コデラノブログ 3

2007年11月 の記事

電源いらずの監視カメラ?

NECが発表したこのカメラ、なんと蛍光灯から発生する磁界を電力に変えて動作するらしい。無線LAN用の電源もここから取るのであれば、それなりの電力が取れるのだろう。

監視カメラも、パーソナルベースで広がりを見せている。すでに映像伝送は無線LANによってワイヤレスになったが、電源はどうしても必要だった。特に屋外では、そう簡単に電源が引っ張れるわけでもなく、面倒だったわけだ。

いつもAV Watchで撮影している公園、あそこは実は野良猫が多いのだが、酔っぱらいがイタズラで子猫を池に放り込んだりといった、ひどい事件が起こっている。そこで近所の方々が、子猫が生まれる季節になると、交代で見回りをしているのだそうだ。

公園の街灯にでもこういうカメラが付けられれば、リモートで監視が可能になるかもしれない。

ただあちこちに監視カメラが設置されると、今度はプライバシーの問題になる。どこにでも設置していい訳でもないし、設置したならカメラがある旨の表示も必要だろう。

しかしこの発電技術、監視カメラだけに使うのはもったいない。充電池が充電できたり、それこそ無線LANのブリッジを動かしたり、いろいろ応用できそうだ。昼は太陽電池、夜は蛍光灯電源といったエコライフが実現するかも。

これはある意味さすがだと言えよう

著作権分科会 私的録音録画小委員会の第14回会合が開催されたことに関連して、「違法サイトからのダウンロード違法化」に対するパブリックコメントの成果が報告され始めている。

この中で特にITProの記事を引用するが、

これに対し河村真紀子委員は強い調子で反発。「消費者運動を全く理解していない。消費者が10円の値上げに反対するのは、10円が惜しいからではなく不当だからだ。補償金は金額が少ないからこそ徴収しやすく、こっそり徴収できているが、それこそが一番いけないことではないか。『税金のように広く浅く徴収すべき』というなら、本物の税金として堂々と徴収すればよいはずだ。一部の権利者のために、公的でない団体のもとに入るお金はいかがなものか」

MIAUは消費者団体としてはまだまだひよっこで、議論の現場ですぐさまこのような論理は展開できない。ある意味消費者運動の教科書的模範解答だが、相手を瞬時に封殺するこういう議論慣れもまた、今後は必要になるのだろうなぁと感心することしきりである。

こう来たらこう返すみたいな、空手の型のような議論封殺テンプレート、誰か作って公開してくれないかな(笑)。

Nke+新モデル発表

昨日は中目黒にあるナイキのプレスルームで、ランニングプロダクトの発表があった。本当はAV機器ライターなのに、すっかりそっち系ライターと勘違いされている模様。

来年春の新商品としての一押しは、「ナイキ エア ズーム ストラクチャ トライアックス +11」だそうである。現行モデルはトライアックス +10だが、+11ではWideモデルも投入予定とのこと。

日本人の足は甲高で横幅が狭いのが特徴なのだが、僕の足は横幅が広いので、大抵の靴は1cmぐらい大きめじゃないと横が入らない。だからいつもランニングシューズはアメリカ出張のときに買い込んでくるんだけど、横幅の広いWideモデルが標準で出るというのはありがたい話である。

値段は12,075円。量販店では1万円ぐらいだろうか。色が白しかないのがちょっと残念。

もう一つは「ナイキ エア ズーム ヘイワード +3」。Nike Freeのように靴底に切れ目が大きく入ったシリーズだが、Freeほど柔らかいわけではない。普通のランニングシューズとNike Freeの中間ぐらいの感じか。デザインはややレトロに振った感じだ。こちらは10,500円。

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どちらかと言えばこちらの方が気になる。

そしてNike Freeだが、ようやく来年Nike + 対応モデルが出る模様。アメリカで先に出るなら、NABの時期には買ってこれそうだな。

なめられたものよのう

日経BPネットに、こんな記事が出ていた。

ハイビジョン月面画像をネット公開しなかったNHK

これもまた著作権関係で、NHKがやらかしちゃった事例となるのだろうか。NHKのカメラが撮った映像は、NHKに著作権が発生することは道理がある。だが著作権とはそもそも著作物で商売するときのルールを定めたものなので、そもそもNHKはJAXAに学術的な目的のために技術協力したわけではなく、エンターテイメント映像が欲しかったから協力した、ということにならないだろうか。

サイエンスが十分エンターテイメントとなることは認めるが、ネットだけに公開を拒否するというところがよくわからない。ネットはそれほど差別を受けなければならないインフラなのだろうか。

ところがカナダのディスカバリーチャンネルでは、この映像がネットユーザー向けに公開されている。提供元はもちろんNHKである。ただし、ディスカバリーチャンネルのサイト自体がカナダ国外からの視聴を遮断しているので、そのまま正直に日本からアクセスしたのでは見ることができない。

元々は日本国民が払うの受信料で撮影されたとも言えるこの映像に対して、我々日本人にはカナダ人以下の権利しかないらしい。つまり我々日本国民は金を搾取されるだけの奴隷であり、国外からの栄誉や賛辞はすべてNHKが受け取ると、つまりはそういうことにならないだろうか。

どうする? これ。

EUも黙ってない

ベータカムのビデオテープカルテルで、日本企業3社に課徴金だそうである。

欧州委員会、ソニーなど3社に総額120億円の課徴金

すごいなこれ。かつてEUは、MSにWindowsからIEを外せとか数々の画期的(?)な訴訟をやってのけているが、プロ用消費材にまで目を付けるとは。

課徴金の内訳の比率は、素直にEUにおけるベータカムテープのシェアを表わしているのだろう。こんな話は日本ではまず聴かないわけだが、それはある意味アンタッチャブルな領域なのかもしれない。

なんかいろいろ想像しちゃう事態である。

InterBEE開幕

本日から国内最大の放送機器展示会、「InterBEE」が幕張メッセで開幕である。あまり放送機器関係の話を書く媒体に記事を書いてないので、普段は1日取材するだけなのだが、今年はいろいろあって3日とも行くことになった。

いろいろの内訳としては、最終日に会場からのライブストリーミングに出演するという仕事がある。22日の東芝、シバソク、ソニーの回で、インタビュアーを勤めることになっている。

放送機器の話なんで、普通の方は「日本語でおk」ぐらいのイキオイで意味がわからない話だとは思うが、そのときたまたまネットに繋がっていて時間がある人は、ご覧いただければ幸いである。

アナログ時計

めったに腕時計はしないのだが、必要なときに備えて鞄には入れてある。その日はあちこち移動が多かったので腕にはめていたのだが、家への帰り道、ガードレールに腕をぶつけて、割れてしまった。

仕方がないのでタンスを漁って別の時計を探したところ、壊れたままになっている腕時計を見つけた。TECHNOSのLes Nostalgiouesという、オールドファッションのデザインのやつだ。

もう何年も前になるが、久しぶりに使ってみたら動かなかったので、近所の時計店に修理に出した。内部のクリーニングで問題なく動くようになったのだが、2~3日してふと見ると、長針が取れて、文字盤の上に落ちてしまっている。

これはあんまりだと思って再び時計店に持っていったが、これ以上の修理はうちではできないと断わられた。ひどい話である。

気に入った時計だったので、いつか別のちゃんとした店に修理に出そうと思ってそのままにしておいたのだが、いい機会なので自分で修理してみることにした。幸いにして最近はクラシックカメラの修理をやる関係で、細かい道具は揃っている。

構造を良く確認すると、文字盤のガラス板は、輪郭部分と一体になって外せそうな感じである。細身のドライバを隙間に差し込んでハンマーで少しずつ叩いていくと、難なく外れた。

あとは外れた針を元通りはめ直して、蓋をしてできあがりである。ガラス面で細かい傷が入っていたところがあったので、研磨機で綺麗にした。

ここ数日ずっと使っているが、朝1回ゼンマイを巻き、時間を合わせる。最初は5分ぐらい遅れたり進んだりしていたが、近頃はだいたい合っているようである。もしかしたら一日の内で、早くなったり遅くなったりしているのかもしれない。それだけど1日トータルではだいたい合ってると、つまりは、そういうことかもしれない。

なんだかそういうところが妙に人間くさくて、おかしい。なにごともキッチリキッチリではなく、トータルでつじつまが合ってればいんじゃないか。つまりは、そういうことなのかもしれない。

パブコメ締め切り

ダウンロード違法化に関する(まあそれだけじゃないが)パブコメの締め切りが、今日だった。

MIAUが本日の16時に、文化庁にバブコメを提出に行ったはずである。はずであるというのは、僕はちょうどその時間で別の対談収録が入っていて、行けなかったのだ。でも津田さんらが行ったはずである。

パブコメ出した人も、それに関していろいろ手伝ってくれた人も、とりあえずご苦労様。結果が出るまでにはだいぶ時間がかかるだろうが、少し休んだら、また次の課題に向けて走り出す予定である。

MIAUもとにかくバブコメ締め切りまで1ヶ月もない状態でスタートしたので、いろいろキッチリしておかなきゃ行けないことが後手後手に回ってしまっている。今組織が仮組み状態なので、少しずつ本格組み立てに移行していかなければならない。

年末から来年にかけて、何かイベントの計画もしたいと思っている。何をやるかは、お楽しみだ。

コミュニケーション速度が変える常識

このニュースに反応して。

最近真剣に、いわゆるEメールの使い方というものを再定義したほうがいいのではないかと思っている。中学生の娘が食事時にも関わらずメール合戦になるのを何度も注意したことがあるが、返信しないと友達じゃないみたいな間違ったルールが自然発生的に蔓延するのはいい傾向ではないと思うからだ。

そもそもEメールが普及した理由は、こちらの都合のいいときに情報を送り、相手も都合のいいときに帰してくれるという、リアルタイムではなくタイムシフトされたコミュニケーションの形が便利だったからだと思う。

ところが今や、元々そういうツールであったにも関わらず、まるでチャットのようなリアルタイムツールとなり始めている。これは「待てない」というよりも、元々そういうツールであるという理解がない人間にまで、リアルタイムで繋がることを目的としたケータイの威力でもって普及してしまったからであろう。

ルールが自然発生してしまうのは、文化という意味では仕方のないことかもしれない。だが、リアルタイムで文字コミュニケーションがヤレるほどのスキルのない人間までも、このルールに巻き込まれているように思えてならない。目の前の人間との会話をほっとらかしにしておいてメールに没頭するなどというのは、まず礼儀に反するのではないか。

敢えて小うるさいジジイのようなことを言うわけだが、日本人は元々礼儀正しい民族である。あまりにもDQN流が世の中の主流になることに対して、それは本当は間違ったマナーだということを、きちんと正していかなければならないのではないかという気がしている。

少なくとも、小中学校や高校でケータイやネットのマナーを教える授業があるのならば、メールコミュニケーションのあり方について、解釈を加えていくべきではないか。もしそういうことを話してくれというのであれば、喜んでどこにでも行くつもりである。

久々の厚木

今日はソニー厚木TECに取材。

10年ぐらい前は、よくソニーの放送機器用プロモーションビデオとかを作っていた関係で、結構な頻度で厚木には来ていたんだけど、いやぁあの周辺は変わったなぁ。

受付前にガソリンスタンドがあったのだが、数年前にセルフに変わり、今はミニストップになっていた。よく行っていた定食屋は看板がなくなって、どうも仕出し専門みたいになったようだ。ソニーの社員食堂が充実してきたこともあるかもしれないが、なんとなく周辺が寂れてきているような気がした。

やはり10年一昔なのだなぁ。

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B-CASの問題点が早くも浮上

ITmeidaの椎名さんとの対談でも指摘したB-CASシステムの問題点だが、早くも実例が現われたようだ。

やじうまWatchによれば、「フリーオ」という台湾製デジタルチューナーにB-CASカードを差すことで、DRMなしの映像ファイルをPCに録画できるという。

記事ではまた実機が届いていない段階だったが、すでに2ちゃんねるでは実機を入手した人も現われたようで、詐欺ではなかったようだ。

詐欺ではなかったから良かったという話でもない。今年9月には、B-CASカードをオークションで販売することが問題視されていたわけだが、まだこの段階では実機の存在が確認できなかった。だがその後2ヶ月で、実機が日本に入ってきたことになる。

おそらく販売者に対して放送事業者からなんらかの訴訟が行なわれるとは思うが、ちょっと心配なのは、購入者も著作権侵害で訴訟の対象になるのではないかという懸念である。著作権法30条2項に、私的使用のための複製の例外事項がある。

「二 技術的保護手段の回避(技術的保護手段に用いられている信号の除去又は改変(記録又は送信の方式の変換に伴う技術的な制約による除去又は改変を除く。)を行うことにより、当該技術的保護手段によつて防止される行為を可能とし、又は当該技術的保護手段によつて抑止される行為の結果に障害を生じないようにすることをいう。第百二十条の二第一号及び第二号において同じ。)により可能となり、又はその結果に障害が生じないようになつた複製を、その事実を知りながら行う場合」

フリーオの購入者がこれにあたるのではないかという見方は、もしかしたらできるかもしれない。個人的には消費者が違法者として告訴されることは遺憾であるが、現時点では危ない橋を渡る者は、それ相応の覚悟がなければならない。

MIAUの活動を通じて、どうも我々が違法ダウンロードを肯定しようとしていると(故意に?)誤解する向きもあるようだが、そんなわきゃない。やりたいことがあるなら、まずきちんとその筋に訴えて法改正でもなんでもしていこうじゃないの、というのが、基本的な僕のスタンスである。

ようやくネット開通

本日、ようやくBフレッツの工事が完了し、家中のPCが常時接続でネットに繋がるようになった。これまでどうしていたかというと、イーモバイルのUSB端末をデスクトップに繋ぐという涙ぐましい努力によって、各記事のリリースが行なわれていたわけである。

イーモバイルも、FTPとかで大きなファイルを送らない限り、通常の仕事には十分な速度を出してくれるが、Bフレッツでは最高で32Mbps程度の速度を出してくれる。以前はケーブルテレビ経由で接続していたが、そちらと遜色ない。ただベストエフォートではもっとあるはずで、その数値の乖離の激しさがBフレッツの難点であろうか。

さて、明日はアンテナ工事である。これでようやくデジタル放送が安定してみられる。実はこれまで、室内アンテナを外に出すという、これもまた涙ぐましい努力でしのいできたのだ。窓の前が結構開けているので、それぐらいでなんとかなるのは、デジタル放送のいいところであろう。

なんだかすべてが仮設の世界から、ようやく抜け出せそうな感じである。

放送と通信の融合における別の事情

アンテナ設置の見積もりを貰ったんだけど。新規で地デジとBSデジタルのアンテナ設置、回線2分配でしめて6万4100円。たっけぇ。まあ屋根に登って一仕事してもらうわけで、そんなもんなのかもしれないが。

いやしかしだな、アナログ停波の折には、大変な数の世帯がアンテナの再設置の必要があるわけだ。もちろん集合住宅に住んでいる人などは負担は少ないかもしれない。あるいはケーブルテレビで対応するという人もいるかもしれない。

そういう負担もまた、バカにならないわけである。これから地方部でエリア拡張が進めば、集合住宅は少なくなってくる。アンテナ設置の費用負担などもやれという話も、出てくるかもしれない。それだったら、通信側のインフラも借りて共聴回線を作るという手段も、考えなきゃいけないだろう。

総務省の試算によれば、アナログ停波の11年が来ても、約1%の世帯でデジタル放送が見られない可能性が高い。1%って大したことないと思われるかもしれないが、実は60万世帯にも登るわけである。離村、離島であれば一人暮らしのところも多いかもしれないが、おおざっぱに100万人弱の人達がテレビが見られなくなるわけである。

背に腹は代えられない事情が、これから続々と出てくるのではないかと思う。

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