中国リアルIT事情

中国の調査報告書本は面白い

 最近、筆者は暇があれば書籍の調査報告書を読むことにしているが、強いられたわけではなく、実に面白いのでそれを読んでいる。ネットの記事のほうが遙かに中国人の書き手と日本人の読み手の常識が(まだ)近いから、わりと言葉の違いだけで読んでいける。

 ところが書籍は、検閲した後世に出るものだから、外国語の数百ページの本だから言葉が違って読みにくい、眠くなる、とかそういう次元どころではなく、書かれる文章の前提にある常識が中国の官の常識に沿ったものなので、文章は読めても「おまえは何を言っているんだ?」といちいち文意が不明なシチュエーションに出くわす。その一例が前回の投稿の日本アニメ洗脳論だ。あんな文章が外国語で出てくるのだから、Mな日本人にはたまらない。

 ネットの世界では、ニュース記事のコピーはザラだが、書籍の文章は意外やコピーされていないので、そこにまだ未知の領域がある。なんとか日本人として日本人にわかりやすくかみ砕いて書いた文章が日の目を見るようにしたいと思う。

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プロフィール

山谷剛史のプロフィール

山谷剛史
フリーランスライター。 中国などアジア地域を中心とした海外IT事情に強い。統計に頼らず現地人の目線で取材する手法で,一般ユーザーにもわかりやすいルポが好評。著書に「新しい中国人」。

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