中国リアルIT事情

百度、中国版「紅白」で面目躍如

 中華系国家というか中華系地域で、旧正月こと春節がやってきて、本当に新年を迎えた。

 旧正月を迎える前に中国人民がやることといえば、旧正月の大晦日の中国版紅白歌合戦こと「春節聯歓晩会(略して春晩)」を観ることであり、これがなくては人民にとってのリアル正月を迎えた気にはならないわけだ。

 そんな大事な番組で、今年は百度の広告が出っぱなしだった。YOUKUなどの動画共有サイトで昨晩の「春晩」を観れば(といっても日本からはシャットアウトされてて見えないんだなあ、困ったことに)、その様子が確認できることだろう。また、百度が「春晩」のスペシャルページを開いていることが日本からも確認できる。去年は百度は「春晩」に協力しなかったはずであり、そう考えると去年は何かと同社のビジネス方法に疑問が投げられていたからこそ、今年はイメージアップがために全面協力したのだろう。

 百度は今に始まったことではないが、ケンタッキーフライドチキンとも協力している。中国地場企業である百度は、愛国心強い中国人民に愛されていそうだが、こうしたアピールの積み重ねをしても、意外にもなかなか人民に好きになってもらえない企業のように感じる。レノボもそうだが、またそれについてはいずれ。とにかくいくら中国企業でIT業界のトップを張ろうが、世界に羽ばたこうが、中国の消費者の目は厳しいのだ。


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プロフィール

山谷剛史のプロフィール

山谷剛史
フリーランスライター。 中国などアジア地域を中心とした海外IT事情に強い。統計に頼らず現地人の目線で取材する手法で,一般ユーザーにもわかりやすいルポが好評。著書に「新しい中国人」。

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