中国リアルIT事情

さっそく中国に転売されるニンテンドー3DS

 日本でのニンテンドー3DS発売を機に中国でも数多くのリアルショップ・ネットショップがニンテンドー3DSの個人輸入版を販売しはじめた。WiiやPS3が発売された2006年末には既に淘宝網をはじめとしたオンラインショッピングサイトは知る人ぞ知るサイトとなっていて、WiiやPS3の転売の主戦場になっていた。定価25000円に対し、中国のショップでは3000元弱(3000元=38000円)で販売している。1台につきマージンが1万円プラスされる感じか。
 
 

淘宝網で3DSで検索
 
 

海賊版ソフト提供や攻略情報で絶大な信用を得るTGBusの店は70個以上販売済み
 
   

文章ベースどころか動画でも発売日の様子が報道されている 
  
  
 
 中国では「海外のゲーム機は販売してはいけない」という通称44号文件(44号文書)がため、日本のゲームベンダーは極めて中国に進出しにくいが、個人の転売に関しては目をつぶっているという状態である。この辺はゲームに限った話ではなく、日本産コンテンツの海賊版が蔓延するジャンル全体に言える。(参考記事:中国の海賊版に日本のゲーム・アニメ・AVは泣き寝入り

 中国でも今後、Nintendo64中国版こと「神遊機」やゲームボーイアドバンス中国版こと「小神遊」やニンテンドーDS中国版こと「iQue DS」をリリースしたiQueからニンテンドー3DS中国版がリリースされると報道されてはいる。
 
 ただiQue DSのラインアップを見ればわかるが、あまりに対応タイトルは少なく、ダウンロード経由による新タイトルをリリースするようになったが、それでは外国のタイトルを(海賊版は好ましくないが)遊んでくれと解釈されても仕方がない。
 
 ニンテンドー3DS中国版はダウンロードタイトルを中心にパッケージソフトを少々提供し、ハードウェアを販売していくのだろうか。


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プロフィール

山谷剛史のプロフィール

山谷剛史
フリーランスライター。 中国などアジア地域を中心とした海外IT事情に強い。統計に頼らず現地人の目線で取材する手法で,一般ユーザーにもわかりやすいルポが好評。著書に「新しい中国人」。

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