中国リアルIT事情

著作権、破られるほうは中国でも結構必死



マンションの敷地内に打たれた「著作権を尊重し、写真は撮るな」の杭
 
 
 
 「中国=コピー天国」とよく言われ、パクるほうばかりにフォーカスがあたるが、実はパクられるほうは結構必死だ。これは中国がWTOに加入し、国際的に脱海賊版の圧力がかかる前からずっとそうだ。

 「店内で/敷地内で写真を撮る」人は、産業スパイという印象がある。産業スパイというとものものしいが、要はライバルの業者が、勉強のためにたとえば店内の商品の陳列や、敷地のデザインなどの写真を撮って、それをまんまパクるということだ。パクったほうは、より安く自分らの店や建物でそれを実施するので、撮られたほうは不利になる。

 東洋人である日本人の外見は、多民族国家の中国の人民から見れば同じに見えるので、店内など撮ってはならぬ場所で写真を撮ったのがばれて、ガードマンや店員に捕まった日には、中国語でこっぴどくしかられる。

 これから北京五輪ということで、北京のいろんなレポが出るだろうが、取材に行く撮影者(北京五輪観戦する人も)は写真が原因で変なトラブルに巻き込まれないよう注意されたし。

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プロフィール

山谷剛史のプロフィール

山谷剛史
フリーランスライター。 中国などアジア地域を中心とした海外IT事情に強い。統計に頼らず現地人の目線で取材する手法で,一般ユーザーにもわかりやすいルポが好評。著書に「新しい中国人」。

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