中国リアルIT事情

2008年08月 の記事

ロケフリからSlingBox、そしてまたロケフリ

 いまさらながら、ソニーのロケーションフリー「LF-PK20」を購入し、日本において、中国のPC端末から見れるようにした。以前使用した製品に比べて、常に滑らかに見れて大変よい!そんなわけで中国在住日本人にはかなりおススメの製品だ。買っとけば、格段に幸せになるぞ!

 で、以前使用した製品についても、おまけ程度の内容のうえに文章はいいたいことより長いので、それは右下の「続きを読む>>」をポチッとな。


続きを読む>>


マクロミルがアク禁→アク禁解除

 アンケートでポイントを貯めて、景品や現金や他のポイントに交換できるマクロミルが、今月の初めあたりから中国でアクセス禁止となり、アンケートに答えられなかったのだが、昨日今日になって、急にまた中国からアクセスできるようになった。何が原因なんだろうね。

 中国によくいく身としては、航空マイルに換えられる、そうしたアンケートサイトやポイントサイトは筆者にとって必需サイト。そんなわけで筆者は陸(おか)マイラーでもある。

愛国者、中国全土で不人気の傾向

 GPSデジカメや、デュアルコアデジカメをリリースした、中国の周辺機器メーカー愛国者が苦境に立たされているようだ。中国の大手IT系ニュースサイトの中関村在線調査研究センターの調査報告でわかった。(ニュースソース

 この報告では、同サイト利用者のデジカメメーカーへの注目度を、華北、華東、華南、華中、東北、西北、西南の7地域別で分けて分析している。母数にしても、北京や天津のある華北、上海周辺の華東、広東省がある華南で全体の7割弱を占めていて、経済力のある3地域が、デジカメ市場を現状では牽引している。(というのが1ページ目の説明)

 で、各地域ごとに見てみると、愛国者が興味のあるデジカメメーカーでベスト10に入ったのは、消費者があまりお金持ちでない、華中(武漢が中心都市)と東北(大連とかハルビンとかがある地域)で、かろうじて10位に入っていて、それ以外の地域では圏外になっている。ちなみにどの地域でも1位がキヤノン、2位がソニー、3位がニコン。4位が華南がサムスンであるのを除いては富士フィルム。(というのが2ページ目の説明)

 北京、上海、広東省を見てみても、やはりキヤノン、ソニー、ニコンの3強体制は変わらず、愛国者は圏外。しかも先月までは西南や西北の内陸部でも10位以内に入っていたのに、今月両地域に圏外に転落。愛国者は競争力を高めないとまずいぞ(というのが4ページ目の説明。3ページ目の説明は2ページ目と重複するのでパス)。

 そんなわけで、性能の弱さをどうにかフォローする製品を出していた愛国者だが、それでも正念場に立たされている様子。中国の消費者の大半に見捨てられても、愛国の旗を掲げ、中国唯一のデジカメメーカーの火をともし続けるか、現実的に判断して退散するか。愛国者の明日はどっちだ?

五輪期間中のNGサイト接続状況

 …だが、結局繋がらないサイトは、オリンピック期間中もやはり繋がらなかった。政治的なことは到底語りそうにないユルいブログですら、見れないサイトは見れないままだった。見れるようにするはずじゃなかったっけ?

愛国者、GPS付デジカメをリリース

aigo-gps-camera.jpg

 中国の周辺機器メーカーにして、唯一のデジカメメーカーとなった愛国者の最新デジカメDC-P1を紹介したい。

 そもそもカメラメーカーの出身ではない愛国者が、日系カメラメーカーやサムスンやコダックに写真画質で勝てるわけもなく、そこで「処理するCPUがデュアルコア」を謳ったデジカメを出したのだが、デュアルコアデジカメに続く愛国者のデジカメが、GPS付ケータイ「DC-P1」だ。

 文字通り、一見すればデジカメ(820万画素、顔認識もあるぞ)だが、内蔵するGPSを利用して、位置情報を写真に入力するだけでなく、背面のタッチパネル式モニターでカメラ内臓の地図ソフトを触ることができる、まさに2in1な代物。愛国者は生き残るために、自分の立場を知り、GPSが人気という中国のニーズを認識していると思う。値段は約48,000円(3000元)。フラッグシップモデルだ。

 ところが、この製品のレビュー記事を読んだ読者は辛口だ。感想欄を見ると、愛国者の開発担当者が同社を辞職したくなる(とかくと大袈裟だが)ほど酷評だ。

・愛国者はデジカメ事業から撤退することを勧める。使えさすぎ。
・国家の金をもっと有効なことに使おう。
・各部品は輸入品のくせに何が国産だ。
・中国を支持したくないのでなく、この製品ひどすぎ。

というわけで、もはや国産で愛国を謳っても、それはいまや中国ですら売り文句にはならない中国発の規格だってしかりだ。

中国でのiPhoneの販売

 中国では、中国未発売の製品を日本からだろうが欧米からだろうが、現地の華僑や留学生と提携して、中国に個人輸入して売る習慣がある。中国国内の法で、テレビゲーム売っちゃだめとか言ってもなんのその。(関連記事 AQUOSケータイから見た中国ビジネス

 個人がオンラインショッピングサイト(淘宝網とか)で販売したり、小さな商店で販売したりするのが、そうした中国非流通の「裏モノ」を扱うハウツーだと思っていた。

 ところがつつましく販売すると思いきや、大胆にも地域のIT製品の総代理店クラスの大きな会社までもが販売していた。なかなか堂々としている。販売されているのは、タイトルの通り、中国未発売のiPhone(初代)。まったくもって大胆でよくやると変な意味で感心する。ちなみに総代理店とはこの記事で紹介している店。

アップル中国のページ。iPhoneは販売されていないので、当然紹介されていない。


一方、総代理店では・・・


売られてないはずのiPhoneが堂々と販売されている。中文版にとか改造されてたりして。

中国3G、人気が徐々に低下

 以前のASCII.jpの連載「中国IT小話」で書いた「北京・ハイテク五輪の代名詞「TD-SCDMA」の本当のところ」で、中国国産3GのTD-SCDMAがイマイチ人気がなく、出だしでつまづいていることを書いた。

 TD-SCDMAの人気のバロメータのひとつとして、CNET Chinaのアンケート結果を見ると、これが実によくわかる。多少上記の記事と重複はするが、ビジュアルで見てみよう。(時間のとりかたがばらばらでスイマセン)

7月13日
cnet-3g200807_1.jpg

これを訳すと、「どの3Gケータイが買いたいですか?」
・TD-SCDMA、当然中国の技術を支持しますよ! 30.34%
・WCDMAを支持します。iPhone使えるかも! 6.01%
・中国電信がいいね。だからCDMA2000を支持! 48.36%
・3Gは成熟してないから、まだ買いたくない 5.15%
・複数の3Gをサポートするケータイがほしいね 0.55%
・標準はなんでもいい。安ければそれを選ぶよ 9.59%

これがその後は現在に至るまでに以下のようになる。

続きを読む>>


妙なi-podもどき?のケータイを発見

 mp3プレーヤーメーカーで知られる「紐曼(Newsmy)」が、iPodやらiPhoneやらのエッセンスを無理やり詰めた、妙な携帯電話をリリース(※2)したようだ。これはiPhoneならiPod-phoneか。

以下はその広告。IT系雑誌より。

※1 このメーカー、以前にもmp6なるよくわからぬ製品をリリースしている。
※2 メーカーWEB内に製品紹介ページはまだない。こういったことは茶飯事。

Google中国が音楽検索サービスに進出

 今日、Google中国がmp3検索サービスを提供することを発表した。中国でmp3検索というと、まず百度が思いつく人もいるだろうとは思うが、Google中国はこれに追随することになる。

 その方法だが、提携した巨鯨音楽網と提携し、巨鯨音楽網内のファイルを検索するという方法で、著作権問題を解決したとのこと。


[8月7日 17:00追加]
 いつまでたっても、Google中国のページで音楽検索の機能が追加されない。中国から中国語のOSでグーグル中国にアクセスしてもやはり見当たらない。(あるよ、という人がいればぜひツッコミよろしく)

 しかたないので、巨鯨音楽網で音楽ダウンロードが可能かどうかをチェック。身近な邦楽を探してみた。邦楽は「音楽地図」→「日本東京」を選ぶと、最後に和服美人と富士山の画像が登場し、そこで出る「再生ボタン」を押すと、あれやこれや邦楽が出てくる。

 各曲には「¥1」と書いてあり、一見すれば1元(約16円)払えばよさそうだが、実際はダウンロードも視聴もタダときた。これ、ヤバいと思ったコンテンツベンダーはグーグルに文句言ったほうがよさそうよ。

孫正義氏、熱く中国で語る

 孫正義氏が、浙江省杭州で開催されている第2回「APEC亜太中小企業峰会」というイベントに参加し講演を行った。(オフィシャルページ

 なんで杭州で開催かというと、ソフトバンクが大株主のアリババが中心となって開催しているイベントで、アリババの本社が杭州にあるため。

 孫氏の講演の全文はオフィシャルページで中文で読めるが、かいつまんで要点だけリストアップするとこんな感じだ。

・NTTをライバル
・孫氏自身は20歳からの50年で夢を実現させ、60歳にはバトンタッチする
・現在50歳。残りの10年でアジアナンバー1の、そして世界一のモバイルインターネット企業になりたい
・ソフトバンクモバイル設立から現在までの話
・ケータイによるインターネットが、PCによるインターネットを超える

オフィシャルページには書いていないが、
23代前の祖先は中国人
というコメントもしている。

 Wikipediaの孫氏のところで書いてないから、追記するといいかも。

 

ニセモノケータイが流通しているという話

 今年の春頃からだろうか、中国のIT系メディアで「山寨機」という言葉を頻繁に見るようになった。この山寨機とは、タイトル通り、ノンブランドの、それこそ名もない工場が作り出したような、手作りケータイのこと。これが安いし、どっかの著名ケータイのそっくりさんなもんだから、消費者の一部はコピー品を喜んで手に入れて、これが中国メーカーのシェアを下げている。

 この山寨機について、ある程度情報を集めたら記事にしようと思ったら、早くもNikkei BP Business Onlineの「世界鑑測 北村豊の「中国・キタムラリポート」 」で山寨機について紹介したコラムが登場した。ぶっちゃけ読みやすいので、山寨機を知りたければとりあえずこれを読んでみるべし。

 それだけだとアレなので、いくつかネット利用者の意見を紹介。中国最大のポータルサイト「新浪(Sina)」は、山寨機についての特集記事を掲載。読者に対してアンケートを行っている。そのアンケート調査結果(当ブログ記事執筆時点)を紹介しよう。

「山寨機を使ったことがある?」
1 ない(63.9%)
2 ある(36.1%)
(※3分の1以上いる!)

「山寨機は購入対象となる?」
1 なる(68.06%)
2 ない(31.94%)
(※買う人は買う、買わない人は買わないってことか)

「山寨機ってどうよ?」
1 合理的。あるべき(77.91%)
2 違法。なくせ(12.83%)
3 よくわからない(9.25%)
(※コピー天国といわれる土壌のあるところだけはある?)

「山寨機のいいところって?」
1 安い(78.54%)
2 機能がいい(16.08%)
3 外観がクール(3.61%)
4 その他(1.78%)
(※要は安けりゃいいのね)

前の月:

2008年07月

次の月:

2008年09月

プロフィール

山谷剛史のプロフィール

山谷剛史
フリーランスライター。中国などアジア地域を中心とした海外IT事情に強い。統計に頼らず現地人の目線で取材する手法で,一般ユーザーにもわかりやすいルポが好評。

新着エントリー

カレンダー

<< 2008年08月 >>
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

カテゴリー

アーカイブ

RSSフィード

RSSフィード

RSS2.0 フィード
Atom
中国リアルIT事情 の更新情報はこちらをご利用ください