中国リアルIT事情

日本語能力検定試験(JLPT)2008

 日本語能力検定試験が昨日の午前中行われた。

 失礼ながら現実の話として中国人がテストとくればカンニングとくる。Wikipediaでカンニングを見ても、「中国 カンニング」で検索しても、多数の事例が確認できる。最も中国のカンニングに注力した記事では、日経ビジネスオンラインの北村豊氏の連載記事が一番詳しい。

 で、昨日の試験。予想通りというか、試験を受けに行った知り合いの受験者から、それこそ隣で電子辞書を試験官が見回りに来ないときにバリバリ使っていたという報告を受けた。電子辞書、中国人にとってはまともなのは平均月収並なのに良く持ってるよね。

  さらに、用紙は回収され、日本語能力検定試験のポータルページに過去問もその解答もないにも関わらず、さっそく中国の日本語学校のページでは問題と解答速報が出ている。さては試験中にこっそりとデジカメのフラワーモードで問題を撮ったとか、堂々と持ち帰ったとか。

 ちなみに、日本語能力検定試験を実施する日本国際教育支援協会(JEES)によれば、持ち帰ることとはNG。過去問は専用の本を買え、とのこと。

 
 
 
 ひょっとして中国最大のヤフオクのようなサイト「淘宝網」で、「JLPT」で検索したらなんか売っているのかな、と検索してみると、

 「代理で試験会場を押さえます」「テストに合格するための秘訣」「お手製の過去問」とかいろんなものが売りに出されていた。

 中国に片足以上突っ込んでいる人ならわかるが、中国人には中国人的合理主義があり、多くの中国人はそれを日常的に実践している。悪いことをしてもOK、とりあえずやっちゃおう。バレたらバレたで考えるという考え方である。パチモンしかり、バレたらトンズラしちゃおう、みたいな。テストもまたしかり。

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プロフィール

山谷剛史のプロフィール

山谷剛史
フリーランスライター。 中国などアジア地域を中心とした海外IT事情に強い。統計に頼らず現地人の目線で取材する手法で,一般ユーザーにもわかりやすいルポが好評。著書に「新しい中国人」。

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