2007年10月16日 21時02分
「エリアキャスト」が投げかける波紋
特定地域のユーザーのみに動画のネット配信を行なう「エリアキャスト」の運用実験がスタートするそうである。
ケータイの基地局を使ってユーザーの位置を確認するという非常に手の込んだ認証技術だが、なんでこんな大苦労するかというと、結局はネットサービスであっても、放送に対する地域外送信とかそういうことに縛られるからである。
放送事業者の利益を考えてのシステムなのだろうが、そもそも電波を県域で制限するといったある意味「制度に現実が付いてこい」的な発想ってのは、そもそも20世紀に置いてこなければいけなかった。それを実現するために、ネット事業者や、そもそも悪人と言われていた権利者側が大苦労してこのシステムを作り上げている図というのは、ある意味皮肉でもある。
電波と通信は、共存とか融合ってのは参入障壁を下げるための方便で、本当は競争なのだが、最初から妨害しまくりなのには困ったものである。
まあ免許制度の上で放送事業者が成り立っていることは理解するが、まるで自分たちが特殊法人であるかのような権利主張は、どう考えても行き過ぎだろうと思う。放送事業者も株式会社なら、競争の市場原理に従わなければならない。
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