中国リアルIT事情

市井のIT の記事

はじめて見たかも。「詳しくはネットで検索!」@中国


 
 写真はラオックスの買収で日本で知名度を上げた蘇寧電器によるバス停の広告。日本ではお馴染みの、テレビCMなどで使われる「詳しくはネットで検索!」広告手法が中国にもやってきたのかと思って、思わず「おっ?」と思いバスの窓から顔を出した。赤い服の人のせいで見にくいが、その後ろには蘇寧電器のURLが記載されている。
 
 今中国では、オンラインショッピング VS リアル店舗の戦いがあり、様々なメディアで両者が舌戦を繰り広げ、自分とこの長所をアピールしている。「オンラインショッピングの利用者=ネット利用者=若者」なわけで、若者を引きつけるべく、WEB風のデザインで若きネットユーザーを店舗に導こうとする広告にも見える。
 
 中国の若者のテレビ離れは結構なもので、対してテレビを見る中高年はネットができず、という中国の特殊な環境下では、「詳しくはWEBで!」広告手法はやはり少々無理があるか。

面子を張るべく電球型蛍光灯

 日経トレンディネットの「山谷剛史が独断で選んだ! 2009年「中国ヒット商品」ベスト10」という記事で、電球型蛍光灯が売れていることを紹介した。

 理由のひとつはメンツ(エコを意識して購入する濃いジンもいる)。個人商店や個人食堂が多く、電球は裸電球での利用が主の中国では、売れるために「売れていること。食の安全と味が保障されている人気の店である」ことを店外からもわかってもらうべく、電球を高価な電球型蛍光灯に変え、少なくとも寂れてはいないことをアピールしている。
 
 最近上海で泊まったホテルがまさにメンツ目当てで電球型蛍光灯を導入していた。玄関ドア前の照明は裸電球で利用するので電球型蛍光灯、デスクの上におかれたテーブルスタンドは、電球が表に見えにくいことから安価な白熱電球を導入している。
 
 

 
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上の写真の玄関灯を拡大したところ

例のグーグル@中国の件の中国ネット民の反応

例のグーグルの件。左記オフィシャルサイトへはアクセスできず@中国。中国記事ではニュース記事で一部に翻訳の抜け。ブロガーやBBS利用者は原文を全文翻訳し掲載。


各地の中国人が描く面白中国地図

 ネットでちょっと面白い中国地図が流行っている。その地図とは、各地の中国人が中国の各地域についてどう思っているか、中国の白地図に色を塗って表現する地図だ。言葉だけで理解するのは難しいので実際に絵を見てもらいたい。なお、こうした絵は「眼中的中国地図」などで検索すると多数出てくる。
  
 
 
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 北京人の描く中国地図。北京を首都心臓、上海と深センを都市とし、それ以外を全て農村と揶揄している。
  
 
  
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 山西省人の描く中国地図。「北方」「南方」「植民地」「雪山」とわけ、山西省は「俺家」、山西省に近い北京を「家を買う地域」としている。
 
 
 

 上海人の描く中国地図。上海を「家」、隣の省のひとつの江蘇省を「飯の食い扶持」、もうひとつの隣の省であう浙江省を「身近な旅行先」、内モンゴルやチベットなどを「未知の世界・異次元空間」、香港を「ニューイヤーセール」、四川省を「食事がうまい」と地域的に形容したほか、陝西省など西安周辺を「詐欺師」、東北を「各種暴力犯罪」、ウイグルを「泥棒」、広東省周辺を「危険」、温州を「ニセモノと土地転がし」と人的に形容している。
 
 
 
 
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 北京人の描く中国地図。天津を「初級旅行の聖地」、海南島を「中級旅行の聖地」、チベットを「上級旅行の聖地」、北京を「故郷」、内モンゴルを「騎馬」、山西省を「炭坑」とする以外は人のイメージで形容。山東省は「男」、東北は「風俗嬢の実家」、上海は「小者」、浙江省は「ニセモノと土地転がし」、広東省は「出稼ぎ先」、雲南省は「麻薬販売」、陝西省は「強盗の実家」と形容している。
 
 
 中国に足を踏み込んで外れない筆者は図を見てかなり的を得た図だと笑いながら思った。日本でも白地図の上に各都道府県の人々がイメージで、各地で色を塗り分けて日本に色を塗っていくと面白そうだが。。。

Windows7海賊版インストール代行業が盛況

 光学ドライブが内蔵されていないネットブックにWindows7をインストールして儲かっている業者がいる--今更ながらこんな記事をたまたま発見したので紹介しよう。

 中国のネットブックは、(中国で)有名なメーカー製ならWindowsXPがプリインストールされているネットブックもあるが、たいていはOSがプリインストールされていない。無名のメーカーやノンブランドのネットブックならなおさらのこと。

 PCを購入するとき、顧客思いのショップであれば、海賊版WindowsからOfficeからAdobeのソフトをインストールするが、システムを1からインストールし直すとき、光学ドライブ無しのネットブックだけではヘビーユーザー以外は手も足も出ない。日本のPCショップ・家電店のPCフロアほど外付け光学ドライブは売られていない。

 そこで電脳街の修理業者の出番だ。OSを1からインストールしたいというのはあるだろう、またWindowsXPからアップデートしたいという人もいるだろう、Windows7 Home Editionを1回50元から80元でインストールするサービスが人気で、1日に1000元(約1万3000円)儲かっているのだとか。

 勘ぐれば、中国のOSプリインストールモデルのネットブックは、HDDにリカバリ領域を持っているPCってなさそうだということ。実際筆者は中国のそういうPCに出会ったことがない。

 百度中国で「上网本(ネットブック) 安装(セットアップ) Windows7 千元」で検索すれば、該当記事が多数表示される。

"zakka"という和製英語が中国で認知されてきている


 
 zakkaという日本語が中国で認知されてきている。百度中国でも、googleの簡体字検索でも「zakka」で検索すると多数の検索結果が表示される。百度中国のニュース検索すると、(店名サイト名などので固有名詞ではなく)日本語を輸入したzakkaという単語が出ている最も古い記事は2008年3月まで遡(さかのぼ)る。だから実際はもう少し前から知る人ぞ知る単語として口コミで広がっていたのではないかと。最近ではzakkaを単語として使っているニュースの頻度が増えている。

 zakkaの中国語の意味は日本の雑貨と同じかといえば微妙にニュアンスが違う。上の新聞記事を見る限り「zakkaは雑貨」と言い切れるのだが、実際学生街などを歩くと日本語でいうところの雑貨屋は2000年代前半から存在していた。ただそこで売られているものは、正直日本じゃ通用しないものだろうという、要はダサいものばかり。zakkaは横文字の輸入した言葉だけに、中国でももうちょっとそこら辺で売っているモノよりはセンスのよい、オシャレなもの、というのが、zakkaの厳密な意味だろう。

  和製英語はmangaやhentaiやkusoなど、どちらかというと男のサブカルチャーの単語ばかりが中国に輸出されてたが、zakkaはサブカルチャーでも女性向き。これが中国の女性に広がれば面白い。Francfrancとか、日本の有名どころの雑貨ブランドが中国進出とか現地でのアピール次第でそこそこいけるんじゃないの?今なら。

 


 
 

中国発非公式規格「RBD(Real Blue-Ray Disc)」

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 去年のDVDの次の規格として中国の民間のなかで「Real Blue-ray Disc」、略して「RBD」という規格があるのを最近知った。去年の夏あたりから出ているらしい。

 その正体は、DVDのメディアの上に「mpeg2」ではなく圧縮率の高い「AVCHD(映像にH.264を採用)」を採用し、ハイビジョン映像をDVDメディアに記録したものである。発想としては、CDメディアにDVDクオリティの映像を詰め込んだ「SVCD」や、DVDメディアにハイビジョンを詰めこんだEVDに似ていて、既存の技術同士を単に組み合わせた中国発らしい規格である。(ただしEVDは一部コーデックを独自のものとし海賊版対策を施している)

 Blu-rayと名乗っているが、青色レーザーではなく、DVDと同様赤色レーザーである。コンテンツが真っ先に供給される先進国ではブルーレイが普及し、一方中国では「ブルーレイはハードもブランクメディアも高いから」と、パッケージは先進国のブルーレイビデオのままに、中身は中文化されRBD化された海賊版DVDが売られている。RBDは海賊版ブルーレイビデオをDVDプレーヤーで見るために誕生した民間の非公式規格なのだ。「RBD Ultra」とか「RBD Pro」という、RBDの上位規格を名乗る海賊版もある。

 中国のメディアでは、紹介した上で「海賊版はよくない」と諭す記事もあるが、誕生の経緯を説明した後でなおも「ブルーレイ陣営の暴利を破壊するために必要だ」というわけのわからない論理展開をする記事もある。

 中国では海賊版まずありきでプレーヤーは育つので、ブルーレイプレーヤーの価格帯がDVDプレーヤー、すなわち日本円で5000円くらいまで落ちないと中国人はDVDプレーヤーを所持し、ブルーレイプレーヤーに乗り換えないのじゃないか。RBDは実は次世代光ディスクメディアの中で一番普及しそうな予感。
 
 
 
RBDを紹介する新聞記事
 

 

コンテンツを盗んだら洗脳されたでござるの巻

 中国が自国のアニメ産業を興そうとしているのはご存じの読者も多いと思う。
 また中国のアニメコンテンツが教育的要素があって(劣化二番煎じもあって)つまらないと評されているのをご存じの読者もいるかと思う。

 若者を「教育できる」、言い換えれば「洗脳できる」ことにアニメの意義があるとレポートする中国の学者がいる。また麻生元首相のアニメ政策に「世界の人々を洗脳して日本色に染めよう」と深刻に考える中国の学者がいる。

 姜奇平氏という人は京都駅を見て、鉄腕アトムを想像したそうである。そしてこう思ったそうだ。「鉄腕アトムが最初に将来の世界観を作った。車産業のあとも日本は発展しなければいけない。そこでコンテンツ産業を立ち上げてカネを稼ぐだけでなく、洗脳させるのだ

 そして姜奇平氏はゲーム機を「洗脳機」と呼ぶ。「任天堂はWiiをリリース。任天堂のWiiやソニーのPS3などのゲーム機は中国国内の法律法規により販売できないが、中国にも非正規品が流入し、海賊版が使えるように改造され販売されている。中国で大ブレイクし、中国ゲームマニアに日本の価値観などを埋め込んだ

 氏はこうも提言している。「日本人は三国志など中国の文化を尊敬している。コンテンツ産業は大事だ。コンテンツ産業を興隆させ、外国のコンテンツはしっかりふせぎ正式な文化交易をするのだ
 
 
 
一応日本語が読める中国人読者様に向けて。
 
・まずコンテンツを盗まず買ってください。盗んでおいて、洗脳はないと思います。ゲーム機や車が買えるのにコンテンツがお金がなくて買えないというのはないと思います。
・大部分のソフトに関して日本人は日本向けのコンテンツを、中国に売ろうとしているつもりはありません。従って洗脳するつもりもありません。
・日本のゲーム会社は中国の法を遵守しています。任天堂は国情にあった神遊機を中国でリリースしています。法を遵守せず日本からデータだけ吸い出しているのは日系企業ではありません。
 
以上。
 
 
 
 洗脳目的でないと考えるのはお花畑だろうか。本当にこの人のいう通り、アニメやゲームなどのコンテンツの制作目的のひとつが洗脳ならば、ジャンプ黄金期を過ごした30代の日本人男性はモヒカンになったり最先端のバギーとか火炎放射器とか作ったり「ヒャッハー」とか口癖にしそうだが。最近の子供とかはリアルデスノート作るとか。でもリアルデスノートが流行ったってニュースは中国発(と韓国)のがあるわけで。自分の常識で文章は作られるということは中国人はコンテンツで洗脳されやすいというのを露呈した、というのは言い過ぎかな。
 
 
 
 一応原文をはっつけておく。あまりこれを紹介する記事はWEB上ではないが、紙の書籍や研究書では、この文を引用して研究を進めているものもあるので、一応この文を気にした次第。


タイトルは「金を払って洗脳される」……いや、消費者は金払ってないから。

中国産ニュースページジェネレーターにビビる

 中国では中秋節が迫り月餅の季節。そんな季節に合わせ、面白いページが登場した(リンクはこちら(中文))。「お母さんが家に帰って月餅食えって」なるニュースページである。

 元ネタは「ネトゲ掲示板で「お母さんが食事だから家に帰れだって」(日本語)
 
 

 
 
 筆者が記事のネタとなって弄られているように見えるが、実は、一番下に入力窓があって、中国語簡体字4文字まで入力可能な入力窓に文字を入力することで、画像やニュース本文にその文字を入れてあたかもその人のニュースのように見せるページであり、すなわちこれ、ニュースページジェネレーターなのである。



こういうオチ。中国語では「家族団らんで国慶節(建国記念日)、中秋節おめでとう!」というオチ
 
 
 

「ASCII.jp」と入れればこの通り
 
 
 「面白いページが登場した」とは書いたが、本当のところ、中国の友人から「おまえ記事になってるぞ」とばかりにこのURLが送られて、中国でも名前が出ているだけに、「中国で祭られちゃっているのか…!!」と本気でビビる。
 
 
 ASCII.jpでもどこのニュースサイトでもいいけど、こういうニュース記事ジェネレーターがあると面白いかも。いや、これ、素直に面白いよ。心臓に悪いけど。

中国でAmazonより人気の当当網

 中国で最も人気のオンラインショッピングサイトは「淘宝網」だが、これは個人対個人取引(C2C)であり、要はヤフオクのようなサービスである。

 では楽天やAmazonのような企業対個人取引(B2C)で人気のサイトは?楽天は中国に進出予定という話もまだ未進出(一応楽天国際配送ってモノもあるが)。ではAmazonか。Amazonは中国に進出済みだが、Amazonよりも人気のサイトがある。

 中国のリサーチ会社「易観国際(Analysys International)」の中国B2Cサイトに関するレポートによれば、Amazon中国はB2Cサイト全体の34.8%で2位。1位は当当網というサイトだ。

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易観国際の中国B2Cサイトに関するグラフ(2009Q2)


当当網

 日本関連コンテンツのものにリンクをはっておく。また海賊版が売られてたりして。。。

漫画 首頁 → 図書 → 青春 → 日韓漫画
映画 影視 → 電影 → 日本影片
ドラマ 影観 → 電視劇 → 日劇
アニメ 影観 → 卡通 →日韓
ゲーム 数碼家電 → 電脳産品 → 電脳軟件 → 遊戯軟件

 不思議なのは、PlayStation3が中国に進出していないにもかかわらず、同ハード向け中文版ソフトが売っていること。真三国無双5中文版? 光栄台湾でも4なのに5中文版?定価69元(約950円)が58元(約800円)?もともと950円?
 
怪しいモノ売ってるかもですなあ。


「秒速5センチメートル」はそもそも中国で見れるのか?

 大人気ブログ、痛いニュースの「中国の人気アニメが「秒速5センチメートル」に酷似…ネットで話題に」でも話題になっている、秒速5センチメートルを丸パクリした中国CCTV放映のアニメ「心霊之窓(心の窓)」。

オフィシャルサイトはCCTV少児頻道の銀河劇場の真ん中あたりに心霊之窓(心の窓)がある。

 その報道については百度のニュース結果で網羅できる。
 
 あと、そのニュースを掲載した大手ポータルサイトのニュース感想掲示板のURLも(新浪 QQ 網易)。中国語読めるとおもしろい。その内容は、いずれもメンツがないとか、中国に対する皮肉やブラックジョークがほとんど。

 で、日本人として疑問に思うのが、表題の通り、「秒速5センチメートル」はそもそも中国で見れるのか?ということ。もちろん中国人が意識して動画検索すれば、中文化された動画が速攻で見つかるのは確かだけれど、それはタイトルを知っていて見たくて検索するのであって、では最初にどうやって、「秒速5センチメートル」と出会うのか、という話になろう。

 おそらくはネットカフェでの利用が、日本のアニメタイトルの出会いのきっかけになっていると思う。どこのネットカフェでも専用のファイルサーバーがあって、WANを通して映画やドラマやアニメタイトルが見れるのだ。ネットカフェはアミューズメントセンター化が当たり前だから、自前のコンテンツファイルサーバーを用意しないと常連客をつくることはできない。で、筆者自身もいろんなネットカフェで、コンテンツファイルサーバー内に、秒速5センチメートルの動画ファイルが入っているのを、いくつかの場所で見たことがある。

 とりあえず暇つぶしでネットカフェに入って、ファイルサーバーをWEBブラウザ経由で覗いていたらたまたま秒速5センチメートルに出会った、そういう中国人が結構いると思う。もっというと、心霊之窓(心の窓)の作り手もネットカフェで秒速5センチメートルと出会って感銘を受けたかもね。

金をかけず暇がつぶせて遊べる場所として大人気のネットカフェ


 
  
 
 デスクトップのそれっぽいアイコンをクリックすると、多数の映画が見れるサイトに繋がる。そのサイト、たいていはネットカフェのファイルサーバーのだ。 

 

 

 
参考記事 中国ネットカフェの“デンジャラス”な宿泊事情(ITMedia)

中国内陸地方都市のアニメフェスタレポート


 
 
 中国のアニメ・ゲーム系展示会といえば、まず「China Joy」が筆頭にあがるが、それ以外にも中国全土の各都市で小規模、省規模のそういった展示会がある。筆者がそうした展示会を訪ねる機会があったので、そんな小さなアニメ系展示会を紹介しよう。

 
 

コンテンツ的にはChina Joyには遠く及ばないが、しかしご当地での娯楽が少ないのかかなりの盛況 
 
  

地元の学生も集団で見学に来ていた 
 
  

コスプレイヤーも。
 
 

メインはグッズ販売。日本の(日本市場向け)アニメグッズ販売店が多数出店していた。 
 
 

海賊版DVDも堂々の販売は、ユルい地方都市の展示会ならでは
 
 

地元のイラストレーターのイラストがズラリ
 
 

寄せ書きコーナー
 
 

エロ万歳とかさ
 

エロ王道とかさ


I(ハート)エロとかさ、お前ら…

中国著名MP3プレーヤーメーカーのWEBがヤバい

 前回紹介したmp3プレーヤー、そのメーカーはOPPOというメーカーで、中国国内ではそれなりに支持されているmp3プレーヤー専業メーカーだ。簡単にOPPOを紹介したが、中国のMP3プレーヤー市場の競争っぷりは半端でなく、メーカーだけでなく、無名の工場まで参入してパクリデザインのMP3プレーヤーを出しているほどだから、それでも生き残ったOPPOは相当なものといえるのではなかろうか。

 OPPO人気の原動力となっているのか見えないが、OPPOのWEBがヤバイ。なんたって、WEBサイトで海賊版音楽を配信しているのだ。プレーヤーメーカーが自ら海賊版配信というケースは筆者も初めての遭遇だ。ならば、他の中国のMP3メーカーのWEBサイトは?と見てみたが、OPPOだけのケースだった。
 
 
 

OPPOのWEBサイトの製品ページ
 
 
 

例えば日本の歌手で検索してもこの通り。

いつの間にか中国から百度日本がアクセスできる件

 百度日本のサービスが開始されるや、アダルトな画像が見られる!と中国からアクセスが殺到し、中国からアクセス禁止となったのは早いモノで2年前の2007年4月のこと(中国当局、「百度日本」への中国からのアクセスを遮断かInternet Watch記事))。

 いつの間にか百度日本がアクセスできるようになっていた。当時の記事を振り返ると、Alexaによれば、日本向けの日本語のサイトにも関わらず中国からのアクセスが61.4%、日本からのアクセスが32.4%と逆転していて、その用途は画像検索が76%だというあたりがすごいのだが、今はどうなっているのか、Alexaでチェックしてみると、、、

 用途は画像検索が59%、動画検索が24.9%、WEB検索が15.3%となっており、アクセスは日本からが89.4%、中国からが8.1%となっている。

 ところで、百度日本のキャッシュを利用する人も0.3%いる。中国からでは、グーグル(日本含む)のキャッシュが使えないのだが、百度日本のキャッシュは…ほっほー、使えるんですか。こりゃいいね。

PCが使えるようになった中国のばあちゃん

 中国でも夏休みシーズン到来。他誌になるが、筆者のITMediaでの連載の記事「中国のじいちゃんとばあちゃんがPCを学ぶ」で、老年大学の様子をレポートしたが、そこで勉強したおばあちゃんが受講したPC入門コースを終了した。で、今使いこなしているのか、見に行ってみた。

 写真はダメとのことで、そこは申し訳ないのだが、何をやっているのか見てみれば、ニュースを見て、知りたい情報を検索し、ゲームをしており、それが最近の退職後の日常となっている。PCが学べたことに満足している様子。

 で、何を検索しているのかといえば、気になるニュース、例えば先日の(中国での)皆既日食とか、あとは見たいドラマを検索してタダ見とか、そういったことでPCとにらめっこしているのだそうだ。海賊版の可能性も高いわけだが、たしか老年大学のPC入門コースの教科書にはENIACのことは書いてあっても、「海賊版はいけないよ、気をつけようね」みたいなことは微塵も書いてなかったな。

機内誌で見える中国3Gの現状

 中国の3Gは3つ方式があって、それは日本でのお馴染みのNTTドコモやソフトバンクモバイルが採用するW-CDMA(キャリアは中国聯通(チャイナユニコム))とauが採用するCDMA 2000(キャリアは中国電信(チャイナテレコム))、それに中国オリジナル(とはいっても多くの外国の特許の上に少々の独自特許を付加した)のTD-SCDMA(キャリアは中国移動(チャイナモバイル))となる。

 バス停とか、バス内のテレビとか、巨大看板とか、いろんな広告スペースで3社ともアピール合戦をしている。その中でも一般庶民ではまず利用のない飛行機の機内誌を見ると、W-CDMAの中国聯通と、CDMA 2000の中国電信のみが広告を出していて面白い。

 すなわち、外国産の高級そうなW-CDMAとCDMA 2000は、機内誌に広告を打ち出す価値のあるものであり、中国産の中国の人々にも高級そうにみえない庶民派の3GことTD-SCDMAは、機内誌に広告を出すだけ無駄なわけだ。

 強引な解釈と読めるかもしれないが、実際中国市場ではそうなのだ。だからこそTD-SCDMAの広告がなくて「やっぱりなあ。。。」と思うわけだ。各都市の繁華街では、地方都市ではなおさらのことTD-SCDMAの広告はよく出ている。決してTD-SCDMAが失速しているということじゃあない。
 
 
 
中国南方航空の機内誌

 
中国聯通のW-CDMAの広告

中国電信のCDMA 2000の広告

 で、機内誌にTD-SCDMAの広告はなし。 
  
 
 
中国東方航空の機内誌

 やはり機内誌にTD-SCDMAの広告は無し。

2chまとめスレを中訳しているサイト

2ちゃんねるの注目スレッドを中文翻訳しているサイト「2ch看日本」というサイトがある。「痛いニュース」などをブックマークしていて、中国語が読める人(筆者なんかがそうだ)にとっては、かなり面白い。中国語を軽く雰囲気がつかめる程度に、中国人が日本のゲームを遊べる程度に、勉強目的で見てもいいかも。

 またこの2chまとめサイトの中文翻訳記事には、中国の掲示板ではお馴染みの感想欄がある。これが反日抗日せず、多くの読者がかなーり真面目に考察していて面白い。中日翻訳サイトにかけて翻訳してみると面白いよ、きっと(もちろん中国語が読めるにこしたことはない)。

Appleは上海ではオシャレなブランドかも


 

 

 
 中国最先端の都市、上海とその関係で見かけた光景。上はThinkPadにAppleのロゴシールが、下はASUSのノートPCに同じくAppleのロゴシールが貼られている。下の写真は見てのとおり飛行機の機内なのだが、上海発ということで。

 中国人とアップルの関係を考えるに、iPodの頃から一貫して日本で認識する以上に高級ブランドとして、中国では認知されていた。ところがMacは、中国でおなじみのソフトが使えないというのもあるだろうし、周囲で利用者が皆無とあって、普及率はかなり低いのが実際のところ。ところがMacはオシャレだということだけは認識しているから、とりあえずリンゴマークつけちゃえ、というところじゃないか。

 

早速新型インフル対応マスクが届く

 おとといの朝オーダーしたマスクが、昨日の夕方に届いた。オーダーした店は上海、滞在先は中国国内とはいえ、2000kmは離れている。ヤフーオークションのようなC2Cサイトとはいえ、よくやった、と店の人と宅配業者にはいいたい。


早くも届いたマ3Mのマスク40ケ
 
 

中国の他のショップもそうだが、個人系は梱包がイマイチ。
 
 

マスク1セット20ケx2=40ケ
 
 


1つは中国語のマスク。しかも英語版のは説明書が入ってんのに、中国語版にはないでやんの。
 
 
 微妙だがこんなもんだろ。中国のインターネットショッピングはそんなもん。こんなもんだが、日本で売ってないので致し方ない。

 東京周辺で来週、中国語表記の3Mのマスクをつけていたら山谷の可能性大。

紙地図までもクォータービュー

 随分前だが、WEBの地図サイトがクォータービューになっているという中国のネットトレンドを紹介する記事「中国のモノづくりが日本のそれに迫るかも!と感じるWEBサービス」を書いた。クォータービューの地図のトレンドは、ネットだけでなく、紙の地図にも波及しているようだ。

 先日、筆者の滞在していた内陸地方都市で最大の書店(新華書店)に行ったとき、今まで見なかったクォータービューの3D都市地図を発見した。


 
 
 
見にくいので一部を拡大。
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普通の書店とかで売られている地図はこんな感じ。

 
 
 
 ネットで受けたらリアルでも商品が出回る一例。

『428 ~封鎖された渋谷で~』全文訳される。

 Wiiで極めて評判のよいサウンドノベル428 ~封鎖された渋谷で~』。サウンドノベルというのは、日本語の文章を延々読むゲームであり、428は日本人でさえプレイ時間が余裕で10数時間かかる、という超大作である。

428といえば以前筆者は当ブログでWiiの428はよい試金石という記事を書いた。



日本語が延々と流れ、それを読みながら、やがてやってくる選択肢を選び、話を進めるゲームなわけで、ガラパゴスな日本人しか遊べないわけで、海賊版大好きな中国人は遊べないのだ。しかもファミ通のクロスレビューで40点満点をつけるという稀にみる作品だけに、日本ウォッチが大好きな中国メディアの中でもゲーム誌、ゲームニュースサイトは、428が超名作らしいことを紹介しているのだ。でもアニメでかじった程度の日本語じゃ、微妙なフィーリングはつかめないし、何せ超長文の日本語だから眠くなるか断念することうけあい。

 だからこそだ。普段海賊版を手にして「日本人と同じ最新の流行のモノ、評判のモノをタダで遊ぶんだ。中国人は貧しいから問題ないんだ!」といっている中国人には、言葉は悪いが正直「ざまぁww」と思う一方、それでも意地でも日本の人気の商品を味わうんだ!と日本語辞書を片手に読破したなら、結果としてその中国人はものすごく日本語を読む力を身につけているだろう。

 
  
  
 といったように、筆者は「中国の盗版厨ざまぁwww」と思ってたけど、まさかね、「YOUKU(優酷網)」とかの、中国の動画共有サイトで、全文翻訳した動画がアップされているなんて思わなかったよ。

 日本人にして日本語の文章が10数時間読み続けなければいけない日本文の全訳ですよ。しかもBADENDというゲームオーバーのケースもコンプリートですよ。海賊版邦画の中文字幕の比じゃないよ。動画共有サイトにアップしたって、金入らんでしょ?どれだけ訳した奴は暇なんだよ?まさか、ゲーム屋かCD屋でこの動画を詰め込んだDVDを売るのか?
 
 
 
 筆者は中国人の「日本でウケたものを入手するんだ!遊ぶんだ!」といコンプレックス混じりの情熱があるのは身をもって感じてはいたが、しかしそれは過小評価だったのだ。



              BAD END 過小評価
 
 
 


過去執筆の記事についての補足

最近執筆した原稿で2点ほど、個人的な補足を。

中国発独自光メディア技術が羽ばたかない理由
少し前、日本語のサイト上で中国発の新しい光ディスク規格「NVD」がちょっとした話題となった。しかし今は……。

 中国産DVD規格についての話。
 
 中国ではDVDプレーヤーは海賊版容認でリージョンフリーだけど、EVDやNVDなどではそれはNG。
例えるなら最初から地デジにフーリオが最初からついている状態から、上位規格となることでフーリオなしの地デジにするようなもの。
 
 一番分かりやすい人には分かりやすい例えですと、DVD世代がスーパーファミコンの世代で、ブルーレイがプレイステーション、中国産規格がタイトル本数が異常に少なく、海賊版対策もしていることから「フーリオを外したPCエンジン スーパーグラフィックス」といったところ。それじゃ売れないってわけで。
 
 
 
  
  
あと、他メディアになるが、ITMediaの記事。

中国人が「携帯電話で撮影しない」理由
日本人は比較的ケータイのカメラ機能を日常的に使う人は多いが、中国人の多くは滅多なことじゃケータイのカメラ機能は使わず、むしろデジイチだよ、という話。

 …なんだけど、よくよく考えてみれば、東京で言えば、浅草や皇居前広場などで写真を撮る外国人の中で、ケータイで写真を撮る外国人はレアで、その多くがデジタルカメラで撮っていると思う。

 「中国人がケータイで写真を撮らないのはなぜか?」という質問は、むしろ外国人全般にいえることであり、つまりはガラパゴスなケータイを使うガラパゴスな日本人のほうが実は世界的に見ればレアなんじゃないかなと。


外国人観光客の集まる東京二重橋。ケータイで写真を撮る外国人は皆無

海賊版利用して日本の責任とはこれ如何に?

 おととい、仲のよい中国人から、「最近の若いモンは…」というよくある話を聞かされた。なんでも、最近の中国の10代後半の若者は、日本のAVの影響で、性に対して異常にオープンになっていてよろしくない、というのだ。

 ちょっとまて。

 性に対してオープンなのはいいとして。

 なんで日本は中国にAV売ってないのに、売ろうともしてないのに、中国人は勝手に海賊版をダウンロードして、盗む行為が常態化した挙句に、盗み見た人間の性教育問題は日本の責任というのか?ひょっとしてと思い、「A片 青少年 影響(A片はAVのことね)」とか百度で検索したら、いっぱい出てきているから困る。
 
 実は別の日に、別の親しい中国人が、北海道から東京、大阪まで日本のいろんなところを周り帰ってきて、彼のデジタル一眼レフのプレビュー画面で日本での贅沢旅行三昧の写真を見せてもらって(そこまでは全然問題ない。金を日本に落としてくれてありがとう)、その後「PS3とXBOX360買ったぜ!」と言われた。「ハードだけ買ったんだろ?」の質問に当然「Yes!」。神戸牛や北海道で蟹食う金があるのに、頑なに海賊版を買うかね、君。

 4月の新年度早々、かなり中国の海賊版絡みで「わかっていても」カチンとなる筆者なのであった。

 たぶん日本語の達者な中国人読者も見てるだろうから敢えて書くけど、市民レベルの日中友好というか、日本から中国への友好でいえば、海賊版を使うのをやめないと、「海賊版を利用するのが当たり前」といった態度、前提をなくさない限り、いいイメージはもたれないし、中国人が期待する真の日中友好は実現しないよ。

参考 中国人は日本人を変態というけれど

中国の電気代が糞高い件

 電気代が異様なまでに高い。いや、中国の滞在先への嫌がらせとかそういうのではなく、不当請求ではないのだが、しかし高い。

 ある月の電気代は435元(約6000円)だった。電気湯沸かし器(一番下の写真)とか、PCを日中つけっぱなしというのは理由にあろうが、それにしても高い。なんたって、その都市の個人の平均月収が2万円くらいなのだから、つまり月収の3割が電気代って高すぎだろ、って話である。たとえるなら月収30万円の人間からみれば、9万円が電気代というトンデモない話なのだ。

 最近「家電下郷」というキーワードがメーカーとかで、「これで中国にモノが売れるっ!」とにわかに話題になっているようだけど、そもそも家電製品買ってくれたところで、電気代って払えるの?と疑問視してしまう。

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↑電気食いの電気温水湯沸かし器↑

中華な電脳街の朝

 上海の電脳街の開店時の様子を見に行った。

 朝の開店前の電脳街は、何かのビッグネームな商品の発売日か、はたまた開店前のパチンコ屋の前のごとく、人で賑わってた。そんなに電脳街って、超特価品って販売してたか?と疑問をもちつつ、筆者も開店を待つ。

電脳ビルのひとつ「美羅城」。

電脳ビルのひとつ「太平洋数碼Ⅱ期」

太平洋数碼Ⅱ期の前にいると、突然ドアが開いて、人民が中に入っていくので筆者も流れにまかせてついていってみる。

エスカレーターも、普段の電脳街では見られないほどの高密度。

実は待ってた人々はショップ店員の人々だった。スタッフも開店時まで待たされるのだ。

百度、中国版「紅白」で面目躍如

 中華系国家というか中華系地域で、旧正月こと春節がやってきて、本当に新年を迎えた。

 旧正月を迎える前に中国人民がやることといえば、旧正月の大晦日の中国版紅白歌合戦こと「春節聯歓晩会(略して春晩)」を観ることであり、これがなくては人民にとってのリアル正月を迎えた気にはならないわけだ。

 そんな大事な番組で、今年は百度の広告が出っぱなしだった。YOUKUなどの動画共有サイトで昨晩の「春晩」を観れば(といっても日本からはシャットアウトされてて見えないんだなあ、困ったことに)、その様子が確認できることだろう。また、百度が「春晩」のスペシャルページを開いていることが日本からも確認できる。去年は百度は「春晩」に協力しなかったはずであり、そう考えると去年は何かと同社のビジネス方法に疑問が投げられていたからこそ、今年はイメージアップがために全面協力したのだろう。

 百度は今に始まったことではないが、ケンタッキーフライドチキンとも協力している。中国地場企業である百度は、愛国心強い中国人民に愛されていそうだが、こうしたアピールの積み重ねをしても、意外にもなかなか人民に好きになってもらえない企業のように感じる。レノボもそうだが、またそれについてはいずれ。とにかくいくら中国企業でIT業界のトップを張ろうが、世界に羽ばたこうが、中国の消費者の目は厳しいのだ。


中国の電脳街でブルーレイドライブを発見

中国の電脳街でASUSのブルーレイドライブを発見した。

 ブルーレイというと、中国独自次世代DVD規格としてEVDだ、中国版HD DVDことCBHDだのの(中国では)ライバルとして、次世代DVD三国演義でもするんじゃないかと、中国の一部メディアからは報じられていて、非公式に転売ヤーの個人輸入によりPS3や、ソニー中国公式のブルーレイプレーヤーが発売されていたのだけれど、いよいよPC市場でもいろんなメーカーから、ますますブルーレイドライブが登場して、ブルーレイの一人勝ちになりそうな予感。

 そういやHD DVDの中国版ことCBHDってどうだったっけな?と調べてみると、ここ3ヶ月くらい新しい情報はナシ。これは「なかったこと」になっちゃうのかな。

・ブルーレイが中国で結構売れてるらしい
・ブルーレイは海賊版対策にはならない

中国MS VS 中国人消費者

 中国マイクロソフトが中国人の海賊版Windows利用者を対象に、中国限定で海賊版対策プログラムを実行しているようだ。

 中国人には中国人の、「高いから使ってもしょうがない」という中国で通じる道理(建前)があって、そうした道理(建前)を盾に、海賊版を利用することを(合法とは言わないものの)是か非かといえば是とする、そんな論調が当たり前となっている。

 まぁ、マイクロソフトも海賊版対策やるのはいいんだけどさ。まず筆者が購入した正規版Windows Vista Home Basic中国語版が初期不良で送っても、いつまでたっても本物の製品を送り返さないという、そのマイクロソフト中国の社内におけるサービス精神からたたき直した方がいいよ。超個人的にはね。まっとうに正規版ソフトを購入した人間が馬鹿を見るのはおかしいよ。未だにあれからマイクロソフト中国から連絡ないんですよ。

 ここも参考に。「中国最大手のWindows“作者”が逮捕された

中国の偽携帯についての高度なギャグ

 今、ノンブランドケータイが中国でブレイクしている。安価な値段と、その割に”一見”多機能な機能からちょっと経済的に余裕のない人々、特に若者を中心にブレイクしている。その辺はASCII.jpでの連載の記事「中国で話題を集める自作ケータイ&デジカメ「山寨機」」とか、別のメディアでの連載で恐縮だが、この辺とかこの辺を見ていただきたい。

 さて、ニセモノケーアイのメッカ、広東省のケータイ市場にいったときのこと。その市場では、正規メーカー品と、ノンブランドメーカーがごっちゃで売られていたのだが、そこのガラスショーケースにこんなことが書かれていた。

「ニセモノ、非正規流通品発見者には10000元(約15万円強)の賞」

 …いや、ニセモノはそのショーケースの警告のすぐ下にあるんですが。「すいません、見つけたので1万元ください」とかジョークを真に受けたら、市場事務所送りにされて、迷彩服の人に小一時間問い詰められるだろう。これは高度なギャグととらえなければならない。

深センの街中のPCショップはちょっと違う

 中国でもっとも住民が高所得な水準の上海並か、それ以上に住民が高所得の都市、深セン。深センには、というよりどこの都市でもそうだが、電脳街とは別に単店舗でのパソコンショップがある。他に近所にパソコンショップはなく、なんとか町何丁目のレベルで地元に根付いているわけだ。

 中国においてこうした店では、メディアとかキーボードとかサプライ品とか海賊版ソフトばかりが売られているのが常だが、さすが金持ちの深セン。ノートPCや、液晶モニタがこうした店で売られていた。近所の企業が、ちょっとパソコン一台至急必要としたときに、こういうところでサクッと一台買ってしまうのだろうか。

 中国の金持ち都市はこんなレベルまで来ている。こんなにもノートPCは身近な存在になっている。

プロフィール

山谷剛史のプロフィール

山谷剛史
フリーランスライター。 中国などアジア地域を中心とした海外IT事情に強い。統計に頼らず現地人の目線で取材する手法で,一般ユーザーにもわかりやすいルポが好評。著書に「新しい中国人」。

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