コデラノブログ 3

ワンセグに釘を刺しておくか

総務省による、地上デジタルテレビ放送に関する浸透度調査結果が発表された。以前から総務省は、地デジへの移行がなかなか進まないのは、認知度が足りないせいであるとして、アピール策を強化した。草なぎ剛がしつこいぐらいにあっちこっち地デジと言って回っているのは、そのためである。

しかし今回の結果、認知度は93%にも登るのに、地デジを視聴していない理由のトップが、「居住地域で地デジ放送が開始されていない」である。受信機の普及が進まないのは、放送されてないからだ。放送開始と対応機器購入は、卵が先か鶏が先かの話ではない。放送が見られなければ、買わないのは当たり前である。

将来のこの手の調査で、ワンセグが入り始めたときは要注意である。というのも、ワンセグは12セグに比べて受信しやすいため、12セグが映らない地域でも映る。電波到達地域は公開されたデータがないようだが、エリアが倍ぐらい広がるようである。

地デジ普及率の数字にワンセグを混入したら、ドエライ数字が出てきてしまうことは想像に難くない。また昨年にはすでにワンセグケータイの累計出荷が1000万台を突破した。これを受像器の数字に組み込んだら、大変な数字が出てきてしまう。ここはしっかり見ておきたいところだ。

また補償金も、ワンセグへの動きはきちんと確認しておきたい。ワンセグケータイを始め、USBワンセグ機器などは、録画機能を持つものが大半だ。補償金の議論にワンセグが登って来たら、これもまた大変な数字になる。

これまで補償金は、「メディア課金」が中心だった。CD-RやMDなど、大量消費されるメディアの価格に上乗せされているわけである。iPodへの課金議論で注意しておきたいのは、これが通れば事実上「デバイス課金」への移行が本格化することである。

そうなれば、本体に録画可能なケータイや、さらにはメディアを内包しないUSBワンセグチューナー単体にもPCで録画できるとして、課金しないのは整合性がとれない、という議論になってしまう。

普及率と補償金、この2点にワンセグを絡めないよう、常に監視することを忘れないようにしたい。

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