2007年12月 の記事
2007年12月31日 15時06分 [ Blogmag ] [ 社会 ]
今なお編集中
先日のMIAUの緊急シンポジウムの模様を編集中。YouTube向けに10分おきに区切らないといけないのが面倒である。もうすでに頭から池田先生の講演まではYouTubeとニコニコ動画にアップ完了、斉藤先生は現在レンダリング中、パネルディスカッションは編集中である。
まだ引っ越したばかりなので、大掃除などは必要ないが、年末はそれなりにやることがある。ここらで編集は途中で中止して、家内の実家に移動。そちらで作業再開する予定である。年内にアップロードを目指したのだが、斉藤先生以降のアップは年明けになるだろう。なにせ実家のインフラでは、アップロードが難しい。
MIAUの広報活動は、こんな家人への迷惑の上に成り立っている。はやくこういうのも組織化しないと。
2007年12月28日 16時19分 [ Blogmag ] [ 社会 ]
1000通以上違ってた?
文化庁がダウンロード違法化に関するパブリックコメントの内容を公開した。7,500通と発表したのは集計ミスで、実際は8,720通だったそうである。まあそれはそれで、前代未聞の数のパブリックコメントが寄せられたということになる。
ダウンロード違法化のところだけざっと見てみると、MIAUのパブコメジェネレータそのままを使った投稿は、だいたい1,600通前後なのではないかと思われる。多くの人はジェネレータの文章を土台に、自分なりにアレンジして送ったようだ。
同一の文章は1つにまとめられるのは仕方がないとしても、ジェネレータの存在が自分の意見を提出するきっかけになったのだとするならば、意義は大きいと言えるだろう。そしてこの8割の意見を、文化庁がゴーカイにスルーしたという結果が確認できたことも、ある意味一つの成果と言えるのではないだろうか。
2007年12月25日 23時34分 [ Blogmag ] [ 社会 ]
明日はいよいよシンポジウム
皆さんこんばんは、小寺信良(C)です。
さて26日の夕方は、MIAU初のシンポジウムである。登壇のメンバーがすごい。あの池田信夫先生に加え、小倉弁護士も参加という、blog界を震撼させる強力2ショットが拝めるのはMIAUだけ! というイキオイなのである。
僕も登壇して話すつもりだったのだが、このお二方を交えたパネルディスカッションに時間を割きたいので、僕の講演はやめてディスカッションの進行役に回ることにした。なお当日はUstreamで中継するはずなので、その時間にPCの前に居られる方は見ることができるかもしれない。
なおこの模様は、MIAU設立記者会見同様収録はするのだけど、いつUPできるかはお約束できない。ていうかそういうことできるの、今のところオレしかいないんだけど、年明けすぐCESに行っちゃうので、編集している時間が見えてこないんである。できる限りがんばろうとは思ってるけど。
上げられるめどが付いたら公式サイトとかで告知できると思うので、お正月番組に飽きたら小難しい話を見るなどしていただければ幸いである。
2007年12月23日 17時11分 [ Blogmag ] [ 社会 ]
ありがとうみんな
先に挙げたエントリー、著作権表示ではなく「ちゃん」の略称であるということ、ごめんオレ素で知らなかった。それに関しては、すごすごとエントリーを消すのもずるいので、そのままさらしておく。ブクマでバカ扱いしてくれ。
しかしだな、あのCは小文字じゃないからマルシーとは違うと言っても、他にアルファベット文字がないので、そのサイズからは大文字か小文字か判然としないのではないか。まあこのようなシャレは、いかにも子供が喜びそうなことで、メールなど私文書で使う分には問題ないと思うが、仮にも雑誌という「情報発信メディア」でそれを臆面もなく使うというのは、よろしくないと思う。
まあ負け惜しみにしか聞こえないかもしれないが、僕の範疇であるテレビでは、まずこういう表現はヤバくて使わないな。仮にも法文で指定されたマークの類似物を、ごく一部の慣例に基づいて使用するということは、メディアとしてはあり得ないよ、というのがオレの率直な感想である。
ああ、どうせこれもはてブで祭りになるかな。どれぐらい延びるか、楽しみにしてるよ。
2007年12月23日 13時43分 [ Blogmag ] [ 社会 ]
著作権で人はバカになりつつある
今日たまたま娘が買っていた「ラブベリー」って本をふと見たら、出ているモデル名に、ことごとくマルシーのコピーライト表示がある。事務所が付けた芸名であれば、それは登録商標(マルアール)で処理すべきことで、著作権で処理すべき事ではない。ましてや本名だった場合、それは誰の著作物でもない。氏名はそもそも、「思想又は感情を創作的に表現したものであつて、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの」ではないからである。
この状況が続けば、例えばこの本に載っている名前の人物とは別人で、たまたま本名がそれだった人が著名人としてマスコミに名前が出るようになったら、著作権侵害で訴えるつもりなのだろうか。
モデル事務所がやっていることなのか、そこまではわからないが、あまりにもバカげている。発売元の徳間書店も、いいかげん大きな出版社なんだから、こういう間違った著作権乱用はやめるよう、諫める側に回らなければならないはずだ。
2007年12月22日 08時56分 [ Blogmag ] [ 社会 ]
緊急シンポジウムやっちゃうよう
すでにMIAU公式サイトでも告知が出ているが、来週火曜日にダウンロード違法化について緊急シンポジウムを開催することになった。
7000通を超えるパブコメのうち8割が反対にも関わらず、既定路線として強行突破しようとする点だけでも十分問題だが、さらにそれに便乗する形で出された補償金廃止とDRM化の未来像、これについて、たぶん多くのメディアは問題点がわかってない。
これ、私的複製を認めた30条を全面廃止するという話なのである。したがって今後のあらゆる複製は、権利者との契約ベースで行なわれることになるだろう。しかもコピーする時に、その規模や回数によってお金を払うといった少額決済は現実的ではないので、すべてのコンテンツがコピーによる損失補償を前提とした金額になる。実際にコピーしなくても、するかもしれないということでその対価を払うことになっていくだろう。
米国には私的複製のような規定がなく、すべてフェアユースの概念で運営されているが、それは迅速な裁判制度があってこそ、そして民間主導の市場があってこその話である。日本でも知財高裁ができて知財に関する裁判は高速化しているものの、しかし訴訟のスタートは地裁である。特に性格上、東京地裁に集中することになると思うが、これはもう裁判所に行列ができる話になるかもしれない。
僕は以前コラムで、「補償金が廃止される場合、30条と心中になるだろう」と書いたが、その路線を文化庁が飲んだという話なのだ。
文化と権利が、差し違えで死ぬことになる。問題だと思われる方は、ぜひシンポジウムへの出席をお願いしたい。
2007年12月21日 18時26分 [ Blogmag ] [ 社会 ]
コンテンツ政策フォーラム総会
慶応大学で行なわれているコンテンツ政策フォーラム総会に出席。どうもコンテンツ学会(仮称)というのが来年立ち上がるようである。
予想外に面白かったのは、活動の一環として「コンテンツ学」という教科書を作ったこと。著者の方々の短いプレゼンテーションは、なかなか役に立った。デザイン、マネーフロー、人材育成、ビジネスモデルといった多方面からコンテンツを研究するという趣旨で、今後のコンテンツ政策への提言にも、共通知識として知っておいた方がよさそうである。
2007年12月20日 22時35分 [ Blogmag ] [ 社会 ]
正月はないかもしれん
録画録音補償金委員会の結論を受けて、いろいろ言いたいことも沢山あるのだが、いかんせん目の前の仕事もこなさないと食べていけないわけで、なかなかまとまった話が書けずに申し訳なく思っている。実はこの年末年始に本の執筆とか広告企画とかいろいろ集中して、仕事が収まらない感じなのである。年賀状も全然やってねー。しかも年明けすぐCES取材ー。
しかし鉄は熱いうちに打てと言うし、考えも表明していかなきゃいけない。そんなわけで、今回の全否定でかえって闘争心に火が付いたMIAUのメンバー、今後熱い仕掛け考えてるから。いろいろ考えてるから。んでいろいろやっていくから。助けが欲しいときは呼ぶから。
よろしくお願いいたします。
2007年12月19日 16時43分 [ Blogmag ] [ 社会 ]
まだ終わってない
18日に開催された私的録音録画小委員会では、ダウンロード違法化は不可避との見解が出された。個人的には、そもそも補償金委員会がなんで私的複製のような大問題を扱う権利があるのか、と言いたいところだが、前代未聞の数と言われたパブリックコメントが、完全に無視された格好である。
そもそも著作物流通推進室長が、「うち7割がテンプレート」と発言していたのは、ロクに法人でもないユーザー団体がこしらえたテンプレートなど笑止、という意味か。
ようしわかった。じゃあこっちもちゃんと法人登記して、きっちり消費者団体としての体裁を整えてやろうじゃないか。
舞台は国会に移った。政治家は票に繋がらないからといって著作権やIT周りのことをやりたがらないが、じゃあこの動きを票に繋げてやろうじゃないか。すでに政局は十分に不安定で、票の力が意味を持つ時期も近づいている。
まだだ。まだ終わってない。俺たちは超がんがる。力を貸してくれ。
2007年12月18日 16時20分 [ Blogmag ] [ 放送 ] [ 社会 ]
撤回ではなく凍結
昨日の椎名さんらをはじめとする権利者側の記者会見では、補償金が受け入れられない場合、ダビング10は白紙撤回なのか、という僕の質問に対して、撤回ではなく凍結、というご返事をいただいた。
つまり合意点としてはダビング10以外になく、補償金で揉めたら別の方法ではなく、進行を止める、ということであろう。しかし、ダビング10への進行というのは、総務省主体で運用規定改正が行なわれたあと、日時を決めて一斉にスタートするという準備がなされることだろう。これを事実上、権利者側に止める手段があるのだろうか。例えば映画はテレビに出さないとかといった、制裁手段があり得るのだろうか。
おそらく現場は飲めないだろうなぁ。もうビジネスが回転しちゃってるだろうし。
ダビング10の具体的なスタート地点としては、来年の6月頃という発言もあった。権利者側は、そのダビング10ルールも暫定合意であり、将来的にはまた変わるというスタンスのようだが、そんなにころころ方式は変えられないだろう。放送事業者もそうだし、我々消費者も3年おきに方式が変わるようなら、もうテレビって録画しなくてもいんじゃね? という風潮を加速させるだけである。
僕はだらだらとリアルで放送を見るより、録画してほかの再生機に転送して見た方が、ハンドリングがいいので好きなのだ。そういう文化がなくなってしまうのであれば、残念なことである。
2007年12月14日 15時21分 [ Blogmag ] [ 放送 ]
テレビに変わるもの
Internet Watchの記事によれば、月間利用時間ではニコニコ動画のほうが、Youtubeよりも長いという。調査会社は「2ちゃんねる的なコメント機能や『職人』による高品質動画などが醸し出す臨場感と一体感が、ユーザーを引き付けている」と分析しているが、もう少し別の見方もできるだろう。
Youtubeは、コンテンツの長さが10分以内と決められている。すなわちユーザーは、数分おきに能動的なアクションを求められることになり、それは逆に短時間で効率的な情報摂取を意味すると考えられる。
一方ニコニコ動画は、Youtube的なリレー検索的利用ではなく、一つの短いコンテンツを繰り返し再生して見るという行為と、コンテンツが時間に縛られないため、テレビ的に流しっぱなしにしておくという使い方の両方が存在する結果、視聴時間が延びる結果になっているのではないか。
ビジネスモデルとしては、日本においてはYoutubeよりもニコニコ動画のほうが、上手くやっているようにおもう。一見2ちゃんねるの延長線上に見られがちなサイトだが、JASRACとの提携にしても、アフェリエイトにしても、投稿者も視聴者も、サービスをどう利用すればいいかのレールを敷かれており、わかりやすい。
もう少しメジャーな扱いをされてもいいサイトではないかと思う。
2007年12月12日 20時46分 [ Blogmag ] [ 社会 ]
閲覧権とは違うアイデア
角川グループの会長・角川歴彦氏が「知的財産セミナー」にて指摘した「厳しすぎる日本の著作権法が萎縮効果を生んでいる」という分析に関しては賛同するが、同氏が提唱する「閲覧権」はどうも筋が悪いように思う。
そういう法文に関わるような「権」を持ち出すと、結局今ある著作権にオーバーレイする形になってしまうからである。その点に関しては白田秀彰先生がASCII.JPの記事で答えている。
この閲覧権、DRMを残したままで閲覧料を徴収するという形になるそうだが、個人的な見方をすると、DRMと補償金を現状のままに据え置いて、補償金のほうを税金並みに格上げするという論理に見えてしまう。先日の私的録音録画小委員会で、日本音楽作家団体協議会の小六禮次郎委員が述べた「わずかな補償金が日本文化を支える柱になる、例えば税金のようなもの——と考えてもらえないだろうか」という言葉が、どうも引っかかっているのだ。
ただこのアイデアだけ借りて、現状の補償金制度を根本から解体し、広く薄く徴収したお金で縁の下のクリエイターの生活保障や、若手クリエイターの育成資金として再設計するという話にしてしまったらいいのではないか。つまり、これまでの補償金のように記録メディア側から徴収するのではなく、複製可能な形態で配布されるコンテンツ側から広く薄く徴収するというモデルである。
これならば、DRMをかけて複製不可にしてあるコンテンツからは、お金が徴収できないというロジックになる。そうするとコンテンツ配布は必然的に、コピーフリーあるいはコピー前提の緩いDRMへと転換せざるを得なくなるだろう。さらにこれまで難題であった、DRMと補償のバランス問題も解決する。
案外権利者側にとっても、消費者側にとっても、そこそこ飲めるプランではないかと思うのだが、ちょっとこの方向でメリット、デメリットなど、考えてみてくれないか。
2007年12月11日 15時52分 [ Blogmag ] [ 書籍 ]
モノカキとしてスカウトされたそもそも
最近身の回りで転職の話を多く聞く。景気がいいところと悪いところの不公平感が、広がっているのだろうか。すでに学歴社会のようなものは崩壊したと信じているが、新卒で就職する人にとっては、少しでも差別化が必要というのは事実だろう。
筆者もテレビ編集者から執筆業に転職したといえば転職したのであるが、ほかの人に比べてどのような差別化ポイントがあったのかと思い出してみると、実にしょーもないことであった。
それは、子供が居たことである。僕の知る限り、知り合いのライターさんは既婚者もまあまあ多いが、子供が居るという人がほとんどいない。そんな中、結婚して子供が居るということで、一般家庭の平均的なありようがわかるということ、また子供の写真やビデオを掲載画像として利用できること、そんな理由から初代「できるVAIO」の執筆を依頼されたのだ。
つまり、自分の才能でも何でもないところから、モノカキのキャリアがスタートしたわけである。人生、どんなことがきっかけでチャンスになるかわからない。これから転職を考えている方は、その業界で求められている情報だけでなく、いろいろな面から自分のありようをアピールしてみると、いいかもしれない。
2007年12月07日 17時15分 [ Blogmag ] [ 放送 ]
通信・放送法制統合問題
昨日から各メディアが伝えている、総務省による通信・放送法制統合問題。大手新聞社は、ネットも放送並みに規制がかかると世論を焚き付けようとしているようだが、実態は少し違うようだ。
これはコンテンツ・フューチャー内の中村さんとの対談に詳しいが、要するに放送と通信の融合行政を行なうときに、放送法と通信事業法のあり方が全然ちがうので、これらを統合しないとなかなか話が進まない、という動きの一つであると考えられる。
いやそう考えると、コンテンツ・フューチャー、ちゃんと予言書になってるよなぁ。(自画自賛)
2007年12月05日 20時12分 [ Blogmag ] [ サービス ]
画像貼り込みが可能になったカカクコム
プレスリリースによれば、カカクコムのクチコミ情報で、各書き込みごとに最大4枚まで画像が張り込めるようになったそうである。確認したところ、すでに貼り込めるようになっていた。
デジカメやビデオカメラなどカメラ関係では、ユーザーはサンプルを示すのに自前でサイトなりブログなりを用意しなければならなかったのだが、これで議論も活発化されるだろう。
その反面懸念されるのが、クチコミの日記化である。発言と関係ない写真を貼ったの貼らないので、もめることも予想される。これまでカカクコムのクチコミは、匿名性をある程度確保しながらも、2chのような荒れ方はしなかった。
この理由に関しては、コンテンツ・フューチャーで取材した通りだが、要は書き込み欄が商品単品に紐付けられていることで、雑談が入り込む要素がなかったこと、関係ない話題は運用者によってサクッと痕跡も残さずに削除されていたこと、いわゆるコテハンであることが上げられる。
カカクコムのユーザーは、比較的ITリテラシの低いエントリーユーザーも多いが、画像貼り込み機能の追加でどう変わるのだろうか。あるいは変わらないのだろうか。WEBコミュニティのあり方としては特殊な事例であったカカクコムのクチコミだが、観察すると面白い発見がありそうだ。
2007年12月03日 22時54分 [ Blogmag ] [ 社会 ]
どげんか?
毎日JPの報道によれば、今年の流行語大賞は「ハニカミ王子」と「どげんかせんといかん」に決定したそうである。
「どげんかせんといかん」は、宮崎県知事となった東国原氏のスローガンだが、宮崎県宮崎市出身者にとってみれば、ちょっと違和感がある。宮崎弁の標準からすれば、「どげんか」ではなく、「どんげか」が正しいのではないか?
どげんかは、どちらかと言えば福岡寄りの方言ではないかという気がする。東国原氏は確か都城市の出身だったと思うが、あっちの方は「どげんか」というのだろうか。筆者の義理の兄が都城市に近い小林市の出身だが、「どげんか」というのは聞いたことがない。
これはどんげかせんといかんっちゃねっちゃろかい。まあどんげでもいい話であるが。





