中国リアルIT事情

「モンハン最新作(MHP3)の中文版のリリースが遅い!」とクラッカーを人肉捜索で晒し刑


 
 
 
 日本のゲームを常に注目する(1元も投資しない)ヘビーゲーマーが多い中国でも、モンスターハンターポータブル(MHP3)が発売され、日本では店の前に行列ができたことは話題となった。特にプレーヤーとしても使えてクールなデザインのPSP向けにリリースされた、そっくりな(むしろそのまんまの)ゲームが出るほどの人気タイトルなので、MHP3は比較的注目を浴びた。

 人気タイトルならば、中文版が勝手に出るのがよくある流れ。この流れは「データを吸い出す人」「クラックする人」「各文章を翻訳する人」がいて成り立つわけだが、MHP3に関しては、12月1日の発売日前日の11月30日にデータが流出、その日の午後にPSPクラッカーで知られる「大神」と評されるクラッカーによってクラックされた。その「大神」氏が「身分晒し刑」こと「人肉捜索」されたとIT雑誌「電脳報」は報じた。

 大神氏のやり方(良心?)として「発売から7日間はクラック用パッチをリリースしない」とし、MHP3も例外なくすぐには公開しなかったが、これに一部のゲーマーが反発。大神氏をネットで叩くことからはじめ、大神氏の名前、学校、電話番号、住所を暴き出した上に、掲示板上に大神氏の個人情報をアップし、大神氏にMHP3のパッチ公開を迫り脅迫した。

 この事件により、大神氏はゲームのクラックから身を退くことを宣言した。電脳報は同記事の最後で「クラッカーを尊重することは、ゲームを尊重することだ」と締めている。
 
 
 
追記:中国の海賊版に日本のゲーム・アニメ・AVは泣き寝入り
なぜ中国で日本のコンテンツの海賊版は未だに氾濫し、問題が解決されないのか?についての解説
 


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山谷剛史のプロフィール

山谷剛史
フリーランスライター。 中国などアジア地域を中心とした海外IT事情に強い。統計に頼らず現地人の目線で取材する手法で,一般ユーザーにもわかりやすいルポが好評。著書に「新しい中国人」。

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