2008年10月23日 09時08分
テキスト入力にかけるコスト
11月に発売されるキングジムの「ポメラ」が注目を集めているようである。
出来るのはテキスト入力だけ、乾電池駆動、ネット接続機能なし。 考えうる限り必要最小限の機能に絞り込んだあたり、さすがに事務器メーカーの製品である。小型ながらフルサイズのキーボードを搭載し、ATOKを積んだたところがミソであろう。
効率的なメモ書きを目的としているそうだが、ターゲットはもちろん、ケータイの文字入力に馴染めないPCユーザーである。なぜならばそもそもメモ書き程度なら、ケータイで十分という層は相当にあるだろうからである。
価格的な事を言えば、3万円弱という値段に躊躇する人も相当あるだろう。あと2万円出せば、フル機能を積んだミニノートPCが買える。テキストを書くだけで拡張性もなしという単機能に、どれだけコストがかけられるかというのが、一種の踏み絵となっている。
おそらく物凄く限られた層にしか受け入れられないと思うが、事務器というのはもともとそういうものである。この価格設定も、量産効果がなくてギリギリという線であろう。
ただ、書くのが商売である我々モノカキの評価は、あまり当てにはならない。なにせ2万円以上の「キーボード」を買っても、元が取れる商売なのである。普通のビジネスマンが、モバイルノートじゃなくてこれだ、という使用シーンを描けてこそ、本当の評価が始まるモノだろう。
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