のプロ用ショップで安定した人気を誇っていたし、ロボット専門店を出店したときは「まだ早いだろう」とは思ったものの、アンテナとしては正しい方向であった。

目端が利くのが売りだった九十九電機も、現在のアニオタ文化への転身は難しかったようだ。やはりPC/エレクトロニクス分野とオタク/同人分野は相容れないものなのだろうか。楽しむ側の人間には境目はなくても、商売をする側には境目があるのかもしれない。

以前、末広町に移転した若松通商に行ってみたが、昔ほどの混雑ぶりはないものの、需要は確実にある部分で手堅く商売している印象を持った。得意分野のある店は、メインストリームを新しい分野に譲って、秋葉原のある一定レイヤーに収まっていくという構造なのかもしれない。

九十九電機も、店舗を整理するなどしてコンパクト化することになるだろう。しかしどこかで我々PC世代のよりどころとして、営業を続けて欲しいと思う。

この記事へのトラックバックURL

http://blogmag.ascii.jp/admin/mt-tb.cgi/1730

この記事へのトラックバック(0)