2011年05月19日 15時09分 [ 市井のIT ] [ 市場 ]
落日の中国電脳街、復活はあるか
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中国の電脳街の閑古鳥の泣きっぷりに磨きがかかっている。平日はおろか休日でも客足は減っている。要因として、オンラインショッピングが普及していること(オンラインショップのほうが安いこと)、都市部でほしい消費者に行き渡っていること、一時期客引きが酷すぎたということが挙げられる。(参考記事 権威失墜する中国のアキバ)
さらにこれにダメ押ししてるなーと思ったのが以下のデータ。中関村在線という大手IT系ポータルサイトの製品ジャンル別注目度調査で、「ノートPC」「デスクトップPC」「モニター一体型デスクトップPC」あらゆるジャンルで「レノボ(聯想)無双状態」となっている。IDEAシリーズの製品が功を奏しているのだろうか、昔はもうすこしライバル会社もがんばっていたのだが、向かうところ敵なしという状況だ。
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ノートPC。注目度シェアはレノボ、ASUS、HP、ACER、DELL、神舟の順。
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デスクトップPC。同シェアはレノボ、HP、DELL、方正、神舟の順。
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デスクトップ一体型PC、同シェアはレノボ、HP、Appleの順。
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ネットブックのみ、ASUSのシェアがトップで、以下レノボ、サムスン、ACER、HP。ただしネットブック自身中国人の関心は薄い。
電脳街のメインは、各PCメーカーの販売代理店だが、ここまでレノボが圧倒的だと、メンツを重視、つまり「どのメーカーのガジェットを持たないと恥ずかしい」という考え方のあるため、電脳街でレノボ以外のメンツにならない製品のメーカーが販売代理店を持つこと自身が意味ないことになる。消費者にメーカーの選択肢を与えていいことではあるが、それがほとんど消費者の為になっていない状況となっているのだ。
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無敵のレノボショップ
中国で人気上昇中のノートPC市場に対しては、ゲームや映像・音楽をも楽しめる中国人向けエンタメノート「IDEAシリーズ」と、今もメンツPCとして健在の「ThinkPad」シリーズをリリースするレノボ。(参考記事「中国での人のステータスはガジェットで決まる」)
先日はThinkPad X1という、またも魅力的な薄型ThinkPad Xが登場したが、これは光学ドライブがないことから中国人向けにウケの悪いモデルであり、世界を対象にした製品だと思っている。電脳街ではPCショップが集まることから何でも売ってそうだが、例えば外付け薄型DVD±Rドライブは、消費者のニーズがないため滅多にみかけない(バッファロー中国はリリースしているが)。
電脳街の目玉のメーカーPCが厳しいため、後は地味なショップブランドPCや、修理屋や中国産インク・トナー店、それに安い海賊版やポータブルプレーヤーやアクセサリ類しか売れなくなる。以前は海賊版ソフトを取り扱っていたショップをときどき取り締まっていたが、最近は電脳街での各ショップの経営の苦しさゆえか、海賊版ソフトの取り締まりはしばらく聞かなくなっている。(先日のBSAの発表によれば、2010年の中国の違法コピー率は78%とのこと)
それにしても客足が遠のく電脳街で、各ショップは地代を払わないといけないわけで、電脳街の縮小は避けられないのではないだろうか。
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