中国リアルIT事情

中国で、アク禁サイトを紹介することは問題ない

 
 

 
  
 「グーグルも、中国から、twitterやFacebook同様にアクセスできなくなるかもしれない」
 
 グーグルが中国撤退をにおわせてから、こんな書き込みが多くの感想掲示板で見るようになった。ITライターというからにはFacebookやtwitterを触るべきなのだが、中国からはアクセスできない(裏技を使えばアクセスできないこともないが、非実用的なほど遅い)ために、日本に戻ったときにしか使うことができない。日本人外国人問わず、知り合いから誘われていても何の返答もできないことには、申し訳なさと歯がゆさを感じる。27日の講演で日本に戻る際はすぐにこれらサイトにアクセスしたい。
 
 アクセスが禁止されているサイトだろうが、それらを「世界で大人気のサイト」と、紹介する記事は紙の雑誌の記事、ネットの記事を問わずよく見る。まさに表題の通りである。それは「海外のゲーム機は販売禁止」というルールがありながら、海外のテレビゲームについての月刊誌が販売されている(しかも海賊版CDが付録としてついている)のによく似ている。中国のネット掲示板のやりとりを見る限り、どうしても世界の流行を感じたい中国のインターネット利用者も、ゲーム機と同様に、(テレビゲームで遊ぶ以上に)ゴリ押しで中国からこれらのサイトを利用しているようだ。
 
 たとえグーグルが中国から撤退をしても、中国流ジャーナリズムから海外でのグーグル人気や新動向、新サービスは紹介され続けるだろう。
 
 

米国の人気サイトについての統計だって普通に出ている

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山谷剛史のプロフィール

山谷剛史
フリーランスライター。 中国などアジア地域を中心とした海外IT事情に強い。統計に頼らず現地人の目線で取材する手法で,一般ユーザーにもわかりやすいルポが好評。著書に「新しい中国人」。

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