中国リアルIT事情

メーカー名かブランド名か


川崎市幸区の東芝科学館。すぐ近くに多摩川がありその先は東京都大田区
 
 

特別展示
 
 
 
 川崎にある東芝科学館で、東芝科学館50周年特別記念企画展「-東芝ノートPC25周年-“できない”から“できる”へ変わった ~未来へ進化し続ける東芝ノートPC~」が開催されている。

 T1100やJ-3100から最新の機種まで様々な機種が展示されているこの企画展、ちょっと気になることがあって行ってきた。気になることとは天板の記載。日本の東芝製ノートPCにはご存知の通り「dynabook」「Qosmio」などノートPCのブランド名が書かれている。
 

日本は御馴染みdynabook表記。 
 
 
 ところが外国の東芝製ノートPCの天板には知っている限り「TOSHIBA」と書かれたものばかりだ。
 
 
ベトナムのカタログ 
 
 

 
 
中国のカタログ
 

 

 
 
 案内してくれた現地係員さんに尋ねると、「アラン・ケイ氏との関係でDynabookの文字は出せない」というのが理由なのだが(結果的に日本で”Dynabook”を使用、日本以外全部不使用というのもアレだが)、とはいえ企業名「TOSHIBA」でなくブランド名「Portege」「Satelite」「TECRA」と書かれた天板があってもいいんではないかと思うのだが


と思っていたら展示物の中にあった。なくはない。

 レアではあるが、ブランド名を小さく書いた製品もある。気になって富士通の中国向け製品を見てみると、メーカー名とブランド名を併記。


 
 日本では誰もが耳にしたことがある企業も、外国では知らない人が結構いるわけで、企業名を見やすい場所に刻み込むというのが大事なのかも。ジアのPC市場で「東芝」はそれなりのブランドではあるが、「Portege」「Satelite」「TECRA」のブランド名はそんなに浸透してない、というかそれよりも企業名をアピールするのが先だよなあと思ったり。日本国内のユーザーのように「Let'sNoteユーザーかあ。で、W?R?」みたいな会話なんて聞いたこともないわけで。

 
 
 東芝科学館での展示は明日29日(土)まで。つまり明日、最終日。

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プロフィール

山谷剛史のプロフィール

山谷剛史
フリーランスライター。 中国などアジア地域を中心とした海外IT事情に強い。統計に頼らず現地人の目線で取材する手法で,一般ユーザーにもわかりやすいルポが好評。著書に「新しい中国人」。

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