中国リアルIT事情

サービス の記事

ECナビケータイの魅力


 日本と中国、日本と外国を行き来する筆者が気になるのがECナビケータイ。(関連記事 ECナビ、auの回線を用いた携帯電話事業をスタート

 ASCIIの記事によれば、
  
具体的には月ごとの利用料金に対してポイントが付き、月額3000円以上のユーザーには6%、また8月中に契約したユーザーにはキャンペーンとして、2年間に限って10%のポイントが還元されるサービスが予定されている。さらに購入時の特典として端末の金額に応じて、4万~5万ポイント(4000~5000円相当)が付与される。
 
 とのこと。これ、4万~5万ポイントを4000~5000円相当と解釈するのは惜しい。個人的にはJAL、ANAの航空会社のマイルとの交換がかなりお得なのでお勧めしたい。

 50000ポイントをJAL、ANAの換えると……

(ポイント変換のルート検索サイト「ポイ探」より)

ANAは2500マイルに

JALは3000マイルに

 それぞれ交換できる。で、JALもANAも国際線をマイレージでタダ券を予約すると、単に成田・関空・中部など←→アジア・ヨーロッパ・アメリカなど しか取れないわけだけではなくて、日本の地方の各空港から成田/羽田・関空・中部などへの国内線往復航空券も無料でつけられるのだ。

 中国ネタでいったら、成田←→上海(浦東)は安いチケットはいっぱいあるので交換してもお得感はないけれど、高くて便利な羽田←→上海(虹橋)も交換できるのがうれしい。あとは行きは日本から厦門へ、帰りは大連から日本へなんて変則的というか格安航空券ではなかなか見つからないチケットも無料で予約できるし。


 そんなわけで、個人的には日本に長く滞在するようになったら、ぜひともECナビケータイを確保しようと思う。航空券、高いからね。

JAL必要マイル早見表
ANA国際航空券

中国3G時代到来


中国移動(チャイナモバイル)によるTD-SCDMAの3G広告 
 
 

中国電信(チャイナテレコム)によるCDMA2000の3G広告


 いよいよ中国で3Gの時代が本格到来する。4月にCDMA2000が、5月にW-CDMAが開始される予定だ。筆者が滞在する都市は、日本人が誰もが耳にしたことのある大都市ではないのだが、そんなおらが都市にも、3G商戦が始まった。現在のところ、北京五輪前にサービスを開始したTD-SCDMAとCDMA2000の広告を街中で見ることができる。

 AQUOSケータイから見た中国ビジネスという記事にも書いているが、中国では密かに日本ケータイが人気で、GSM対応のケータイはもれなく転売されている状況だが、W-CDMAとCDMA2000がスタートすれば、日本ケータイの転売に拍車が掛かり、今の状況どころじゃなくなるんじゃないかと予想。

 日本の各キャリアは、そのXデーまでに、端末管理システム?端末追尾システム?みたいなのを完成させたほうがいいんじゃないかー、と思う。

 


Google中国も音楽検索サービス

 「中国の検索サイトといえば百度(バイドゥ)」「百度といえばmp3検索」かと思うのだが、Google中国(中国名「谷歌」)もまた先月末にmp3検索サービスを開始した。URLはこちら


Google中国
 
 
 
 
 

Google中国音楽捜索 
 
 
  
  
  

 
 
 
 
 
 

 
 
 
  
  


 誰もが気になる(かもしれない)「海賊版率」だが、ワーナー、ユニバーサル、EMI、ソニーミュージックの4大レーベルと提携していて、検索結果で表示される音楽には、日本の音楽も含め、どのレーベルのものかを明記しているものが多い、というか明記してない音楽はざっと見た限り確認できなかった。意外と海賊版は少ないのだ。喝を入れるつもりが、あっぱれだった。あっぱれ~

百度日本の窓(ニッセン中国)

 百度中国と提携したニッセンの中国オンラインショッピングサイト「百度日本の窓」、実は日本からアクセスすると、筆者の記憶では、トップページから先が見えなかったような記憶がある。なので、ニッセン中国オンラインショッピングサイトこと、百度日本の窓をちょっと紹介しよう。


トップページ。ここまではみれる。
 
 
 
 
  

トップページの上のほうの画像をクリックすると、このページに。
右のほうの「SPECIL SALE」とか誤植を書いちゃう詰めの甘さが、やっぱり中国なんだよなあ。 
 
 
 
 

トップページの下のほうの画像をクリックすると、このページに。
 
 
 
 
 


商品の画面。サイズとか色とかを選ぶ。
 
 
 
 
 

各商品は、百度の下ではなく、即尚網(Jshoppers)というページ内にある。 画面は即尚網(Jshoppers)のトップページ。
 
 
 
 



即尚網(Jshoppers)のページ。

中国国営テレビ「CCTV」で海賊版を配信?

 中国国営テレビ「CCTV」でどうも海賊版を配信しているようだ。正確にはテレビでなく、同社の無料VODのWEBサイトであるが。

 疑惑のサイトはCCTVのサイト配下の「動画社区」

cctv200902-1.jpg

 同サイトの下のほうを見ると、なんだか見たことのある絵が並んでいる。

 たとえばその中の、いかにも「中国のアニメ産業推進の下に作られた中華アニメですよ」な感じの絵をクリックしてみると、そこで再生される動画の左上に「CCTV小児」右上に「CCTV」のロゴが出る。

 一方で、日本でもお馴染みのアニメの絵をクリックして、動画を再生すると、動画には「CCTV」ではなく、「優酷(YOUKU)」と書かれている。

 メニューに戻り、絵の一覧の少し上のテキストの部分を見ると、中国語を読める人ならすぐにわかるのだが、「CCTV」ロゴのあるアニメ(たとえば「ハウルの動く城」)もあるが、「CCTV」ロゴのないアニメ(たとえば「スラムダンク」)があるのがわかる。仮に海賊版配信だったとすれば、中国国営テレビCCTVは、正規版の中に海賊版を忍ばせておればバレないから、海賊版を配信しても大丈夫と算段したのだろうか。

 以前紹介したAmazon中国での海賊版販売も酷いが、中国のNHKことCCTVでもまた海賊版配信であれば、中国では大企業ですら海賊版配信は怪しめってことでしょうねえ。

《追記》いつの間にか海賊版コンテンツは消えていた。CCTVの人、見てました?

中国の動画共有サイト、YOUKUが1億人超えでNo1

 中国のリサーチ会社「易観国際(Analysys International)」は、中国の動画共有サイトの利用者数の最新統計を発表。

 それによれば各動画共有サイトの利用者数は、「YOUKU(優酷網)」が唯一の1億人超えとなる1億1500万人でトップ。ランキングは以下に。

優酷(YOUKU) 1億1500万人
土豆 9560万人
酷6網 9000万人
PPSTREAM 4990万人
PPLIVE 4570万人
QQLIVE 4110万人
UUSEE 3890万人
新浪視頻 3290万人
捜狐視頻 2200万人
六間房 1090万人

 日本でもグレーなサービスが好きな人々に人気だったYOUKU(優酷)が1億人超えとなったのはニュースなのだが、他に気になったことは、日本からのアクセスが封鎖されたYOUKU(優酷)と土豆がトップ2であること、それに六間房が随分と人気が下がったこと。ちょっと前はYOUKU、土豆、酷6と並んで4天王的存在だったのだが、金融危機の影響をモロに受けて、六間房の金銭的支援元だった米国投資会社が撤退しちゃって、ボロボロになってしまった経緯がある。

 中国では、億のオーダーで動画共有サイトのコンテンツが視られているのだ。

<参考>動画共有サイト市場規模の推移

中国でも0元ケータイ、さらに素敵なサービスまで

 中国最大のケータイ事業者こと「中国移動(China Mobile: チャイナモバイル)」が360元(約5400円)分の通話料を支払えば(中国はプリペイド制なのだ)、携帯電話端末を1台プレゼントというキャンペーンを行っている。たかが360元と侮るなかれ。一般的な市民なら360元を前払いすれば半年は支払わなくて済む。

 この画像のパンフレットは、中国最果ての雲南省のパンフレットであるので、中国全土的には既にやっているキャンペーンである可能性は高い。(電信会社も地方分権が進んでいて、各省毎にキャンペーンが異なるし、料金プランも異なるのだ)

 で、その360元でケータイ1台キャンペーンのパンフレットがこれ。

 パンフレットの中。モトローラの「W206」やサムスンの「C168」や中国メーカーの中興の「A37」が360元で、他、396元の通話料前払いで得られる機種、816元の前払いで得られる機種、1056元の前払いで得られる機種がある。だいたいこれで得られる機種は、中国移動のSIMしか受け入れられない仕様にしている場合が多い。


 それとは別の雲南省の中国電信のパンフレットだが、こちらは通話料を前もって200元(約3000円)を支払えば、中華圏のトップスター「周杰倫(ジェイ・チョウ:JAY)」のコンサートのチケットがもらえるというキャンペーン。コンサートは雲南省の省都、昆明で開催。

 もちろん、200元でステージ目の前に座れるわけもなく、事前に支払った通話料の額が大きければ大きいほど、ステージに近いいい席が確保できる。


中国深センにメイドカフェ登場?

 中国広東省は深センにいたときに、メイドカフェを発見した。聞けば最近オープンしたとのこと。中国でメイドカフェといえば、以前筆者の連載記事で上海のメイドカフェを紹介したが、ちょっとそれとは違うテイストで、ひねりのない普通の食事が食べれて、カフェとしても機能していて、漫画や雑誌も読めるところで、店員がとりあえずメイドのコスプレという店だ。

 こんな感じのとりあえずいろんなものをミックスしてみましたよ的な店で、店員さんは日本語が話せるわけでもなければ「おかえりなさいませ♪ ご主人さま♪」も言ってくれるわけでもない。ともかく興味があれば行ってみてもいいかもしれない。日本人がいっぱい行って、いろんな要望をいうことで変わるかもしれない。場所は深センの歩行者天国のある「老街」エリア。地下鉄駅があるのでアクセスも便利。

MS中国、駄目すぎる。

 日経PC Onlineで、Windows Vistaを買ったんだけれど、製品出荷時にディスクに大きな傷がついていて、でも人のせいにした挙句、修理をしようとしないという、サポート精神のかけらもないマイクロソフト中国の話を書いたが、その後日談。

 実はまだマイクロソフトからの進捗はきかない。まず、最初に送ったヘルプメールのマイクロソフト中国からの返信を貼り付ける。


↑クリックで拡大

翻訳するとこんな感じ。
「私は担当のJackyです。あなたのメールから購入状況、ディスクの現状は理解しました。販売店も協力する必要があるようですね。サイトを見るか電話をかけてください」

 で、それからマイクロソフトなのか販売店なのか代理店なのかどこが問題なのか責任のなすりつけあいがあって。

 その後に、メールも電話も来ていないから、再度メールを投げてみた。そうしたらマイクロソフト中国がサポートのページで書いてあるとおり、24時間以内にメールで返信が来た。それがこれだ。


↑クリックで拡大

「私は担当のMarryです。あなたのメールから購入状況、ディスクの現状は理解しました。問題は複雑なので、マイクロソフトの技術サポートホットラインに電話してください」

 その翌日またマイクロソフト中国のサポートからメールがきた。


↑クリックで拡大

「私は担当のMichelleです。あなたのメールから購入状況、ディスクの現状は理解しました。問題は複雑なので、マイクロソフトの技術サポートホットラインに電話してください」

 Michelleの文章はMarryの文章と同一文章。言い換えればコピペだ。電話してもいいが、堂々巡りだけは御勘弁。MichelleでもMarryでもJackyでもいいから、早くまっとうな対応をしてくれ。サポート要員がまっとうなサポートをするよう、マイクロソフト中国はしっかり社員教育してくれ。頼む。

五輪期間中のNGサイト接続状況

 …だが、結局繋がらないサイトは、オリンピック期間中もやはり繋がらなかった。政治的なことは到底語りそうにないユルいブログですら、見れないサイトは見れないままだった。見れるようにするはずじゃなかったっけ?

北京の公衆無線LANスポット

 北京で公衆無線LANスポット網を急いで作るらしい。オリンピックのときは無料で、その後、在中国の中国人外国人に向け、有料サービスをはじめるらしい。

 無線LANスポットのカバーするエリアは地図でいうとこんな感じ

北京に精通している人はこっちのほうが分かりやすいかもしれない。

 地下鉄の環状線の上では使えそうで、また北京のアキバ「中関村」でも使えそう。日系企業をはじめとした外国企業が集中する商業地でも使えるそうだ。

 記事では、採用される無線LAN規格はWiFiとWiMaxらしい。また記事によれば

ユーザー名 wxbj1/wxbj2/wxbj3
パスワード wicity

で無料でお試し使用ができるそうだ。

 ところで中国無線LAN規格というと、同国の独自開発規格WAPIという規格があったが、中国製CPUが搭載されたネットワーククライアントやLinuxすら北京市は採用したのに、WAPIを採用しないということは、WAPIは完全に頓挫したのかな、と勘ぐってみる。

中国、Googleアク禁解除で、エロ画像対処は?

 中国のGoogleアク禁解除の話は前回した。

 そこでふと気になったのは、Googleでエロ画像が見れるか、ということ。様々なニュースで言われていることだが、中国はネットにおいても中央政府批判には非常に厳しいスタンスを取っている。そしてそれと同様にエロにも結構厳しいスタンスをとっている。それゆえに、中国にはダイレクトなエロ画像というのは存在してはいけない。あるかもしれないけど。

 Googleのアクセス禁止が解除されたので、英語版Googleに設定し、フィルタリング解除を行い、日本語に設定を戻し、あれこれ、アレな検索ワードを入れて画像サーチする。(もちろん中国から)
 
 するとアレな画像が見れた(中国から)。見れちゃった(中国から)。やばくないか、これ。

 筆者自身も書いてるし、CNET Japanのインタビュー記事で百度のスタッフも言っていたが、中国にはそもそもエロ画像禁止ルールがあるので、フィルタリングの必要がないとのこと。だからこそ、百度日本ベータ版サービスが開始したときに、中国から人海が百度日本を利用しエロ画像を閲覧してウハウハという状況になった。

 その結果は、中国から百度日本をアクセス禁止にするという結果となった。なんたって中国人は日本のエロ画像が好きな人が多い。ならばやっぱり、Googleアク禁解除は一時の夢となるのだろうか。

 

中国のGoogleアク禁解除!

 中国からGoogleを利用したとき、Googleの一部サービスが利用できなかったが、それが使えるようになった。

 中国からアクセスするGoogleの「キャッシュ」「関連ページ」が以前までは、リンクこそあれ、Google中国だろうが、Google日本だろうが、クリックするとNotFoundとなっていた。また「イメージ検索」の結果も、最初の画像数枚しか見れない状況であった。

 今まで何度となくGoogle中国と百度の比較検証記事を書き、そのたびにGoogle中国の一部サービスが利用できないというのを確認していたが、たまたまチェックしたところ使えるようになってるのを確認して、えらい驚いた。上の画像キャプチャのような画面は、中国からの利用ではありえなかったのだ。

 これは一時的なものか、はたまたずっとこのままでいられるのか。。。

 とりあえず筆者は中国での中文WEBサイトの検索を、百度からGoogleに鞍替えしてみる。Googleに足かせがなくなったのだから。

この地図うざくないか?

 百度中国の地図をよく使うのだが、最近これが結構うざくて困っている。

 本来地図サイトの地図は無駄のない白地図のようなデザインがためいいのに、聖火リレーのルートを書いたものだから、うっとうしくて仕方がない。押し付けられている感じがして嫌だ。大震災を考慮し「聖火リレー中止論」を唱えている一部の中国の人も嫌悪感を示すんじゃないか、これ。

 百度の地図はMapbarというところから使っているのだが、そのMapbarにしたって、聖火リレーの地図をデフォルト地図にはしていない。

 なんだかなぁ。。。

中国のモノづくりが日本のそれに迫るかも!と感じるWEBサービス

[E都市]

[都市圏]

これは見た目が斬新な、中国のクォータービューの地図サイトの「E都市」と「都市圏」。見ていただければわかるとおり、建物ひとつひとつがCGで描かれている。しかもおそらく手作業で。

 すごいなと思うのは、各建物建物を忠実に再現し手抜きがないこと。中国の建物は個々が個性をもたそうとしているがそれらを見事に再現している。工事中の区画や、工事がストップしている建物までも再現している。

都市圏のCG

 
上記のリアルの建物

 現在のところいくつかの省都クラスの大都市をサポートしている。都市によってまちまちだけれど、街の中心部が表示できる。

 こういう無駄なまでに精巧なこだわりというのは、日本製品の専売特許かと思ったが、このサイトもしかりなわけで、中国のモノづくりは「たいしたことはない」と一概に馬鹿にはできない。これでほとんどの大都市の地図をつくり、市街地全体をサポートし、地図を継続的にアップデートできたら中国のモノづくりスピリッツもたいしたもんだと思う。逆にそこで途中でギブアップしたら、中国のモノづくりの粘る力はその程度なんだね、と判断できる。つまりは企画倒れか、最後まで作り通すか、どの程度までがんばれるかで、中国のモノづくりに対する粘りというか踏ん張りというか頑張りがものさしとして計れるんじゃないかと思うのだ。

 筆者はこれら2サイトの今後をこれからも見守っていきたい。
 
 
 
 そんな斬新なサイトらがまとまって紹介された記事が、本日発売の週刊アスキーに掲載されている。中国だけじゃなく、世界の面白サイトをまとめているという。筆者は中国担当で、中国に今いるので確認する術はないが、興味があれば書店で手にとっていただければと思う。

Wiiウェアと中国ゲーマー考

wiiware.jpg

 Wiiウェアが今月25日に登場する。

 筆者的に気になるのが、日本のゲーム・アニメなどをいち早く”タダで”欲しい中国のヘビーゲーマーはどうするのか、というところ。

 筆者は自身が日本で購入したWiiを中国に持っていっているが(もちろん、遊ぶのは日本から持っていった正規版ですよ)、バーチャルコンソールをはじめとして、各種サービスを利用するための回線速度がとにかく遅い。比較的ネット利用者の少ない時間帯である白昼で、ようやっと時間をかけてファミコンのタイトルがダウンロードできる。そんなレベルだ。

 その背景として、バックボーンを増強していないから、ではなく、バックボーンの増強のスピード以上に、ネット人口が急増しているというのがある。前の記事にも書いたが、先日2億を超える世界一のネット人口を中国は抱えるようになったが、1億人から2億人へはわずか3年弱で達成しているのである。その一方でバックボーンは3年前の2倍にはなっていないわけで。加えて日本の動画コンテンツの隆盛やら、日中間のビジネスでのファイルのやりとりとか、Skypeとかいろんな理由でバックボーンを使っているのか、とにかく日中間の回線が細い。中国から日本のサイトを見るのに時間を要してしまう。

 で、Wiiウェアだ。新作ソフトを「有料で」「ダウンロードでの配信」となると、今まで「ハードだけ買えばソフトはタダ」の環境が当たり前だった中国のヘビーユーザーはもうWiiウェアの新作タイトルに手が出ないんじゃないかと思う。個人的には、願わくば「えー、このタイトルがWiiウェアだけで出るのかよ、まじかよ~」と海の向こうの海賊版利用者が嘆くような、ナツゲーのリメイクタイトルを投入して欲しい。魂斗羅とかさ。

 嫌がらせみたいな話だが、そうやって中国版のWiiが欲しくなるようなバックボーンを今のうち作っておく必要はあると思う。たとえば中国版のWiiを購入したら中国版のWiiウェアが楽しめますよとか。

 それともやっぱり有料のWiiウェアが詰まった海賊版DVDみたいなのが発売されちゃうのだろうか。Wiiウェアの中国での非公式での動向が気になるところだ。

 ちなみに現在のところ、ネットで見る限り、中国人が一番気になるWiiウェアのタイトルはテトリスらしいよ。

マイクロソフトのストレージサービス「SkyDrive」は中国ではまだNG

 マイクロソフトのオンラインストレージサービス「SkyDrive」が日本でも利用できるようになった。そこで中国在住の筆者が「日本語OSのPCで」「日本で取得したアカウントで」利用できるか試してみた。


 結果はNG。まあ、中国ではサービスが開始されていないのだから妥当なところ。

 「おおっ!これで中国出張のときにファイルをUSBメモリに入れて持ち歩く必要はないぞぉ!!」と少しでも思った人(筆者含む)。それは残念ながら今のところ無理。

無法地帯(?)の中国動画共有サイト

 Impress WatchのInternet Watchで「中国の動画共有サイト「Youku.com」、視聴数が1日1億本を突破」というニュースがあって、「それってぶっちゃけ日本のコンテンツのお陰なんでしょ」ということが2ちゃんねるで話題となっている。

 「このYouke.comとやら、すげーなー、中国のYouTubeなんかな」と思ったアナタ、それは正解でもあり間違いでもある。

 百度が中国で発表したインターネット利用者の動画検索に関しての調査結果によれば、このYouke.comは検索ワードとされた動画共有サイトで第3位となっていて、Youke.comよりもさらに人気のサイトが2つもあるのだ。

 実のところ、その上の2つのサイトも、Youke.comの下のサイトもやはり海賊版コンテンツが蔓延している状態で。ほんと、どうにかこの無法状態はどうにか改善できないのだろうか。北京オリンピックの年だし、ちゃんとしないとまずいぞ、中国。

1月17日10:45追記
一応1位と2位のサイトについてもアドレスと日本語名を紹介しておく。
1位:土豆網(www.tudou.com/) 2位:我楽網(www.56.com) 
早く何とかしないといかんよ、ほんとに。

裁判所が百度は無罪、ヤフーは有罪と判決--今こそ中国の違法サイトを訴えるべき

 中国の検索サイトの多くがmp3検索サービスを行っている。中国ナンバー1検索サイトの百度とヤフーも日本でこそmp3検索サービスは行っていないが、中国じゃ両社とも普通にmp3検索サービスを提供していて、それがEMIとかユニバーサルなどの世界的な大手レーベル連合に「我々のコンテンツへのリンクを消せ。今までのmp3検索サービスで受けた損害を弁償せよ」と訴えられ、裁判沙汰になっていた。その判決がつい先日でて、ヤフー中国のmp3検索サービスはクロ、百度のmp3検索サービスはシロなんて妙な結果が出た。

ソース 中国のMP3検索サービス訴訟、百度とヤフーで明暗が分かれる (日経PC Online

 なんでヤフーはアウトで百度がセーフなのかというと、中国メディアいわく「mp3検索サービスというか、ネットにおけるコンテンツホルダーの権利侵害がNGとなった法律施行の前に百度は訴えられ、法律施行後にヤフーが訴えられたため」なんだそうだ。中国メディアは今回の判決を含め、至極まじめに海賊版について論議している。

 ということは、法律施行後の今なら、ヤフー中国に行った訴訟と同じ筋で訴えれば、ヤフー中国に損害賠償を支払わせるように、中国の違法サイトから賠償金をとれる、と判断できる。そしてまた裁判を起こすことで現地の人々に、日本は中国における日本コンテンツの海賊版問題に取り組んでいる、という圧力を暗に示すことができる。

 やったほうがいいと思うよ。オリンピックを目前に世界中が中国に注目が集まっていて、中国にとっても悪い習慣は早めに処理したいだろうし、中国人にとってもモラル改善を嫌でも考えさせられるだろうし、日本のコンテンツホルダーも賠償金とれて、中国政府が賠償するわけではなく、悪いことをしている中国の私営企業を訴訟を通して正し、「コピー天国」の汚名を少しずつでも挽回してイメージ向上となるわけだから表向きはWin=Winってやつでしょ?ちなみに今回の裁判でヤフー中国が払う賠償金は多数の楽曲の権利侵害で21万元(約320万円)。ものすごく回収できるわけではないけれど、コンテンツホルダーのおこずかいにはなるのでは。

 日本国内で違法ダウンロードが罪になることが話題になっているけど、国内のコンテンツ保護と平行して海外の海賊版コンテンツ提供者にも行動を起こすべき。日本はアウトで海外はセーフなんてやったら、それこそ百度をはじめとした海外の有名企業が日本のコンテンツを勝手に拝借し公開し、それを日本を含む世界のヘビーユーザーが違法覚悟でダウンロードするのではないか。

 アニメなどの日本発のコンテンツを中国などに広げコンテンツビジネスをしようとしている状況だけど、海賊版コンテンツをほったらかすのは「日中友好」とは別の話だし、駄目なものを駄目というのはいいはず。…よくないのかな?実は。
 
 
 
 ということで参考までに、NASDAQや香港証券取引所に上場している企業で、日本のコンテンツファイルを検索サービスを通して日本のコンテンツのダウンロードサービスを提供していたり、日本のコンテンツホルダーとの提携の文字なくコンテンツを晒している著名サイトについてとりあえずリストアップしておきます。日本のコンテンツホルダーの皆さん、これらがNGと判断されたら、ぜひ戦ってください。
 
 
 

百度(NASDAQ: BIDU)


 
 
 
 
 

ヤフー中国(アリババの子会社。1688.HK)


 
 
 
 
 

新浪(SINA)(NASDAQ: SINA)


 
 
 
 
 

捜狐(NASDAQ:SOHU)


 
 
 

P.S.とりあえず何かニュースが飛び込まない限り、これで当ブログの今年の更新は終了の予定です。来年もよろしくお願いいたします。

中国の検索ランキング2007(百度)

百度の2007年の検索ランキングが発表されている。

baidu2007.jpg

 1位が不動のトップの「mp3」(これじゃ違法ダウンロードサイトなくならないぞ)、2位は国民的チャットソフトのQQ、3位が「中国共産党第17回全国代表大会」こと「十七大」。

 1位のmp3と似た系統のものでは、4位の「迅雷」(P2Pダウンロードサイト)も、8位の「視頻」(動画)がランクイン。

 日本だと違法コンテンツのダウンロードで罪になると認知されれば、それでも海賊版コンテンツのダウンロードがやめられないヘビーユーザーを除けばある程度正規版に人々を走らせる補正はできそうだけど、中国はいくら国がだめっていってもこりゃ厳しそうだ。

 一方3位の「十七大」と似た政治系のものでは10位の「和諧社会」(調和のある社会)がランクイン。

 無料コンテンツのダウンロードに積極的というのは想定内だが、そんなに中国のネチズンは政治に興味持っているということは想定外で感心してしまった。

 7位の「基金」とはファンドのことで要は投資信託。この辺は納得。今の中国を反映してるよなあ。

以下の記事もご参考までに。
百度、2006年の検索ワードランキングを発表

人肉サーチエンジン?

 中国のITニュースをみていたら「人肉搜索引擎」という言葉を見つけた。「搜索引擎」は検索エンジン、サーチエンジン、ないしは、検索サイトそのものをいうときもあるので、「人肉搜索引擎」は「人肉サーチエンジン」ということになる。

 なんだそりゃ?まさか文面通り、人肉を探すものじゃあないだろう。百度やGoogle中国を利用してこの単語を調べること数十分、やっとその答えがでた。

 人肉搜索引擎とは、日本でははてな人力検索やYahoo!知恵袋といった、いわゆる人力検索のことを中国では「人肉検索」というのだ。

 とりあえず面倒なので「人肉検索」と呼ばせていただくと、中国におけるこの人肉検索の発祥時期を調べると、2001年にポータルサイトのMOPでこの類のサービスが存在した文献が確認できた。

 日本における人肉検索もとい、人力検索については、はてなダイアリーのキーワードに詳しく載っている。これによると日本では1999年にOKWebがはじめたものだそうだが、いつから日中両国で「人力検索」「人肉検索」と呼ばれはじめたのかは確認できていない(たぶん日本は「はてな」か?)。

 仮に日本が先に「人力検索」を名乗ったならば、中国では「じゃあうちは『人肉検索』で」とかいう流れだったのかなあと。たとえば日本にあった「宅急便」サービスを、中国では「宅急送」と呼んでいるが如く。

 中国だと百度が一番メジャーな人肉検索サービスを提供していて、筆者もときどき調べ物で利用したりするが、中国における人肉検索(人力検索)の回答にしても、百科事典サービスにしても、どっかの文献のコピー&ペーストばかりで自分の言葉を使おうとしないのが日本人としてどうしても気になる。コピーして楽したいという考えは海賊版問題や、新技術開発だけでなく、こういうところにまで浸透しているのかと、ふと思う。

プロフィール

山谷剛史のプロフィール

山谷剛史
フリーランスライター。 中国などアジア地域を中心とした海外IT事情に強い。統計に頼らず現地人の目線で取材する手法で,一般ユーザーにもわかりやすいルポが好評。著書に「新しい中国人」。

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