中国リアルIT事情

香港でVAIO type Pが最安らしい

 VAIO type Pは、中国でも、中国で未発売ながら、その尖った製品コンセプト・デザインから、早くもIT系ニュースサイトやポータルサイトで紹介されている。

 中国の編集者には、学生時代に日本のアニメやらゲームやらで、自然と日本語の読解力(話すことはできない人も結構いる)を身につけた強者がいて、編集者になった後も、その語学力を生かし、ASCIIやImpressやITMediaをはじめとした日本のIT系サイトをきっちりチェックしている人は少なくない。そんなわけで、日本の各ニュースサイトの情報を我先にと、中国の各メディアは紹介している。

 その中で、Engadget中国版は、世界最安値のVAIO type Pを探すという攻め方で記事を掲載した。それによれば香港がかなり安いようで、VGN-P13GH/Q/Wが6180香港ドルで販売されているという。6180香港ドルは日本円に直すと、手数料など考えればだいたい7万2000円となる。確かに安い!とはいえ、VAIOはソフトウェアと合わせてナンボ、ソフトウェアもVAIOの魅力を引き立たせることにかなり貢献しているので、外国版は安いからといって手は出しにくいですな。

 VAIO type Pは、中国でも通には注目の集まる製品だろうけど、DVDが見れないし、特殊な解像度だし、Atomプロセッサなので、あまり売れないだろうと思う。とはいえ、売れないのはわかっていても、売らなければ「ソニー中国市場を無視している!」とネットで変な噂がたつので、とりあえず出さなきゃいけないんだろうな、と思う。ソニーは中文化などが面倒で大変だとは思うが。

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山谷剛史のプロフィール

山谷剛史
フリーランスライター。 中国などアジア地域を中心とした海外IT事情に強い。統計に頼らず現地人の目線で取材する手法で,一般ユーザーにもわかりやすいルポが好評。著書に「新しい中国人」。

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