中国リアルIT事情

百度(Baidu)の戦略

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 百度(Baidu)のスタンスについて考えた。

 百度が中国で消費者にウケてブレイクしたのは、mp3検索だ。この辺はWikipediaの記事での見解もそうだし、筆者自身の見解にしても、はじめに中国で海賊版のmp3ファイルがアップロードされはじめて、mp3プレーヤーが売れ始めて、それでmp3検索が出たのだから、海賊版mp3ファイルを探すツールとして出したんだよね、と思っている。

 一方百度が日本で消費者にウケてブレイクしたのは、イメージ検索だ。アダルトフィルタをつけたものの、デフォルトでオフにしているのがmp3検索をリリースした百度らしい。

 日本では著作権がうるさいからmp3検索をリリースしなかった。一方アダルト画像については、それほどうるさくないからか、デフォルトでフィルタリングなしのイメージ検索をリリースした。

 一方中国では著作権がうるさくないからmp3検索をリリースした(アダルト画像はそもそも中国では規制されてないようなものだからこれとは関係ないが)。mp3検索の中国での是非についてだが、中国では最高裁にあたる機関が「著作権侵害にあらず」と判断を下しているので合法サービスだ。

 ということで、スレスレの、人によっては魅力的なサービスを各国の状況に応じてリリースして客集めをしているのが、百度の戦略のひとつと筆者は判断している。

 …と、キラーサービスとは別に検索能力をひたむきに研究し向上するスタンスは全く没問題。ライブドアが百度の検索エンジンを採用するのは、全くもって面白くてよいことだ。

Alexa 百度中国
Alexa 百度日本
中国系の検索サイト「百度(Baidu)」、動画共有サイト「優酷網(Youku)」が日本でも人気上昇

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プロフィール

山谷剛史のプロフィール

山谷剛史
フリーランスライター。 中国などアジア地域を中心とした海外IT事情に強い。統計に頼らず現地人の目線で取材する手法で,一般ユーザーにもわかりやすいルポが好評。著書に「新しい中国人」。

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