中国リアルIT事情

中国向けPCのキーボードの刻印の謎


 

使ってないキーボードをひっぱりだした。汚くてすまない! 
  
 
 
 中国語のキーボードは基本英語101キーボード+Windowsキー3個の104キーボードで、日本の106・109キーボードの中国版のようなものはない。PCに最初からついてくるキーボードでも、ひとつ下のエントリーで紹介しているキーボードを多くリリースする双飛燕のキーボードも、マルチメディア系のボタンが付加されているものこそあれ、基本は104キーボードだ。

 ところがいろいろ中国のキーボードを自宅で知人宅で電脳街で見ると一部のキーに漢字が刻印されているものもあるのに気づいた。これは日本語キーボードにおけるカナ入力のための刻印ではなく、一部のキーの英文が何を意味しているかを漢字表記したものだ。たとえばDeleteは「削除」、Insertは「挿入」、BackSpaceは「退格」、Ctrlを「控制」、CapsLockを「大写鎖定」、Spaceを「空格」、PrintScreenを「印屏幕」、PageUpを「上頁」といった具合。Enterは「回車」というのだそうだ。

 現在それらが刻印されているキーボードやキーボードのPCが売られる一方で、刻印されていない製品も多く売られている。前述の双飛燕のキーボードにも、レノボの一部機種にも刻印がされていない。

 困ったことに、各メーカーのWEBでのスペック表をみても、キーボードの記載で漢字が刻印されているか否かが書いていない。気になるなら電脳街や蘇寧電器などの電器屋で実物を確認するしかない。ああ、ひょっとしてほとんどの消費者は刻印されてもされてなくても困ってないのか。

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プロフィール

山谷剛史のプロフィール

山谷剛史
フリーランスライター。 中国などアジア地域を中心とした海外IT事情に強い。統計に頼らず現地人の目線で取材する手法で,一般ユーザーにもわかりやすいルポが好評。著書に「新しい中国人」。

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