2009年01月 の記事
2009年01月31日 01時41分
中国レッドレイ(NVD)
痛いニュースでも話題になっているが、青色レーザーが今後の光ディスクプレーヤーのトレンドとなっていく中で、中国はDVD以前(中国ではEVD)で採用していた赤色レーザーを使用した次世代DVD規格「NVD(Next-generationVersatileDisc)」が話題になっている。。で、その初の対応プレーヤーとして中国レッドレイこと「九州高清(九州ハイビジョン)」ブランドのプレーヤーが販売されたことを中国メディアが報じている。
DVDは下位互換で動きつつも、ディスク容量は12GB強というのが興味深い。過去に失敗したEVDは、ハイビジョンな規格であったがDVDと全く同じメディアを使っていたため(つまりPCのDVDドライブで何も細工せずに読めて、コーデックさえあればPC上でEVDコンテンツがみれる)、コンテンツの供給は高値でなくできた。が、NVDはそうもいかんのではないか、と思ってならない。1本も対応ディスクがでなかったなんてオチになったりして。
例によって中国の掲示板では「中国支持!」の書込みもあるけれど、さすがにEVDでの失敗からか、「どうせEVDの2の舞だろ」というコメントもかなり多い。
プレーヤーの発売が開始されたとはいえ、オンラインショッピングサイトでも「NVD」で検索しても、該NVDプレーヤーの販売は確認できず。代わりに普通にNVDで検索すれば、NVIDIAの略として使う人が多数。
とりあえず中国での動向をチェックしたい人は、百度新聞(ニュース)で「NVD」で真実のほどを知るべく検索するといいかも。
2009年01月27日 00時05分 [ 市井のIT ]
百度、中国版「紅白」で面目躍如
中華系国家というか中華系地域で、旧正月こと春節がやってきて、本当に新年を迎えた。
旧正月を迎える前に中国人民がやることといえば、旧正月の大晦日の中国版紅白歌合戦こと「春節聯歓晩会(略して春晩)」を観ることであり、これがなくては人民にとってのリアル正月を迎えた気にはならないわけだ。
そんな大事な番組で、今年は百度の広告が出っぱなしだった。YOUKUなどの動画共有サイトで昨晩の「春晩」を観れば(といっても日本からはシャットアウトされてて見えないんだなあ、困ったことに)、その様子が確認できることだろう。また、百度が「春晩」のスペシャルページを開いていることが日本からも確認できる。去年は百度は「春晩」に協力しなかったはずであり、そう考えると去年は何かと同社のビジネス方法に疑問が投げられていたからこそ、今年はイメージアップがために全面協力したのだろう。
百度は今に始まったことではないが、ケンタッキーフライドチキンとも協力している。中国地場企業である百度は、愛国心強い中国人民に愛されていそうだが、こうしたアピールの積み重ねをしても、意外にもなかなか人民に好きになってもらえない企業のように感じる。レノボもそうだが、またそれについてはいずれ。とにかくいくら中国企業でIT業界のトップを張ろうが、世界に羽ばたこうが、中国の消費者の目は厳しいのだ。
2009年01月23日 12時15分 [ 市場 ]
サムソン、春節に愛中国キャンペーン
春節を控え、サムスンは中国市場に向けキャンペーンを行った。
右上の「愛中国」、上のタイトルバーに「中国人民に愛される企業、中国社会に貢献する企業」はいつものこととして、商戦期となる春節にこうしたキャンペーンを大々的にアピールするのは流石サムスン中国。日本でも市場がでかいんだし、そもそも売ろうとするならこれくらい熱烈キャンペーンをやればいいのに。キャンペーンページはこちら。
肝心のキャンペーンは、各都市での同社製品購入で、どんなお土産がついてくるかという紹介がメイン。落ちてくる家電製品の中からサムスン製品を拾い上げるというゲームコンテンツもある。
2009年01月21日 23時56分 [ 市場 ]
香港でVAIO type Pが最安らしい
VAIO type Pは、中国でも、中国で未発売ながら、その尖った製品コンセプト・デザインから、早くもIT系ニュースサイトやポータルサイトで紹介されている。
中国の編集者には、学生時代に日本のアニメやらゲームやらで、自然と日本語の読解力(話すことはできない人も結構いる)を身につけた強者がいて、編集者になった後も、その語学力を生かし、ASCIIやImpressやITMediaをはじめとした日本のIT系サイトをきっちりチェックしている人は少なくない。そんなわけで、日本の各ニュースサイトの情報を我先にと、中国の各メディアは紹介している。
その中で、Engadget中国版は、世界最安値のVAIO type Pを探すという攻め方で記事を掲載した。それによれば香港がかなり安いようで、VGN-P13GH/Q/Wが6180香港ドルで販売されているという。6180香港ドルは日本円に直すと、手数料など考えればだいたい7万2000円となる。確かに安い!とはいえ、VAIOはソフトウェアと合わせてナンボ、ソフトウェアもVAIOの魅力を引き立たせることにかなり貢献しているので、外国版は安いからといって手は出しにくいですな。
VAIO type Pは、中国でも通には注目の集まる製品だろうけど、DVDが見れないし、特殊な解像度だし、Atomプロセッサなので、あまり売れないだろうと思う。とはいえ、売れないのはわかっていても、売らなければ「ソニー中国市場を無視している!」とネットで変な噂がたつので、とりあえず出さなきゃいけないんだろうな、と思う。ソニーは中文化などが面倒で大変だとは思うが。
■中国でNetbookは注目されたのか?
■Netbookは中国では受け入れられない
2009年01月20日 12時20分 [ 市場 ]
チャット利用者数が相変わらず半端ない

中国のリサーチ会社「iReserch」が行った、チャット(インスタントメッセンジャー)利用者数の最新統計によれば、2008年末の時点で、2億1000万人がインスタントメッセンジャーを利用しているという。ちなみに中国ネットの大本営であるCNNICの発表によれば、3億人弱いる中国のインターネット利用者の75.3%にあたる2億2400万人が利用しているという。
また、チャットソフトで最も人気のQQを提供するTencent社の2008年度第3四半期の決算報告書をみると、なんと、アカウント総数は8億5620万、アクティブアカウント数は3億5510万、同時オンライン数総数は4530万、有料サービス利用者数は3030万だというから、その規模にはただただ驚くばかり。
筆者のASCII.jpでの連載の2007年3月末の記事で、中国でのチャットの普及率の高さと、チャット文化やWEBカメラの普及について紹介した。そのときのチャット利用者数が1億4000万人で、この2年弱の間で、7000万人ほど増えていることになる。中高年の利用者の増加で利用率は下落しているが、まだまだWEBカムはデフォルトのPC周辺機器として今後も安定して売れていくのだろうなあと思う。
2009年01月16日 13時35分 [ ニュース ]
グーグル対人民解放軍
先日の新聞でおもしろいニュースを発見したので紹介。中国の「解放軍報」によれば、人民解放軍の偽装プログラム担当の王氏が「グーグルアースは軍施設が見られて、スパイに好都合なツールであり驚異」とした上で「あらゆる角度から、グーグルアースから見られないようにするための偽装を研究する」と発表。民間の技術レベルの技術はあまり高くなく、せいぜいレノボ(中国)や百度程度なのだが、政府関連の技術レベルは、場所によってはロケットが飛ばせるほど何気に技術レベルが高い。そんなわけで、グーグルアースと人民解放軍のいたちごっこが今後見られるかも。
2009年01月14日 23時31分 [ ニュース ]
今後の中国を占う試金石
asahi.comですごく興味深いニュースがあるので紹介。
この先がすっげー気になる。ネットの記事を出したままにするか、記事を隠蔽するか、学者らを処分するのか、しないのか。朝日ってネットよく利用する人の一部からは「アカヒ」とか言われて叩かれがちだけど、最近の朝日新聞の中国関連のニュースは、心臓に毛が生えているというか、尊敬するほどいろいろ特ダネを掲載していてちょっと好きだ。
中国のソースも載せとく。消えるかもね。でも筆者の連載の記事に書いたとおり、ブワーッとブログや他サイトに全文コピペで拡散するかもね。ソースが消えても見れちゃう百度のキャッシュ対策どーすんだろうね。
2009年01月13日 13時09分 [ 筆者自身のこと ]
中国ネット通販を語る講演のお知らせ
日本郵便主催の「ダイレクトマーケティングフォーラム2009」で講演を行います。
2009年3月3日(火)・4日(水) 、場所は東京ステーションコンファレンス 5・6F(JR東京駅直結 サピアタワー内) にて。日程表はこちら。2日目(4日水)午後のトップです。 詳細はこちら。
入場料は前売りで4000円だそうです。質疑応答もあるようなので、山谷の話を一度聞いてみよう、と思う人は来てみるといいかもしれません。
2009年01月09日 18時17分 [ 中国的製品 ]
いまさらな「年を振り返る話題」ではありますが
「今年を振り返る記事」がいろんな媒体から出てくる季節は日本であれば間違いなく年末なのだが、中国では年末と年始にバラける。正確には、年末にはメディアで振り返る記事が出て、年始にはバックナンバーを圧縮した縮刷版が発売される。
中国では年の初めだけでなく、下半期の初めに、パソコンの週刊誌と隔週刊誌の縮刷版が発売される。「中国のメディアってどんなのだろう」と気になったなら、これを買ってみるといいんじゃないだろうか。普通の雑誌はAmazon中国で売っていないが、縮刷版なら売っているぞ。
計算機応用文摘
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でも、日本の雑誌のように、ある号に、過去の全ページのデータがPDFで入っているほうが個人的にはありがたいが、そういうのはない。中国人はこういうスタイルに慣れているのか、それともデータだからいともあっという間にコピーされるからだろうか。
2009年01月06日 22時03分 [ 中国的製品 ]
中国であの次世代DVDが登場
中国では、中国独自の次世代DVDとして、EVD(EVD2)と、これから出るらしい中国版HD DVDことCBHDが虎視眈々と中国市場を狙っている。
ところが現在最も中国で普及している次世代DVDはブルーレイであろう。PS3発売以降、断続的に日本や米国のPS3が個人輸出で流れ、非正規流通しているため、元々密かにブルーレイプレーヤー所持者は中国に多い。PS3に続いてソニーは中国向けにブルーレイプレーヤーや、ドライブを搭載したVAIOノートを投入、さらにパナソニックがプレーヤーを出し、ASUSがPC向けドライブを出したもんだから、それだけでもブルーレイが2歩も3歩も前を進んでいるのだが、さらにさらに、中国メーカーから初のブルーレイプレーヤーがリリースされたというニュースが昨年末に報じられた。

EVDは正直終わっている規格であるにしても、CBHDプレーヤーが年内に出るぞ出るぞと報じられていて、「初の中国産CBHDプレーヤー」のお登場を首を長くしてチェックしていたらまさか、「初の中国産ブルーレイプレーヤー」が登場するとは。伏兵にやられた気分だ。
こうなると、海外市場も考えて、中国の家電メーカーが次々とEVDたCBHDから離反し、それよりは売れそうな儲かりそうなブルーレイプレーヤーに走っていくのではないかと思う。1中国メーカーがブルーレイプレーヤーの販売というトリガーを引いたことで、雪崩のように猫も杓子もブルーレイプレーヤーを売りそうな気がする。こんな記事を昨年末に書いてしまったが、早くも決着はついたかも、なんて思ってしまった。
ちなみにこの製品、1999元(約26000円)という値段の安さを武器にしている。とすれば、今年は中国のメーカー発の安価なブルーレイプレーヤーがアキバに並ぶということもあるかもしれない。
いや、この機種よりもむしろブルーレイチップが登場することによって、ノンブランドブルーレイドライブが出ることに気をつけるべきか。安価な書き込み可能なブルーレイドライブが出れば、ブルーレイビデオの海賊版も出てくるし、PS3の海賊版も出てくるだろう。その結果は一気に中国でブルーレイが普及するだろう。風が吹けば桶屋が儲かるってほど奥深い話じゃないが。
2009年01月04日 11時06分 [ 市場 ]
金融危機、なんですか?な話
これ、正月に行った中国内陸部のデパート。3割引き半額当たり前の大バーゲンで、すごい人混みだった。また、家電量販店もまた元気元気。
これだけ見る限りは消費者には金融危機の影響はなさそうだが、はてさて。
2009年01月03日 23時50分 [ 筆者自身のこと ]
今回の年越しはテレビが滑らかに見れた
今年、中国生活で始めて日本のテレビが快適に見れた。日本人として、大晦日や元旦やその後の駅伝が見れることは幸せ冥利に尽きる。おかげで中国の奥地から、「ガキの使い」や「行く年来る年」や「駅伝」を見て正月気分が味わえた。(ガキの使い~はなんとも日本的な徹底的に内輪な笑いなので、筆者がゲラゲラ笑うので、中国人が覗き込んでも中国人は何がおかしいのかわからないのだが)
筆者と日本のテレビが見れる機器のつきあいを紹介したい。最初に購入したのが、ソニーのロケーションフリーの初代機「LF-X1」。厳密には初代機ではないのだが、その前の代は「エアボード」と呼ばれていた。
はっきり言って、当時の中国ではそれは映るだけの代物で、紙芝居のようにしか映像は動かなかった。でも映るだけでもなんとなく様子がつかめて幸せだった。一度はそれで年を越した。そのときはK-1をこの機器で見ていたのだが、いつの間にかKOされていてよくわからなかった。あれほど行く年来る年に合って、格闘技に合わない機器はそうないと思う。でも今は中国のバックボーンも改善されたので、今なら結構いいのかもしれないが、試してないので正直不明だ。(すまない)
続いて購入したのは米国製のSlingBoxなる代物。日本ではアイ・オー・データ機器が販売している。これがまぁLF-X1に比べれば、夜のネット混雑時間帯は紙芝居だけど、それ以外の時間帯なら、まぁ動画であり、なんとか見れる機器であった。中国からみるコンテンツが紙芝居から(かろうじてだが)動画になって、それはそれは喜んだ。
ロケーションフリー「LF-X1」とSlingBoxのどちらかの使用のころ、mobilepressという雑誌で、同種のテレビサーバーを自前で構築するという記事があって、やろうかと試したことがある。しかしどうしても実家にサーバーをおくことから、PCの電源を常時付けっぱなしというのがなかなかできるわけでもなく、断念。
SlingBoxの次にやってきた、今年の正月のパートナーが、再びロケーションフリーの「LF-PK20」なる機器。これは、もうSlingBoxよりさらに滑らかで、夜のネットビジータイムでも問題なく視聴可能。たまに途切れるくらいで、これまた例によって感動しちゃうわけである。
外国でも日本のテレビがみれる機器は、リリース頻度は少ないが、新機種が出るたびに一気に改善されていくものだから見逃せない。新機種が出たら、1機種後の機種でも試してみる価値は大アリ。「昔日本のテレビが見れる機械購入したけどよく見れなくて」と愚痴る駐在員の人がいれば、騙されたと思って最新の機種を導入してみよう。今のうちにいっとくけど、本当に騙されたら「すまない」。





