中国リアルIT事情

今回の年越しはテレビが滑らかに見れた

 今年、中国生活で始めて日本のテレビが快適に見れた。日本人として、大晦日や元旦やその後の駅伝が見れることは幸せ冥利に尽きる。おかげで中国の奥地から、「ガキの使い」や「行く年来る年」や「駅伝」を見て正月気分が味わえた。(ガキの使い~はなんとも日本的な徹底的に内輪な笑いなので、筆者がゲラゲラ笑うので、中国人が覗き込んでも中国人は何がおかしいのかわからないのだが)

 筆者と日本のテレビが見れる機器のつきあいを紹介したい。最初に購入したのが、ソニーのロケーションフリーの初代機「LF-X1」。厳密には初代機ではないのだが、その前の代は「エアボード」と呼ばれていた。

 はっきり言って、当時の中国ではそれは映るだけの代物で、紙芝居のようにしか映像は動かなかった。でも映るだけでもなんとなく様子がつかめて幸せだった。一度はそれで年を越した。そのときはK-1をこの機器で見ていたのだが、いつの間にかKOされていてよくわからなかった。あれほど行く年来る年に合って、格闘技に合わない機器はそうないと思う。でも今は中国のバックボーンも改善されたので、今なら結構いいのかもしれないが、試してないので正直不明だ。(すまない)

 続いて購入したのは米国製のSlingBoxなる代物。日本ではアイ・オー・データ機器が販売している。これがまぁLF-X1に比べれば、夜のネット混雑時間帯は紙芝居だけど、それ以外の時間帯なら、まぁ動画であり、なんとか見れる機器であった。中国からみるコンテンツが紙芝居から(かろうじてだが)動画になって、それはそれは喜んだ。

 ロケーションフリー「LF-X1」とSlingBoxのどちらかの使用のころ、mobilepressという雑誌で、同種のテレビサーバーを自前で構築するという記事があって、やろうかと試したことがある。しかしどうしても実家にサーバーをおくことから、PCの電源を常時付けっぱなしというのがなかなかできるわけでもなく、断念。

 SlingBoxの次にやってきた、今年の正月のパートナーが、再びロケーションフリーの「LF-PK20」なる機器。これは、もうSlingBoxよりさらに滑らかで、夜のネットビジータイムでも問題なく視聴可能。たまに途切れるくらいで、これまた例によって感動しちゃうわけである。

 外国でも日本のテレビがみれる機器は、リリース頻度は少ないが、新機種が出るたびに一気に改善されていくものだから見逃せない。新機種が出たら、1機種後の機種でも試してみる価値は大アリ。「昔日本のテレビが見れる機械購入したけどよく見れなくて」と愚痴る駐在員の人がいれば、騙されたと思って最新の機種を導入してみよう。今のうちにいっとくけど、本当に騙されたら「すまない」。

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プロフィール

山谷剛史のプロフィール

山谷剛史
フリーランスライター。 中国などアジア地域を中心とした海外IT事情に強い。統計に頼らず現地人の目線で取材する手法で,一般ユーザーにもわかりやすいルポが好評。著書に「新しい中国人」。

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