中国リアルIT事情

ニュースで見る日本人と中国人の考え方のヒント

 ITのニュースってわけではないのだが、中国広東省の開平という町でレイプ事件が起きた。

 日本であればScaryBlogでそのニュースは見ることはできるが、写真付で処理済みの写真ではあるが、いかんせん社内で見てしまうとまずいかもなので、とりあえずScaryBlogの文章を引用する。

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今月の10日、17歳の少女を同級生の男子生徒4人が輪姦(集団強姦)、そして女子生徒7人が虐待、暴行する様子を7分にも渡り撮影した映像が、最近になって頻繁にネット上にアップされていると中国のポータルサイトが挙って報じた。(以下略)
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 というわけで、それでも見れる人はリンクをクリック。 

 で、なんでこんな話をここで書いたかというと訳がある。

 実は知り合いの中国著名ポータルサイトで働く中国人の知人が、この事件を紹介し、「日本人と中国人の感想コメントの違いを教えて欲しい」という問題をふってきたのだ。

 そこで上記のScaryBlogの下のほうのコメントと、網易のニュースコメント欄を見比べてみた。

 日本人のコメントの傾向をみると、中国だから~だというのは抜きにすると、「いじめの被害者側のことを考えると、許せない。とても観れない。かわいそう。加害者を殺したい」っていうのが多数派の意見といえる。言い方を換えれば「読者自身が被害者の状況を想像して、恐ろしがっている」ともいえる。

 一方で中国人のコメントの傾向はどうだろう。「加害者は殺せ、新聞は問題、教育の問題」というのが多数派だ。

つまり
中国人の多数の意見は「犯人は悪いことをした。悪い背景を罰するべき」
日本人の多数の意見は「自分自身が被害者の状況を考えると恐ろしい」
という考え方になっているわけだ。

 こうした視点で中国人と日本人を比較すると、考え方の違いがわかって面白い。筆者が情報を提供した某ポータルサイトがどんな分析記事を出すのかちょっと楽しみである。

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プロフィール

山谷剛史のプロフィール

山谷剛史
フリーランスライター。 中国などアジア地域を中心とした海外IT事情に強い。統計に頼らず現地人の目線で取材する手法で,一般ユーザーにもわかりやすいルポが好評。著書に「新しい中国人」。

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