コデラノブログ 3

緊急シンポジウムやっちゃうよう

すでにMIAU公式サイトでも告知が出ているが、来週火曜日にダウンロード違法化について緊急シンポジウムを開催することになった。

7000通を超えるパブコメのうち8割が反対にも関わらず、既定路線として強行突破しようとする点だけでも十分問題だが、さらにそれに便乗する形で出された補償金廃止とDRM化の未来像、これについて、たぶん多くのメディアは問題点がわかってない。

これ、私的複製を認めた30条を全面廃止するという話なのである。したがって今後のあらゆる複製は、権利者との契約ベースで行なわれることになるだろう。しかもコピーする時に、その規模や回数によってお金を払うといった少額決済は現実的ではないので、すべてのコンテンツがコピーによる損失補償を前提とした金額になる。実際にコピーしなくても、するかもしれないということでその対価を払うことになっていくだろう。

米国には私的複製のような規定がなく、すべてフェアユースの概念で運営されているが、それは迅速な裁判制度があってこそ、そして民間主導の市場があってこその話である。日本でも知財高裁ができて知財に関する裁判は高速化しているものの、しかし訴訟のスタートは地裁である。特に性格上、東京地裁に集中することになると思うが、これはもう裁判所に行列ができる話になるかもしれない。

僕は以前コラムで、「補償金が廃止される場合、30条と心中になるだろう」と書いたが、その路線を文化庁が飲んだという話なのだ。

文化と権利が、差し違えで死ぬことになる。問題だと思われる方は、ぜひシンポジウムへの出席をお願いしたい。

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