中国リアルIT事情

消費者の金融危機の影響

 中国で著名なIT系ニュースサイト「中関村在線」が「金融危機で液晶テレビ購入の状況が変わったか?」というアンケートをとった。対象は同サイトの利用者。その回答が興味深い。

この12ヶ月で家庭の収入に変化はあったか?
増えた 36.4%   変わらず 33.2%   減少30.4%

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この12ヶ月で購入予定の液晶テレビの予算は?
増えた 31.9%   変わらず 52.8%   減った 15.3%

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これからの12ヶ月で家庭の収入に変化はあるか?
変わらない 58.8%   増える 32.9%   減少する 8.3%
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これからの12ヶ月で購入する液晶テレビの予算は?
増える 31.9%   変わらない 52.8%   減る 15.3%

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 なんとも慎重な日本人と異なり、よい意味でも楽天的な中国人だ。ただ実際のところ、楽天的なのもそうだが、回答者当人に金融危機の影響はまだないのだろう。中国のインターネット利用者の主役は10代から30代半ばの若い世代であり、またその多くが月収2万円に満たない。そうした人々は、外国とは縁のない(外資系企業や外資系企業に委託された工場)とは無縁のところにあり、公務員、準公務員が多く働く地域でのほほんとしているのかもしれない。まだまだ中国は成長率はプラス一桁であり、給料もプラスになって当然、予算を少しくらいオーバーしても大丈夫くらいに思っているのだろう。

 とにかく中国の一般的な消費者への金融危機の影響なんてこんなものである、と筆者も思う。

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プロフィール

山谷剛史のプロフィール

山谷剛史
フリーランスライター。 中国などアジア地域を中心とした海外IT事情に強い。統計に頼らず現地人の目線で取材する手法で,一般ユーザーにもわかりやすいルポが好評。著書に「新しい中国人」。

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