中国リアルIT事情

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2010年の中国通信環境についてあれこれ

 中国政府の情報産業省こと「工業和信息化部」は、2010年の中国の通信インフラの普及状況について発表した(ニュースソース)。インターネット利用者数は4億5700万人、携帯電話利用者数は8億5000万人超。この統計をいくつかおもしろそうな部分をピックアップする。
 
 

青が携帯電話、赤が固定電話、折れ線は全体の携帯電話利用者の占める割合
 
 

携帯電話利用者数の月ごとの増加数。2008年の10月だけほぼ増加しなかったのはなぜだろう。世界金融危機がきたからか。北京五輪&パラリンピック絡みの増加は7月~9月でも変わらなかったことから関係はなさそうだ。
 
 
 

SMS利用者は81.6%、着信時に発信者が聞くことができる音声データの設定(着信メロディーではない)は66.8%、しかしMMSの利用者は21%と低い。
 
 
 

毎月の固定電話の利用者減少数。毎年12月に減少数は多くなる。筆者自身12月の中国を思い出しても理由はわからず。なぜかわかる人います? 
   
 

遠距離通話で活躍するIP電話。市民に広く認識されているが、年々利用は固定電話からも携帯電話からも減少。若者が電話しないでSMSやチャットをするようになったのだろうか?
 
 
 

インターネット利用者数の推移。インターネット統計の大本営CNNICと同じ。
 
  
 

ブロードバンド利用者とダイヤルアップ利用者の利用者数の推移。やはり金融危機のときに大きなブレ。また固定電話同様12月にダイヤルアップを解約する人が多い。
 
 

各省市ごとの携帯電話・固定電話・ブロードバンド利用者数と去年比の増加数。

日本通信の世界初050モバイルIPフォンは海外勤務族に必須!

 日本通信は、世界初となる携帯網上の050モバイルIPフォンを発表した。で、これが個人的ユーザー視点でかなりすんごいものだと思っている。(プレスリリース ASCII.jp 紹介記事

ざっくりと特徴を紹介すると
    
■NTTドコモの携帯網で、050電話番号が使える
■Android搭載スマートフォンを利用(中国の華為(Huawei製))
■基本通話料も通話料も大手キャリアの半額
■海外だろうと無線LANが使える環境なら同じ番号が同じ値段で利用可能(これ大事!)

 
となっている。
    
 日本通信いわく、「月額換算2,128円のデータ通信とモバイルIPフォン基本料490円の合わせて2,618円、これに通話超過料を支払っても、月額およそ3,000円でスマートフォンが持てるようになります。まさに「軽自動車型スマートフォン」の誕生です。」」。これスゴくない?個人的にはもう名刺も既存の番号も捨てて乗り換える気マンマン。

 このサービスで利用する華為のスマートフォンは「IDEOS」なる製品。中国の華為にはIDEOS S7という機種が紹介されているが、中国の大手ポータルサイトを見ると、IDEOS Xシリーズというのもあるようだ。
 
 

 

  
 
 華為は世界クラスの企業なので、「TD-SCDMA」といったチャイナスタンダード(のひとつ)はさておき、しっかり「WCDMA」と「GSM」に対応しているという。ということでは、旅先で現地のSIMカードを挿して利用できるのはまず間違いない(あの日本通信がSIMロックをかけるとは考えづらい)。

 ただおそらくこれ、W-CDMAとGSMに対応とはいえ、SIMカードを挿す場所が2箇所でなく、すなわちデュアルスロットではないのではと思われる。これで日本のSIMカードと海外出張・旅行・留学先のSIMカードの2枚挿しが出来れば感涙ものなんだが。華為さん、出して。でもって日本通信さん、採用して。

ヤマダ電機、中国瀋陽に開店。行った人の感想は「さすが変態日本人」


 
 
 
 12月10日、ヤマダ電機海外1号店が中国東北地方の瀋陽に開業した。中国語の発音による「亜瑪達(ヤーマーダー)電器」と、日本に準じた「山田電機」表記が共存している。中国のブロガーによる写真レポート画像共有サイトで店内の様子やチラシが垣間見ることができるが、どうみても日本の家電量販店のフロアと言わんばかりの日本ライクな家電ショッピングが楽しめるフロア構成となっている。ヤマダらしく例のスロットマシンもある。

 既存の国美電器(Gome)や、ラオックスやパイオニアのテレビ事業を買い取った蘇寧電器(Suning)などの家電量販店はとにかくまとわりつきすぎる接客の店員がいる上に、触れる展示品がないと、日本の家電量販店に比べ「願わくばゆっくり入りたくない場所」ではあったが、黒船ヤマダ電機の登場で、少しは家電量販店のあり方が変わるだろうか。

 経験則で言うと、(家電量販店に限らず)店員がまとわりつくほどの接客をするのは、万引き対策と、商品を確かめるべく勝手にパッケージを開封する客対策も兼ねているが、日本式の陳列に後者の対策がどうなっているか気になるところ。
 
 開店は瀋陽では話題になっていたようで、ネットでは瀋陽住民を中心にヤマダ電機瀋陽店に関する掲示板スレッドがたてられていた。

「店員への教育がすごい。品切れの製品はいつ入荷することもちゃんと把握している。接客態度がとにかくいい」
「値段はちょっと高いかも」「いや日系の液晶は安い」
「早速会員カードゲッツ!最高13%ポイント還元!」
「最後の一品で安くなってたけど、展示品で触られまくった形跡がはっきり残ってたよ」
「Made in Chinaの日系製品が多くて、日本並みに高いけど欲しい」
「保安が多くて盗撮できねえ」
「日本は支持しない人間だが…正直すごい」
「トイレすごいぞ。温水洗浄便座だよ、それも全部」
「東芝のCELL REGZA X2を店頭展示してあってびびった。正直小日本の技術はやっぱりすごいよ」
「小日本のやることは、変態なまでに真面目だな」
「日本の文化侵略第一店舗目は瀋陽だ!」
「亜瑪達にメイドカフェはある?」「行くのは老人だよ」「妄想でした」


 主に来店者が未経験のサービスの良さと日系商品にインパクトを受けたことを口々に言っていたのが印象的。上海北京以上に、(彼らから見れば)地方の瀋陽からスタートするヤマダ電機サービス革命は拡がるか。
 
 

 瀋陽はヤマダ開店後は行ってないので、それ以前の今年の夏の写真で茶を濁す。
 

歴史的経緯により東京駅と似る瀋陽駅
 
 

瀋陽の街

中国セキュリティソフトベンダー、ウイルス作成の疑惑を受ける

 中国セキュリティソフトベンダーの雄「瑞星(Rising)」や「江民(JIANGMIN)」に「瑞星・江民自身がウィルスを作成している」と噂がたち、ニュースでこの噂が取り上げられた。

 ニュースといえど噂であるが、この噂は疑惑のままネットのニュースだけでなく、一部の新聞やテレビでも報道された(中国のテレビや新聞は政府広報的な面がある一方で、それ以外の話題においてはスポーツ紙・大衆紙的な面もある)。結局それはあくまで噂でしかなく、瑞星がメディアに対して名誉毀損の裁判をするに至り、それを被告でないネットメディアがニュースとして報じた。

 ただ噂が先行し、噂が嘘だったというフォローは少ないのが常(毒餃子の顛末だって知らない中国人が圧倒的)。加えて30代以下と40代以上でネット利用率に格差がある以上、ネットに基本興味はなく、ネット企業間ゴシップの顛末を報道する新聞やテレビは少ない。噂記事だけ読んだ多くの中高年が「瑞星はなんたる悪い企業!」という印象を持ったままになる可能性は否めない。

 あるメディアは「5年前にも似たような根も葉もない噂がたった」とする。ただし「今回は(twitterのような)ミニブログで噂が急に拡大した」と書いている。
 
 筆者の連載記事「ネット世論の誘導という商売」でも書いたが、中国では概して他人を蹴落として相対的に自分の価値を上げるという方法を個人も企業もやるきらいがある(よく言えば「計略」)。こうしたニュースが報じられても素直に捉えるのではなく、どこかのライバル会社が中国式PR企業を雇って、相手の悪い評判をバラまいたのではないかと考え一呼吸待つべきだろう。
 
 中国における有名税というと、金色ガンダムしかり偽NECしかりiPedしかり、ニセモノの登場がひとつに挙げられるが、それだけでなくライバル会社の中傷をして蹴落とす中国式PRのターゲットとなる可能性があることを覚えておくべきだろう。

ノーベル平和賞授賞式を控え、ニコニコ動画、中国からアクセス不可に

 10日のノーベル平和賞授賞式を前に、昨晩よりニコニコ動画が中国からアクセスできなくなった。筆者を含め、中国各地の利用者がこれを確認しているので、中国全土的にアクセス禁止となっているのだろう。ただしネット検閲の壁超えをすればサイトにアクセスが可能。 
 
 Googleで簡体字中国語に限定し、ここ24時間のニコニコ動画(niconico動画←中国語簡体字)を検索しても「アク禁になったらしいぞ」という話題は非常に少ない。百度で検索しても同様の結果となる。したがい中国インターネットユーザーへの影響は極めて限定的だろう。

 ちなみにニコニコ動画にアップされがちな日本産コンテンツは「優酷網(YOUKU)」「土豆網(TUDOU)」「酷6網(Ku6)」をはじめとした中国動画共有サイトにも多数アップされている。中国からニコニコ動画へのアクセスは遅く、時間がかかるため、日本語のコメントが流れるニコニコ動画をわざわざ見ようとする人は中国では主に中国在住日本人ではないかと思われる。 
 
 


わざわざ和諧された(アク禁)されたニコ動サーバーにtracerouteをかける猛者
 
 

「ニコニコ動画にアクセスできないんだけど・・・」
 
 
追記 中国政府外交部の10日のコメント。 中国の外交部のサイトで、「BBC・CNN・ノルウェーテレビサイトにアクセスできないことについて「知ったことか。中国のネットはオープンだ」」とコメントした答弁を発表している。

砲撃事件で感じた、国と人々を切り分けやすい北朝鮮とか

 北朝鮮の砲撃事件、近年例のない事件に勿論メディアは大きく取り上げられているが、北朝鮮人の顔が見えないために、北朝鮮のオフィシャルな声明と韓国側視点の被害状況やソウル市民の反応などが紹介されている。

 韓国は中国に比べて市場的に魅力がないのか、韓国のネチズンの反応について書いてある記事はそんなにない。(かたや中国のネットの反応を書く人は何人もいて競合している状態にあるといえる)

 韓国や中国が何か問題や変わったニュースがあると、国と人を連鎖反応でイメージする日本人は少なくない。これには多くの人がネットや口コミを通じて積み重ねた「現地の反応」「現地人の考え方」によるところが大きいのだろう。

 北朝鮮のイメージは悪いが、北朝鮮政府が悪事を働いたからといって、その日の居酒屋で北朝鮮人をも悪く言う人はそういなさそうだ。事件があったときに国と人々を切り分けやすいわけだ。でもひょっとしたら北朝鮮の人々は韓国人と中国人のステレオタイプの考え方を併せ持っているかもしれない。日本人にとって受け入れ難い性格かもしれない。

 「現地人の反応」という報道によって、韓国人や中国人の指向や考え方を知ることはネガティブイメージに結果的になってしまった部分もあるが、それは日本や日本人が国際化せざるを得ないときに有用だろう。中国人というと「愛国」「パチモノ」「海賊版」という印象を持つ人が多かろうが、「それでも中国とやっていくしかない」という認識だろうし、その性格を知った上での「それでも」と言えるのがオトナというか国際人じゃあないかと。

 一方で「これからは脱中国!」「チャイナプラスワン!」という意見があるも、ベトナム人の反応や、インド人の反応などはない。ただただ企業が労働力が豊富だとか、購買人口が多いとか、そういった視点でしか見てないように見える。モノを作って売る(ついでに現地の駐在員が現地の日本人向けナイトスポットで酒を飲む)経済活動だけが国際化なのかと疑問符。

 ロシア語圏のネットの反応のブログとか、アルメニア人はこういう性格だとか、そういった中国以外のブログも十分に面白いのだがなぜやらないのだろう。日本人の注目が中国に集まり過ぎないか。

 

尖閣問題ビデオ公開で中国側の言い分を振り返る

尖閣問題のビデオが流出した。
 
衝突してきた!」 尖閣映像、YouTubeに流出か
 
 細かいところまで昼夜問わず日本の最新情報を伝えている中国で、今のところ報道がないあたり、なるだけ非公開の方針だろうか。
 
 
 
 尖閣問題当時の中国の報道をプレイバック。ポータルサイト「新浪」「網易」では、当時特設ニュースサイトを設けてこの事件を紹介し、その中で、各サイトでどういう風に船がぶつかっているかを中国側視点で紹介する画像を紹介しよう。

新浪の特設サイト


網易の特設サイト



 

 ビデオと攻守逆となるイメージ図となっている。中国では、尖閣諸島での漁船衝突がこういう認識をされているのではないかと。
 
 
参考記事 尖閣問題で熱い中国ネットメディアや愛国者をスルーする人々

反日デモ的観点で「成都」を紹介


しばしば反日暴動(反日デモ)の的となるイトーヨーカドー成都 
 
 
 また成都で反日暴動(反日デモ)が起きた。尖閣問題で熱い中国ネットメディアや愛国者をスルーする人々という記事を自信持って書いたのにこれだ。中国の内陸に滞在し、成都によく所用で足を運んでいる筆者が、何度となく反日暴動でイトーヨーカドーが襲撃される成都特有の事情を紹介する。
 
 四川省の省都成都は内陸では突出した大都市で、筆者の個人的感覚でいえば上海・北京・広州に次ぐ商業的発展をしている。西安や瀋陽もデカいが成都のほうが一歩抜きんでている。これには元々三国志の蜀の都だったことなど歴史的な街なのに加え、四川省はやたら人が多く(重慶が切り離される前は唯一単独で1億人超の省だった)、かつ北京上海と違って外地人外省人にウェルカムなところが大きいと思う。

 内陸最大の都市ということで教育機関も多く、大学生の卒業生が安価に大量に雇えることから、中国系大企業やマイクロソフト・ノキアなどの外資系企業が研究所を設ける。たいてい中国で研究所を設けようとすると、1に北京、余力があると成都という感じだ。
 


成都のハイテクパーク
  

 受験勉強に強い若者から見れば、第一志望は北京上海の大学・外資企業、その滑り止めは成都の大学・外資企業となりやすい(筆者自身そういった人を何人も見ている)。つまり成都は、たとえるなら「御三家国立の滑り止め校(関東の人にしかわからなくて申し訳ない)」に行くような頭のいい大学生・会社員を筆頭に、多数の大学生がいて、研究者は北京上海よりも低賃金でこき使われているところだ。
 
 ただ偏差値的な差は微妙でも、沿岸部と内陸部のリアルな距離がため、流行などはネットだけでは埋めがたい。対日感情などの空気というか流れはネットだけでは受け止めきれず、北京や上海とはズレた成都で反日デモは発生するのではないかと思う。実際口コミで主に広がったオンラインショッピングをはじめとしたネットサービスは、インテリ揃いの成都でブームになるのは北京上海での普及から遙かに遅れて普及する。
  
 ちなみに、西安や鄭州はどうかというと、西安は成都ほどではないが、そこそこ頭のいい人は多い。鄭州は周辺人口がやたら多くて、出稼ぎ労働者(農民工)が多いという点だけにおいては成都に似ている。
  
 
 
 さて成都で反日暴動が起きるもうひとつの原因は、イトーヨーカドーの地理的位置だ。成都に限らずどの都市でも繁華街には歩行者天国がある。イトーヨーカドーはよりによって、歩行者天国の中心、つまり経済的なヘソの位置にある。成都イトーヨーカドーのポジションは、名古屋栄の「中日ビル」ないしは金沢香林坊の「香林坊アトリオ」にイメージ的に最も近い。

 反日暴動が起きたのは土曜日。成都の老若男女はもとより、成都近郊の農村からも家族連れで、繁華街に遊びにやってくる。そんなときに繁華街のど真ん中で団結して訴えていて、破壊もよしとする雰囲気ならば、普段のストレスをここぞとばかりにはじける人がいても(中国なら)おかしくない。

 隣に伊勢丹があり、歩行者天国からちょっと離れたところに西武があるが、これらが襲撃されるというニュースを聞かないことからも、何も知らないで様々な学歴・環境で育った人々が次々に集まって、”軍国主義日本”のイメージを勝手にグルーヴ感の中で盛り上げて、現場は反日本で盛り上がったのではないかと思う。
 

イトーヨーカドーから徒歩10分も離れていない、成都西武  
 
 
 イトーヨーカドーといえば庶民の味方「ポッポ」があるが成都でも健在。また隣の伊勢丹には「とんかつ和幸」がある。とんかつ和幸といえば「キャベツ・味噌汁おかわり」だが、海産物が高い成都、生野菜が危険と言われる中国においても、安心の「キャベツ・味噌汁おかわり」を再現。米もうまい。筆者的には成都といえば「ポッポ」と「とんかつ和幸」だが残るかどうか。そこが個人的には心配だ。
 

れっきとしたポッポである。木シ木じゃないぞ!
  

とんかつ和幸。文字見ない限り、そこは日本
  
  
 
 襲撃を受けたイトーヨーカドーは、イトーヨーカドーの全店舗の中でも相当稼いでいる店舗なので、この程度の暴動では撤退はしないと思うが。

 中国大使館抗議大集会と反日デモが重なったのは、WWEのブック並に偶然だとは思うが、それはさておき、成都でデモが起きると参加者がふくれやすくなり、暴動に繋がりやすいという理由を書いてみた。
 
 

追記。書くの忘れてた。成都はでかい街だけど日本領事館はない。だから成都でデモとなると領事館を対象としない。日本領事館があるのは元四川省の重慶市。重慶の歩行者天国にある5つ星ホテルの上層階にある。当然何千人も詰めかけるのは物理的に無理。

さらに追記ごめん。上海の日本総領事館と北京の日本大使館は、繁華街じゃなくて、エリートサラリーマンが集まるビジネス街にある。大使館と繁華街の場所の違いは丸の内と新宿くらいの距離感がある。だから大使館を攻撃しつつ、スーパーやデパートを攻撃するニュースは聞かない。

ノーベル賞、中国で報道されるも…


ニュースサイトノーベル賞特集ページ
 

外国籍がメインであるノーベル賞を受賞した華人の紹介はノーベル賞特集ページのお約束。同胞に多数のノーベル賞受賞者がいるとの認識を中国人からよく聞かされた
 
 ノーベル賞は中国でも話題になっている。中国のQQ新浪捜狐網易(リンクは各サイトのノーベル賞特集ページ)など各ポータルサイトでも大きく紹介、ノーベル化学賞に日本人2名の受賞が決まったことも、偏重なく紹介されている。

 掲示板にはQQや網易を中心に多数のコメントが書き込まれているが、主に中国における教育体制、環境に問題有りとするネットスラングをたぶんに含んだコメントがメイン。また中国政府が目指す「和諧社会」をもじった「中国は『ノーベル和諧賞』だろ」という皮肉を含んだ言葉も多数登場。

 ノーベル賞受賞者候補の話題ものぼるなか、ノーベル平和賞最有力候補といわれる、国家政権転覆扇動罪で服役中の人権活動家の劉暁波氏の単語は一切ない。ネットユーザーとて中国国内の情報しか見ない人が相当に多いのだから、劉氏の名すら知らない人が多数派だろう(当サイトを巡回する中国の方なら当然しっているだろうが)。劉氏が受賞することになれば、これらの特集ページでどういう扱いをするのだろうか。なんとも微妙な空気というか、ノーベル賞なんてもんはなかったものになるのだろうか。


劉暁波氏を紹介すべく、スペースで文字間をあけたり、1文字をXにするなど苦労する一部のネットユーザー
 
 
 
 
 
10月8日夕方追伸。新浪捜狐網易の特集ページがなかったこととして削除された。QQはまだ生き残ってるがいつ消されるか。あーあ。
 
 
 

 


山寨機(ノンブランドケータイ)潰しに中国政府が動き出す

shanzhai201006.jpg


 「中国政府の複数のセクションで、山寨機の取り締まりに動き出した」というニュースが6月25日に中国メディアで報道された。
 
 山寨機(発音はシャンジャイジ)とは「ノンブランドケータイ」のことで、これにはよくわからないメーカーの「ニセモノケータイ」も含まれる。筆者自身の過去記事を読んでいただければ雰囲気はわかるが、最近ではいろんなメディアが山寨機について書いているので、グーグルでニュース検索をすれば、最新の機種の状況も含めて多少知ることができる。

 ニュースによれば、政府当局のターゲットは、山寨機な携帯電話全体ではなく、携帯電話のメニュー画面で何かサブメニューにいけば勝手に有料サービスに繋がる携帯電話や、外国のブランドにそっくりな携帯電話であり、これらを2ヶ月間にわたって”整頓”しているのだという。

 この背景として、山寨機がインド・パキスタン・エジプトなど多くの国で、山寨機を使えなくするという処置をとられている。その世界的不振から、山寨機製造を泳がせていた政府が動き出した、と記事は推測している。

 中国国内向けだけで年間1億5000万~2億5000万台を生産(随分とレンジが広いが)しているのだそうで、さらに世界で流通する携帯電話の4台に1台が深セン製だという。とりあえず無難なところから突いていくのだろうが、しかし重要な産業であることも事実で、どこまで”整頓”できるか。

【参考】山寨機の聖地にして世界最大の“電子街”「深セン」

ワールドカップで日本を素直に応援する中国ネットユーザー

にわかですみませんが、まずは16強入りおめでとうございます!
 
 
 
 で、中国なブログとしては、中国のネットメディアは公平に紹介しているが、読者であるネットユーザーがどう思っているのかを紹介したい。(表題でオチは出ているのだが)

網易(NetEase)

 
 
 
新浪

QQ

 
 
 
で、読者の反応が見られる上記のポータルサイト特設ページでは、網易(NetEase)の掲示板と、QQのアンケート。網易(NetEase)の掲示板のリンクはこちらとして、ぱっと見でわかるQQのを紹介。(丹麦=デンマーク)


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 普通に日本はアジアの代表の1国として応援されている。頑張れ!! ニッポン!!
 
 
 
 余談だけど、日本の反応を見るに、最近インターネットの普及で、多趣味化して、作られた流行に嫌気がさされている中で、久々に一体感があったんじゃないかと思う。流行じゃないけど、一体感っていいよね。中国にいる身、参加したかった。正直。

 

インドも中国的策略を使うのか

 以前中国のネットユーザーを対象にしたアンケートで、「中国を代表するIT企業は?」という質問があった。多数派はレノボではなく、華為(Huawei)という企業であった。

 華為は、「中国版ノキア+エリクソン」であり、つまりはインフラと端末(むしろインフラを重点的に)を扱う企業である。途上国、特にアフリカでは40カ国以上での携帯電話インフラ構築を行っている。

 そんな華為が中国と並ぶ人口大国のインドで足止めを受けている。5億人のモバイルユーザーがいるインドが、華為の設備にスパイ設備がある疑いがある、ということで華為の設備の輸入を禁止しているのだ。最近は、華為でニュース検索すると、華為がインドを説得する話題ばかりが紹介される。

 中国は巨大市場を餌に今まで、中国市場で商売しようとする外資企業に対して散々ゴネてきたが、中国はゴネられる立場になった。と同時に、インドだって中国同様に、中国以外にもゴネることがあるかもしれないエピソードに思えた。

中国でパクリ告発がちょっとしたブームに


 
 
 
 上海万博のテーマ曲が岡本真夜の「そのままの君でいて」のパクリ曲ではないかと指摘されて以来、中国のネット界隈ではパクリ疑惑の告発がちょっとしたブームになっている。上の画像は、IT系紙メディアの一面記事だが、これにもサイトのパクリデザインについて検証する記事になっている。またパクリに一番近い言葉は「抄襲(発音はチャオシー)」というが、「抄襲」のつくニュースは、そのニュース以降毎日のように報じられるようになった
  
 日本人から思うに、中国人は極めて強心臓なイメージがあるが、こうした告発ブームで、パクリはいかん、ということが少しでも根付けばと思う。だが、やらかす人は、それを屁とも思わぬほど想像を上回る強心臓かもしれない。
 
 パクリといえば、BSA(ビジネス ソフトウェア アライアンス)が、5月11日に第7回(7年目となる)世界ソフトウェア違法コピー調査の調査結果を発表。海賊版利用率は中国は79%、日本は21%であった。(台湾は38%、香港は47%)

 この数字だが、昨年は80%だったので劇的な改善は見られていない。たしかに、一見電脳街から海賊版を販売する円盤屋は消えてきているが、1枚5元10元の円盤よりも、無料でダウンロードするほうが消費者としては安くてお得なんだろう。
 
 
 
参考 BSAの海賊版利用率80%は荒唐無稽だという中国の話
 
 
 
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中国の1新聞社が3D新聞を出してみた

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 先月の話になるが、中国の地方新聞が十堰晩報(十堰は湖北省の市)が、3D新聞を発行した。中国の一部の新聞はデジタルアーカイブ化されているが、ありがたいことに十堰晩報もまたWEBサイトから、全ページを見ることができる。

 ということで、4月16日、1日限りの3D新聞はこちらから。ページをめくるには、ページ中央の版面導航内のF01~C06をクリック。版面PDFファイル有り(F01版PDF下載の箇所をクリック)。カラー印刷して、各ページ赤セロハンと青セロハンを貼ったメガネを自作すれば見れるかな。
 
 
 それにしても、こういう無茶を勢いやってしまおうと思って実現しちゃうのが、中国の良い面なんだよなあ。
 
  

中国青海省大地震でネット全体が黙祷ムード

 青海省大地震で半旗を揚げた今日、ネットも一体となって哀悼バージョンに。すなわちポータルサイトからメーカーサイトまでトップページが白黒になった。ネット全体の哀悼は四川大地震に続き2例目。


百度
 
 

グーグル香港
 
 

新浪(中国No1ポータルサイト)
 
 
 

淘宝網(オンラインショッピングサイト)
 
   
  

家電の雄「ハイアール」
 
 

ソニー中国
 その他日系企業だと、トヨタ、キヤノンなども白黒に。
  
 
 

サムスン中国
 LGも白黒。
 
 
 

ケンタッキーフライドチキン中国
マクドナルド中国やコカコーラ中国も白黒。
 
 
  
 

優酷網(YOUKU。中国No1動画サイト)
 
 
 
  
 一方で、トップページがカラーのままのサイトもある。 
 
 
 


中国政府
 
 
 

Panasonic中国
 その他ホンダ、東芝、シャープ、日立、富士通、NEC、ニコンなどもカラー。
 
 

Apple中国
 IT系ではIntel、DELL、モトローラなどもカラー。HPはトップページが見れず(トップページ更新中?)。アメリカではないがNOKIAもカラー。コカコーラは白黒だがペプシコーラはカラー。
 
 カラーか否かが、「中国の消費者を大切に思っているか」、転じて「現地化しているか」「中国市場への本気度」「中国市場を知り尽くしているか」のひとつの指標になるのではなかろうか。 
 
 
 
 今日はオンラインゲームもこの事情によりできないのだそうだ。
 

 
 


 
 ご冥福と早い復興を祈ります。

中国の外資系企業に勤めるホワイトワーカー、1日に会議は何回?

 昨年12月20日発売の中国のIT系経済誌「IT時代周刊」より。表題の通り、中国の(日系企業含む)外資系企業に勤めるホワイトワーカーに対し同誌が「1日に会議は何回?」というアンケートを実施した。
 
 
 

 
 
 
その結果は……
 
毎日3回以上--38%
毎日会議に参加しなくてはならない--68%
少なくとも週に1回は本部と会議--41%
多くとも週に1回会議--5%
 
という結果に。結構会議漬けらしい。
 
 
  
そういえば、中国の某社の会議は、中国人の国民性から、それぞれがいいたいことを言って、どんどん話が本題から離れていくから、手綱役として日本人社員が活躍するのだとか。

iPhone、遂に中国でも販売とか


 
 
 iPhone 3G(s)が遂に中国でも発売される。値段は一番下に書いたが、安くはない。香港版よりも高いということもあり、したたかな消費者は香港版をはじめとした中国版以外を販売者に中文版にハッキングしてもらった上で安く個人輸入で入手するんじゃないかと思う。(この辺についてはダイヤモンドオンラインの記事に書いた)
 
 
 iPhoneが発売されるまで指をくわえるなんてことはなく、外国(先進国)で世界的に話題の製品が出れば、WiiだろうとPS3だろうと現地在住留学生や華僑などから個人輸入で買うのが流行に敏感な中国人の基本購入パターンだ。iPhone発売前からiPhoneが中国で広く普及していることもあり、既にiPhoneについてのムックが発売済だ。しかも筆者が見つけたこのムック、2号目だったりする。
 
 

iPhoneムック。しかもVOL.2
 
 
 

目次。ハードからビジネスソフト、ゲームソフトまで幅広い内容そうだが、ページ数で見るとゲームソフトの紹介が大半を占める。PCもゲーム目的だし、中国人はゲーム好きねえ 
 
 

普通にハッキングの話題。 
 
 

ゲームの紹介ページ。たとえばバイオハザード。DVDにインストーラーがあるとも書いてあり…… 
 
 
 

それがこちらの付属DVD
 
 
 

肝心の値段表がこちら。2年縛り。普通に日本のそれより高い。普通の中国人の収入が日本人の収入の10分の1から20分の1だけに、2年縛りでどんな人が買うのかと。……と思えば意外と現地に行くと使っている人が多いのが不思議。

静岡地震の中国ネットユーザーの反応

 静岡地震は、中国でも多くのメディアで報道された。
  
 

 
 
 そのコメント。比較的コメントの多い新浪の該ニュース掲示板QQの該ニュース掲示板のリンクを。
 
 

 
 
 
 コメントを見る限り、四川大地震で地震の痛みを知った上のコメントが多い。ちょっと想定外だったのが、「日本にも沢山同胞(華僑)がいるんだから喜ぶな」とか。あとは「こういうときは日本を恨まず日本を助けて中日関係をよくしよう」「日本人だって人の子だ」というコメントに地味に反対票が多いとか。

中国、酒井法子を報道しすぎ

 中国メディアも酒井法子に注目しまくり!かなりの頻度で、かなりのメディアが掲載している。

 とりあえず、百度新聞での「酒井法子」の検索結果ををリンクしとこう。


中国の違法コピー率は80%

 BSA(ビジネス ソフトウェア アライアンス)は、2008年のソフトウェア違法コピー調査の結果を発表した。それによれば日本はアメリカに次いで低い21%、中国は80%とのこと。
 
piracy-200905-1.jpg
 
 これにポータルサイト網易(NetEase)は、BSAのレポートを報告すると同時に、「中国の80%は本当だと思うか?」という読者アンケートを実施。ブログ執筆の時点で、「本当だと思う」と、「嘘だと思う」がほぼ半々、若干「嘘」派が多いという結果となっている。最新の結果はこちらで。

piracy-200905-2.jpg

 プレスリリースはこちら
 
 
5月13日16:45追加。

「ひょっとして、中国メディアは日本と中国の違法コピー率を紹介してんじゃないか」と調べてみたら、いろんなサイトが日中比較してた。日本好きねえ。


 
 追記。前回の428全文中訳についての記事について、「どっちにしろ泥棒だろ」みたいな意見もあるけど、必ずしも泥棒行為とは言えないのじゃないかなと思うところもある。ニコニコ動画のゲーム実況に近いものじゃないか、と。先入観から同じ事をしても日本はOK、中国はNGは不公平かな、と。


がじいん も よゃちめう にんほご

最近2ちゃんねるをきっかけに、神懸かった人間の脳について再発見された件。

なんだか自分でも読めない文章なので、テンプレ的な文章を転載させていただくと、

こんちには みさなん おんげき ですか? わしたは げんき です。
この ぶんょしう は いりぎす の ケブンッリジ だがいく の けゅきんう の けっか
にんんげ は もじ を にしんき する とき その さしいょ と さいご の もさじえ あいてっれば
じばんゅん は めくちちゃゃ でも ちんゃと よめる という けゅきんう に もづいとて
わざと もじの じんばゅん を いかれえて あまりす。
どでうす? ちんゃと よゃちめう でしょ?
ちんゃと よためら はのんう よしろく

ってこと。(テンプレのコピーなんでこのブログに反応しないでくださいね(笑))

もちろん筆者も驚いて、次のステップで周囲の日本語のできる中国人(日本語能力検定試験1級2級レベル)の知り合いに見せてみた。

そしたら普通にこの文章読めちゃってやんの。

この話、母国語でなくてもよさそうかもしれない。

中国で"外国人は"iPhone禁止?

 昨日のブログの記事の通り、この数ヶ月で中国で本格的に3G時代到来となる。その目玉が中国でも例によってW-CDMAでの登場となる、iPhone 3Gだ。既にGSMで利用するiPhoneが、中国では未発売にも関わらず、40万台中国に入っているとかいう話(その話も随分前の話だ)も聞くから、iPhone 3Gもかなり売れるのではないだろうか。
 
 ところが、そんな中国において最近、中国人はiPhoneを所持していいが、外国人が中国でiPhoneを所持したら違法、とも捉えられる新聞記事が登場した。

 なぜにそんな話になるかというと、iPhoneには(世界中で利用できる)GPS機能が搭載されていて、これを使って地図を作成するのは困る、というのだ。もっというと、得体の知れない外国人によってiPhoneでスパイ活動され地図を作られた挙句、機密や民間の重要な施設にミサイルを落とされると困る、と具体的に新聞記事で書かれている。

 捕まらないとは思うが、今後中国に出張や旅行の際、iPhone 3Gを携えるなら、頭に入れて注意した方がいいだろう。たぶん日本人にとって、中国人は外国人ではなく中国人と呼ぶように、中国人にとっても日本人は外国人ではなく日本人なので、疑われないだろうとは思うけれど。

 当ブログの中国、地図サイトに警告の記事も、根っこは同じ話なのでご参考に。

身も蓋もない統計調査の表現

 YouTube今日も見られないよ! 
 
 
 
 
 
 …それはさておき。
 
 CNNICが、中国オンラインゲーム利用者の統計を発表。それによれば、中国のオンラインゲーム利用者人口は5550万人で、そのうちの76.5%が有料サービスの利用者であるとのこと。またリアルマネートレード(RMT)にも触れていて、全体の19.6%にあたる1088万人が利用していて、その市場規模は100億~130億元にも達しているという。日本円でいえば、RMT市場が1400億円~1820億円にあたるわけだ。おそるべし。

 で、この調査によればその利用者層というのが、「低学歴」「低収入」「低年齢」の「三低」だというのだ。いや、冗談抜きに身も蓋もない表現で書いてあるのだ。

 結構都市部ではPCが欲しい若者に行き渡った感があるし、これから農村でじわじわ普及するだろうし、そうなれば数年ペースで考えれば、今後はもっとオンラインゲーム利用者は増えそうな予感。


中国誌「レノボが富士通を買収」

 …なんてドキッとする記事が中国のニュースサイト各サイトで取り上げられている。実はこれ、富士通は富士通でも、富士通シーメンスを買収するんじゃないか、という話。

 なんでこんな話が出るかというと、レノボ自身、PC販売では世界的にかなりデカい会社なんだけれど、ヨーロッパ市場であまり根付いていないため、そこでヨーロッパ市場に強い企業を買収してワールドワイドに強い企業になりたいと。それは今に始まった話ではなくて、ヨーロッパ市場に強いパッカードベル買収でもACERと争ったのも同じ理由で

 富士通側はこれらニュース報道に対し否定している。

マジコン禁止の中国の反応

 東京地裁が、任天堂の訴えを認め、「マジコン」販売禁止命じた。

 「中国といえば海賊版だよね~」とか試しに言ってしまえば、中国人は「日本人だって海賊版使っているじゃないか。海賊版を8割の中国人が使おうが(9割9分9厘?)、2割の日本人が使おうが、使っている人がいることには変わりない」といった理屈で返してくる。

 だからこのニュースに「ほら日本人だって使ってるじゃないか!」とか言ってくるニュースがあるんじゃないかと踏んでいたが現実にはほとんど中国では報道されていない

 それよりも紹介されていた「任天堂&海賊版」のキーワードのニュースが、米国での「任天堂製品が海賊版により甚大な被害を受けている」として中国・韓国・ブラジル・メキシコ・スペイン・パラグアイの6カ国を名指しで非難したコメント。中国に対しては「中国のみならず、米国を含む全世界に海賊版機器を輸出している」と筆頭にあげ非難。米国は6~9ヶ月以内に調査、改善の要求をし、改善されない場合は貿易に絡む制裁措置をとるというニュースも。

 この話、日本では報道されていないようだが、「china korea nintendo piracy」あたりでニュース検索してみると、いろいろ出るので見てみるとイイかも。
 

中華Google Earthを作る理由

 中国政府国家測絵局がGoogle Earthにそっくりを公認する中華Google Earthを作ることを発表したが、中国メディアから中華Google Earthを作る理由が報じられた。その理由は軍事機密上の問題とかいったものではなく、非常に簡単なものだった。それは
 
 「欧米日本などの都市と比べ、中国の都市の解像度が低いから」
 
 …なんだそうだ。中国をウォッチしつづけると常々感じるある種のコンプレックスをこの理由からも感じるのだが、しかしそれは表面的な建前であり、やっぱり大事な施設が見えないのかもしれない。ひょっとしたらこれが完成したら本家Google Earthにアクセスできなくなったりして。なんて勝手な憶測を書いてみる。


日本・東京・新宿近辺


中国・上海・浦東新区東方明珠塔

中国政府、アニメ業界を減税で応援

 今年1月1日から「動漫(アニメ)企業認定管理方法」という政策が実施された。要はアニメ制作による収入が会社全体の収入の半数を占めるような、アニメ制作が主な企業に対し、3%の減税措置を行うという政策である。中国政府の文化部、財政部、国家税務総局が主体となって制定、国がアニメ制作企業を多少バックアップしているのだ。日本の事情は個人的には他のニュースを知るのみなのであんまり偉そうなことはいえないが、現場は薄給らしいし、マンガオタクな首相もこういう部分は見習った方がいいんじゃないかと思う。

グーグル対人民解放軍

 先日の新聞でおもしろいニュースを発見したので紹介。中国の「解放軍報」によれば、人民解放軍の偽装プログラム担当の王氏が「グーグルアースは軍施設が見られて、スパイに好都合なツールであり驚異」とした上で「あらゆる角度から、グーグルアースから見られないようにするための偽装を研究する」と発表。民間の技術レベルの技術はあまり高くなく、せいぜいレノボ(中国)や百度程度なのだが、政府関連の技術レベルは、場所によってはロケットが飛ばせるほど何気に技術レベルが高い。そんなわけで、グーグルアースと人民解放軍のいたちごっこが今後見られるかも。

今後の中国を占う試金石

asahi.comですごく興味深いニュースがあるので紹介。

「国営テレビは洗脳番組」 中国内の学者ら視聴拒否宣言

 この先がすっげー気になる。ネットの記事を出したままにするか、記事を隠蔽するか、学者らを処分するのか、しないのか。朝日ってネットよく利用する人の一部からは「アカヒ」とか言われて叩かれがちだけど、最近の朝日新聞の中国関連のニュースは、心臓に毛が生えているというか、尊敬するほどいろいろ特ダネを掲載していてちょっと好きだ。

 中国のソースも載せとく。消えるかもね。でも筆者の連載の記事に書いたとおり、ブワーッとブログや他サイトに全文コピペで拡散するかもね。ソースが消えても見れちゃう百度のキャッシュ対策どーすんだろうね。

中国産CPU、終わったか?

 Netbookが世界的な流行とくれば、「中国では安い中国産CPUを搭載したNetbookが出てるんじゃないの?」と思うかもしれない。

 つい先日、中国政府工業与信息化部が発表した、2008年の優秀な「中国芯(中国産コア)」の表彰によれば、そこで発表されたものにCPUはなく、マルチメディア処理専用のプロセッサとか、TD-SCDMA向けのプロセッサといった、ある製品ジャンル専用のプロセッサばかりだった。最近は新しいCPUの話題もでないし、消えてしまったのかもしれない。

 念のため、百度中国で、中国芯で検索してみると、目当てのものは出なかったが、先行者が健在でびっくり!
 
 


 
 いやー懐かしいですね。

プロフィール

山谷剛史のプロフィール

山谷剛史
フリーランスライター。 中国などアジア地域を中心とした海外IT事情に強い。統計に頼らず現地人の目線で取材する手法で,一般ユーザーにもわかりやすいルポが好評。著書に「新しい中国人」。

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