コデラノブログ 3

集え猫の御旗のもとに

本日、ネットユーザーで構成される消費者団体「MIAU」を立ち上げた。11時から行なわれた記者発表会を記事にしてくれるメディアもあるかと思う。

僕の方からも、MIAU設立に至るプロセスを少し話しておこう。思えばいろいろな複合要因が僕のもとに集まった結果、自分でやるしかないだろう、と思ったわけである。

要因の1つは、PSE法問題である。もはや今となっては有名無実な制度に成り下がってしまったが、施行前には大変な騒ぎとなったのをご記憶の方も多いかと思う。あのとき、問題を提起したのは2ちゃんねるやMixiといった、ネット内のコミュニティであった。

それからずっと活動の主体はネット上にあったわけだが、結局経産省を動かしたのは何かといったら、顔出しで活動することができた数十人なのである。もちろんネット上で数十万人の人々が関わり、そのバックボーンがあったからこその数十人であったわけだが、あの規模の騒ぎにならないと、ネット社会は実社会に対して影響を与えることができないのかと、ある意味その無力さにガッカリしたことにある。

つまりネット上の消費者の自由や権利を守るためには、顔出し実名で実社会の中で動く実働部隊が必要なのだと理解したわけだ。

もう一つの要因は、津田さんと「CONTENT'S FUTURE」という本を書き、そのスタンスが多くの人の賛同を得たことだ。デジタルコンテンツの未来は、ネット抜きには語れない。また、著作権をガチガチに行使しなくっても、ビジネスは成立する。新しいビジネスモデルを立ち上げるためには、まず消費者がきちんと、「これが欲しい、なんとかしろ」と声に出さないと実現できないと感じた。

別の要因としては、各小委委員会に参列している、いわゆる「消費者団体」のあり方である。この皆様は、デジタルやIT技術のことをほとんどご存じない。技術論、法律論を交えながらのギリギリのせめぎ合いの席で、きちんとデジタル時代の消費者としてのニーズを論ずるには、いわゆる昔ながらの消費者団体ではもう無理なのである。

いや、だいたい決定がなされる最後の小委員会に、欠席するってどういうことなの? 負け戦の汚点を被りたくないってこと?

こういうことは、誰かがなんとかしないといけない。ジャーナリストとしては、自らが立つのはスタンスとしてバランスが難しい仕事ではあるのだが、待っていても誰も始めてくれそうにない。かねてから津田さんと、何か形にできないかと相談していた。

そこに白田先生のロージナ茶会が主体になって、消費者団体を立ち上げたらどうだろうという話が聞こえてきた。我々の考えていたことの実現にもっとも近い道であろうということで、津田・小寺がロージナ茶会と合流し、MIAU立ち上げとなったわけである。

日本名の「先進」ってところが気に入らないという人もいるそうである。まあ日本名は「敢えて訳すならば」ということで、会としてはインターナショナルに他の組織との共闘も視野に入れているので、英語名もしくはMIAUメインで呼んでいただければと思う。つか、そんな気になるんだったら日本語名は無視する方向で考えて貰って構わない。

もし我々の活動や考えに賛同してくれるのであれば、ぜひ我々と合流して欲しい。会員になってくれるのは大歓迎だし、応援してくれるだけでも構わない。僕達は、ネットユーザーが持っている自由を、形にしてみたいのだ。

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