コデラノブログ 3

ゼロと透明を証明する話

昨日のMIAU法人化パーティのエントリーで、触れなかったことがある。あまり団体のことばかりを商業ブログで書くのは憚られるのだけど、団体を立ち上げた経緯からずっとこのブログでフォローしているので、その説明責任はあるだろう。

MIAUは法人化する以前から、多摩大学 情報社会学研究所 所長の公文俊平教授にご意見を伺ってきた。というか、我々の活動趣旨から考えても、情報社会学の権威である公文先生にアドバイスを頂くのは、妥当だと考えたからである。

立場として後見人?、顧問?、アドバイザー? とかいろいろな名称が検討された。何か団体の上に就任していただくことになれば、たぶん幾ばくかの顧問料をお支払いするのが筋なのだろうが、我々は収入源がないのでお支払いするお金もない。無料でお引き受け願えませんかと図々しくも申し上げたところ、快く承知していただいた。ただ、責任とか決定権とかが先生のところに行かないよう、ご意見を拝聴するのみということで、後見人ということにさせていただいた。

で、そういう関係をこれまで公にしていなかったので、法人化発表の席で一つご挨拶をいただきたいと思い、その旨をご招待する皆様宛にメールで、協力会員の皆様向けにメーリングリストでお送りした。

ところがその件に関して、メーリングリストに池田信夫先生から強烈な批判の声をいただいた。MLに投稿されたものなので私信ではないとは思うが、僕の方からは公表は差し控えさせていただく。必要があれば、池田先生の方で公表されるかもしれない。

公文先生が贈賄に関与しているというような内容だったが、我々としてはそれを確認する手段がない。そもそもそれはGLOCOM(国際大学グローバル・コミュニケーション・センター)での出来事で、MIAUとは関係ない話なのである。僕はGLOCOM自体をほとんど知らないので、交渉とか取引とかではなく、単に一体どういう話なんですかこれ、という事を池田先生から直接伺おうと思ってご連絡したのだが、断わられてしまった。

我々としてはなんのことだかさっぱりわからないし、困ったのう、ということで、今度は公文先生にお話を伺うことにした。ご自宅にお邪魔して1時間ほど、経緯などを含めてお話を伺ったのだが、公文先生としてはこのような問題になにもMIAUが巻き込まれることはない、君たちは君たち本来の仕事をすべき、ということで、後見人を辞退される意思を示された。

我々としては、後見人にはなって貰えないわ、パーティにも来て貰えないわ、池田先生には絶縁されるわで、踏んだり蹴ったりの何一ついいことがないのだけど、公文先生が引き受けないとおっしゃるものを、こちらで勝手に認定するわけにも行かない。いろいろあきらめるしかないね、というのが現状である。

ごく個人的な感想を言わせて貰えれば、池田先生もMIAUを積極的に潰そうというご意思はないのだと思う。ご本人の信じる正義で動いていらっしゃるので、周辺の細けぇのが巻き添えで吹っ飛ぼうが、あまり気になさらないのかもしれない。これまで放送行政での見識は大変参考になったのだが、もうお話を伺う機会もなさそうなのが残念だ。

公文先生も、人柄を申し上げるほど親しくお付き合いさせていただいているわけではないのだけど、何度かご意見を伺う中で我々の活動趣旨を支持していただいているし、浅学な僕にもわかるようにお話いただくので、大変ありがたかった。もうMIAUにコミットしていただくのが難しくなったのは残念である。我々は我々だけで、頑張っていくしかない。

ただ池田先生のブログにあるような、公文先生がMIAUにお金とか仕事をくれたとかいう話は、全然ない。

これまで我々の収入らしい収入と言えば、以前LivedoorからMIAU名義の連載を貰っていたことがあって、それの原稿料があるのと、昨日のパーティで参加費を頂いたので、それの経費を差し引いた残り少しと、パーティで寄付箱にカンパいただいたお金、僕らにあるのはそれだけである。昨日のパーティ会場も、本来そういうことをする場所ではないのだけど、我々の趣旨をお話ししてご厚意で貸していただいた。

こないだのGSVのシンポは初めての有料イベントだったのだけど、会場費と登壇者に謝礼をさしあげたらきれいさっぱりなくなってしまった。あんまり参加費を高くしたくなかったし、沢山の人に来ていただけることが重要なので、あれはあれで良かったのだろう。

池田先生には過去MIAUのシンポに2回ご登壇いただいており、そのときは無料イベントだったので、ギャランティもお支払いできなかった。その辺の台所事情もご理解いただいていると思っていたので、お金に関して疑われたのはとても残念だった。我々としては空っぽの財布をさかさに振って、ズボンのポケットを裏返して見せて、お金ないんですというぐらいしか証明する手立てがない。ないものを証明するというのは、難しいなぁ。

今後我々としては、池田先生と公文先生の両方から距離を置いて、我々に求められている本来の仕事を頑張っていく。それ以外にも、我々に黒とか赤とかのペンキをぶっかけようとしている人がいる。おそらく我々が無給・無償でこんなことをやっているということが、理解できないのだろう。

また外側から我々を巻き込んで、利用してやろうとする人もいる。こういう人こそ、心底MIAUをどうでもいいと思っている人である。いやそんな買いかぶられても困るっすよ。我々は色を投げつけられても時間をかけてはじいていくような、無色透明な強化ガラスでありたいと思う。

昨日パーティの席上でも活動方針をお話ししたのだが、今後はみんなが疑問に思ったり、難しくてよくわからない問題を、専門の先生をお呼びしての勉強会などを積極的に主催して行こうと思っている。お金の話ばかりしてほんと、申し訳ないのだけど、それの会費を収入源で頑張っていこうと思う。

次回勉強会があるときは、カンパだと思って参加してくれるとうれしいです。あとMIAUに研究とかレポートとかやらせてくれるところがあったら、紹介してください。長文に付き合ってくれてありがとう。Asciiさんこんなエントリーでごめんなさい。

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