中国リアルIT事情

中国ニセケータイ「山寨機」の気になる動き、その2

 前回の記事に続いて、気になる中国発ノンブランドケータイこと、山寨機の話題をもうひとつ。

 今までは、山寨機というと、「スニーエリクスン」とか「スムスン」「ソムサン」「マトローラ」といった一文字違いのインチキブランドを名乗ったり、iPhoneもどきを作ったり、と日本から見れば「そりゃひどいね」と、第三者の立場で見ることができた。ところが最近、「AQUOSケータイもどき」(中国の山寨機ファン曰く)が登場したのだ。

 これらはまだAQUOSケータイを名乗っていないが、将来「SHARAP製のAOUQSケータイ」なんて出ちゃった日には、中国国内や、中国から輸出した結果、パキスタンをはじめとした外国で、「AQUOSケータイってこんなもんなんだ」と、ニセモノによってブランドイメージが傷つけられる可能性もある。

 中国では高所得者の間でひそかに日本で発売されている携帯電話が人気であることから、さらにニセNEC製ケータイとかニセ富士通製ケータイとかニセカシオ製ケータイとか、いろんな製品に波及していく可能性も否めない。そんなわけで、AQUOSケータイもどきが今後の日本ケータイをパクる流れになる礎にならないかと少々心配だ。

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プロフィール

山谷剛史のプロフィール

山谷剛史
フリーランスライター。 中国などアジア地域を中心とした海外IT事情に強い。統計に頼らず現地人の目線で取材する手法で,一般ユーザーにもわかりやすいルポが好評。著書に「新しい中国人」。

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